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No.4221 |
高倉山 |
1307.5m三等三角点 |
山行種別 |
無雪期一般 |
たかくらやま |
地形図 |
林中 |
山行期間 |
2009年5月6日 |
コースタイム |
No22鉄塔脇(8:10)→No23鉄塔(8:42,8:55)→1075mP(9:41)→高倉山(11:15,11:40)→1075mP(12:30)→No23鉄塔(12:43,12:50)→No22鉄塔脇(13:10) |
写真 |
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麓から見る高倉山 |
県道からの入口 |
送電線巡視路の登山口 |
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鉄塔から見る小野岳 |
送電線巡視路の階段の様子 |
高倉山の三等三角点 |
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境界見出標の札 |
還暦記念のプレートも |
小野岳方面を望む |
写真は拡大して見ることが出来ます |
行動記録 |
今回も前夜、大川ダムサイトにテントを張り仮眠した。国道121号線を南下して下郷町の楢原まで行き、昭和村方面に右折する。県道を進んで行くと正面に高倉山の全容が見えてくる。
高倉山は登山道も無く、以前、見明山に登ったときにその姿を見ても何処から取付けば良いのか分からなかった。その後新潟県のSさんの記録で取付き点が分かり、その先送電線の巡視路があり、鉄塔より上部までその路が続いていることを知る。
水抜集落を過ぎると右手に大内宿へ向かう県道に入り峠道を行く。途中に高倉山の湧き水「長寿の水」という、水場があり給水ポイントである。つづれ折りの県道を上って行き中山峠からほんの少し下った所が入り口となる。
多分この道路も国有林の作業路であろう。下野街道と交差して行くと右手に鉄塔が見えてきて左手に車を駐車するスペースがある。ここで身支度を整えて出発する。正面には登る尾根の様子が一目で分かる。道路を行くと左手に巡視路案内の黄色の標柱が建っている。送電線の線下を巡視路は続いている。
平坦な所から斜面に入るとつづれ折りを繰り返して登って、所々急な所はプラスチックの階段となっている。汗もにじんできたところでNo23鉄塔となる。一息いれてその先を進める。その先も路はあり階段も整備されていて登って行くことができる。標高970mくらいであろうか、昔アメダスの観測所があった所が平坦地となっている。
その先は登山道は無いとのことであるが、尾根部には微かな踏み跡が確認され、藪も感じられない。このような踏み跡が山頂まで続くのかと淡い期待を持たせたが、1075mまで登ると微塵も無くかき消された。尾根の北側は伐採跡地でクマザサが行く手を塞いだ。前回の神籠ヶ岳と同様にここは、ブナ林であったろう森は伐採され、ササ類が繁育している。積雪期ならば歩きやすい尾根なのであろうが、諦めて先を進める。
かき分けかき分けの登高であるが、よく見ると尾根筋には、微かな踏み跡がある。これも伐採作業の名残であろう。所々にワイヤーや滑車の残骸が残る。標高も1200mを越して山頂も間もなくだろうとのあたりから、藪の濃さは猛烈なものとなる。これを避けるため左手の林の中に進路をとる。周囲の状況から山頂だろうと思われるあたりでミズナラの高い位置にリボンを見つける。山頂である。その手前、藪の中に三等三角点と国有林の境界杭を見つけることができた。
頂上から南下する尾根の南西側は国有林であり、境界杭が打たれて踏み跡があるかもしれない。98年の記録によると安張方面から取り付いて、踏み跡と木に赤ペンキありの記録もある。国土地理院の基準点、点の記にあったとうりである。展望はあまり良くないが小野岳や二岐岳などが見える。腹ごしらえをして、往路を戻る。(S.O)
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概念図 |
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