Fukushima toukoukai Home page
No.4231
上阪山 719.6m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
かみさかやま 地形図 下津島

トップハイキング>上阪山

山行期間 2009年5月26日
コースタイム 葛尾村小坂・東北電力葛尾線181共有柱(13:16)→伐採跡地(13:35)→上阪山(14:11)→国道399号線(14:41)→東北電力葛尾線181共有柱(14:45)
写真
出発点となる東北電力葛尾線181共有柱 山火事注意の看板 ヤブをかき分けて入っていくと踏跡が出てくる
尾根には境界杭が打ってある 20分ほどで伐採跡地に出る
ニッコウキスゲがいたるところに花をつけていた 伐採跡地の尾根から葛尾の中心地が見下ろせる 途中にある大岩
三角点は奥のピークにある 伐採跡地から作業道を下る 途中に水場がある
作業道はこんな感じ スカンポが一面の原っぱ 作業道は民家の脇を通り国道399号線へ
写真は拡大して見ることが出来ます

行動記録
 戸神山を登り終えてから上阪山へ向かう。葛尾村役場から北に進み小坂集落を過ぎる。国道の西側に拡幅工事の際に出来た3台程度黒間を駐められる路側帯があり、道路の反対側にNTT津島〜葛尾線No153と東北電力葛尾線181共有柱がある。
 国土地理院の「点の記」の登路は、どうもここらへんらしい。空身で下調べをすると微かな踏跡が確認でき、生い茂った法面上部に「山火事注意」の看板が立っていた。間違いなく、かつては道があったことを示している。
 身支度をして登りはじめる。最初はヤブが生い茂り歩きづらいが、林間に入ると下草が低くなった。踏跡は注意すれば見つけることができるが、腐葉土で徐々にわからなくなった。20分ほど登っていくと右側が開けた。伐採跡地だ。境には踏跡が残っていて上部へと向かっている。日当たりの良い尾根伝いにニッコウキスゲが花をつける。伐採跡地の左側の尾根を登っていくと、再び樹林帯に入る。鬱蒼とした斜面で、下草も気にならない。
 途中に大岩があり、それを越えると最初の緩やかなピークにたどり着く。上阪山の三角点はここには無く、一旦下って次のピークに向かう。14時11分、登りはじめて55分ほどで上阪山のピークに着いた。山頂は木々に覆われ見晴らしは無い。三角点だけを写真に収め、すぐに下降に移る。
 下りは伐採跡地まで登ってきたところを戻った。伐採跡地はむごいくらいに作業道が切られている。どこにつながっているのかも確かめたくて、ここから伐採跡地に入り込む。メインの作業道を捜しながら下降していくとトラックも入れる幅の広い作業道になった。右の笹藪の中に水場があったので、喉を潤して少し休憩した。作業道ほさらに下っていくとスカンポの原っぱに出、民家の左脇を通って下の国道399号線へと出た。車を置いてきた出発点とはさほど距離もなく、4分ほど北に向かって歩くと車のところへと戻った。
 点の記では「登り山道(幅1.0m)」と記されていたので登山道を期待したが、平成7年の記録でもあり、伐採作業も行われたこともあって変化が大きく明瞭な踏跡とは言えなかった。それでもヤブ山を歩き慣れた人であれば容易に登ることができる。(I.I)


概念図



Copyright(C) 2009 福島登高会 All Rights Reserved.