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No.4118
雨降山 770.9m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
テンキチョウ 地形図 下市萱

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山行期間 2008年8月28日
コースタイム 林道雨降山線・登山口(9:33)→雨降山(10:12,10:15)→林道雨降山線・登山口(10:37)
写真
林道雨降山線から入る 目印に荷造りテープが付いている
微かな踏跡がある 尾根伝いに境界杭もある 所々笹に覆われてわかりい所もある
手前のピークにある石仏 途中にレンゲショウマが咲く
雨降山を示すプレート 山頂の三等三角点 帰路は登った道を林道まで戻る

行動記録
 雨降山と書いて「テンキチョウ」と呼ぶ。「天気吉兆」からとの説もあるが、いずれにしても変わった名前の山である。いわき市の西方に位置し、県道20号線「いわき・上三坂・小野線」の上三坂から登ることができる。以前から興味はあったが、訪れる機会がなかった。仕事の関係でひとりで歩くことが多くなり、今まで山岳会の活動が優先していた生活から一変して、自分の時間が持てるようになったので訪れてみることにした。
 前夜、山岳会の集会を終えてから登山口へ向かう。24時を回って林道雨降山線の峠に着いた。ここら辺に登山口はあるのだが見つからない。しかたなく路肩に車を駐めて仮眠をとる。
 朝になって車を叩く強い雨の音で目が覚めた。このところ雨のため思うように山に入れない。今日もだめかと思いながらパックライスとレトルトのカレーを温めて朝食をとり時間をつぶす。9時を回った頃にようやく雨がやんでくれた。せっかく来たのだから登ってみることにする。
 昨夜あんなに探してわからなかった登山口が、明るくなると車を駐めた目の前に登山口の標識があった。知らない場所は明るくなってから探すに限るようだ。雨具のズボンを履き、登り始める。
 草で覆われた古い作業道を20mほど入ると右に踏跡がついている。これが登山道のようだ。一段あがると踏跡はよりはっきりする。右はアカマツの林、少し林道と平行するが、徐々に左へカーブしスギの造林地の中へと入っていく。コースにはビニールの荷造りテープが木に巻き付けてあり、所々に案内標識がつけられている。あまり歩かれている様子はないが、注意すれば道から外れることもない。道はほぼ尾根上についていて、境界杭も打ってある
 コースは、はっきりした登山道まではいかないが踏跡は確認できる。斜面をしばらく登っていくと最初のなだらかなピークに着く。そこには石仏がポツンとある。三角点のある雨降山(テンキチョウ)の山頂はさらに奥で、矢印案内板に導かれてさらに進む。
 途中には初めて見る花が咲いていた。後で「レンゲショウマ」であることを教えていただいた。どうも花の名前がなかなか覚えられない。
 石仏のあるピークから、さらに5分ほど進んだところに雨降山の三角点がある。その間、尾根は広く踏跡は所々はっきりしなくなる。それでも樹林帯で下草があまり生えていないので方向さえ間違わなければ問題なく行ける。
 10時12分、登り始めて40分ほどで三等三角点のある雨降山に着いた 山頂を示すプレートもついている。地元の人たちの山に対する情熱が伝わってくるようだ。
 山頂からの見晴らしはきかない。24年前の私たちの会の記録によると、当時は道は無く伐採のための作業道を利用し、途中から藪こぎをして登ってきている。山頂からの見晴らしは良いと書いてあるので、当時とは木々の高さがまるっきり変わってしまったようだ。
 帰路は登ってきたコースを忠実に戻ることにする。踏跡のはっきりしないところには赤布をつけてきたので迷うこともなく林道雨降山線の登山道入口へと戻った。(I.I)


概念図



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