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No.4238
神室山 1365.2m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
かむろさん 地形図 秋ノ宮、羽前金山

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山行期間 2009年6月20日
コースタイム 6月19日 福島(19:10)=砂防ダム・パノラマコース入口(22:50)
6月20日 砂防ダム・パノラマコース入口(6:28)→林道→西ノ又入口(6:51)→第1徒渉点・吊り橋(6:57)→第2徒渉点・吊り橋(7:10)→第3徒渉点(7:55)→不動明王(8:05,8:13)→御田の神(9:35,9:45)→前神室との分岐(10:07)→神室山(10:22,10:47)→前神室との分岐(11:00)→前神室山(11:52,12:00)→第1ピーク(12:52,13:00)→いっぷく平(13:26)→砂防ダム・登山口(13:47)=福島
写真
下山予定のパノラマコース入口にある砂防ダムに車を駐める パノラマコースの案内板を右に見て林道を進む 西ノ又コースに入るとすぐに第1徒渉点の吊り橋になる
第2徒渉点の吊り橋 第3徒渉点は沢を横切る 三十三尋の滝
登山道を登るとすぐに水場のある不動明王に着く つづら折れに胸突八丁坂を登っていく 御田の神
まだ雪が残っている キヌガサソウが群生する 窓くぐりを過ぎると快適な稜線歩きが待っている
アカモノ 前神室山の分岐点 神室山の山頂
山頂から小屋の屋根が見える 前神室山へ向かう途中の栗駒国定公園のレリーフ 有屋口の分岐
水晶森分岐点 前神室山の標柱 第1ピークのプレート
写真は拡大して見ることが出来ます

行動記録
 前日に福島を発ち、パノラマコース入口の砂防ダムまで車を乗り入れた。西ノ又コースを登って、パノラマコースを下山することにして、車を砂防ダムにおいたまま林道を西ノ又コース入口まで30分ほど歩く。林道は秋田スギの中を西ノ又川に沿って真っ直ぐ進む。最後の砂防ダムのところから道は登山道に変わり第1徒渉点へと着く。吊り橋で対岸に渡り、三角石山へ向かうと思われる道を左に分ける。
 西ノ又川の右岸をしばらく進んでいくと、次は第2徒渉点である。第2徒渉点も吊り橋で対岸に渡る。ブナの原生林の中を進むと登山道は急勾配になり高度を上げる。やがて急斜面を横切るようになり、西ノ又川へ注ぐ枝沢を何本か越えながら登山道はさらに高度を上げていく。いつになったら沢へ降りるのだろうかと思いながら45分も進んだところで対岸に「三十三尋の滝」が姿を現した。すぐに第3徒渉点である。
 第3徒渉点は沢を横切る。対岸の尾根に取り付き沢から離れて登山道を10分ほども登ると水場のある不動明王に着く。ここで小休止。次に胸突八丁坂の急坂を登る。緩やかになってくると前神室山が姿を現す。花の写真を撮りながらゆっくり登って1時間20分ほどかかって御田の神に着いた。
 御田の神の先には雪が残り冷たい水も補給できる。しばし休んで景色を楽しむ。ここから「窓くぐり」までの斜面に、今回の楽しみのひとつである「キヌガサソウ」の群生地がある。期待を裏切ることなく「キヌガサソウ」が私たちを迎えてくれた。感激ものである。
 窓くぐりを過ぎると気持ちの良い稜線歩きになる。麓は雲で隠されているが、稜線は雲海の上であり最高の眺めを楽しむことが出来た。前神室山からの道を合わせ、さらに15分ほど岩場のやせ尾根もある稜線を行くと神室山の山頂に着く。この先、さらに神室連峰の縦走路が続いている。
 山頂に立つと風は無く、穏やかな天候に恵まれ、眼下には雲海が広がり、素晴らしい眺めである。しばし休んでからパラダイスコースへと向かう。
 先ほど通ってきた前神室山の分岐まで戻り、ここから前神室山方面へとコースを取る。5分ほど進むと「栗駒国定公園」と刻まれたレリーフのところに出る。周りにはミヤマダイコンソウなどの花が咲き競い私たちの目を楽しませてくれる。写真を撮ったり花をながめたりで、なかなか前に進まない。
 有屋口の分岐を左に分け、水晶森の分岐を過ぎると、程なく前神室山に着く。パノラマコースと言うことだけあって稜線からの眺めは非常に良い。出だしにのんびりして時間を費やしてしまったので、下りは、多少急ぐ。1288mの第3ピーク、1095mの第2ピークを通過し、1040mの第1のピークで一休みする。次にブナ林の中の「いっぷく平」を通過すると車を置いてきたパノラマコース入口の登山口は近い。稜線から外れて西ノ又川に向かって降りて行き、小沢の冷たい水で喉を潤すと登山口は目の前である。13時47分、歩き始めた砂防ダムの駐車地点へ戻った。写真を撮りながらゆっくり歩いて登り4時間、下り3時間の行程だった。天候にも恵まれて神室連峰の景色と花を充分に楽しむことが出来た。(I.I)

神室山で見た花


概念図



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