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No.4376
宇津峰(宇津峰山) 676.9m二等三角点
山行種別 無雪期一般
うづみね(うつみねさん) 地形図 須賀川東部

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山行期間 2010年5月18日(火)
コースタイム 馬場平登山口・大鳥居(10:23)→道路横断(10:42)→鐘撞堂跡→宇津峰(11:09,11:33)→御井戸の清水(11:40,11:43)→道路(11:46)→花見台(11:50)→馬場平登山口・大鳥居(12:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
国道49号線から宇津峰が良く見える 馬場平登山口は林道宇津峯線から入る 馬場平登山口には大きな案内板と鳥居がある
いろんな花が植えてある
馬場平にはトイレやベンチもある 尾根伝いに階段状の登山道がついている 道路を横切ってさらに登っていく
チゴユリが咲いていた イカリソウ スミレ
尾根伝いに道は続く 塩田登山口側にある鳥居
四方を土塁で囲まれている千人溜 千人溜と山頂の間にあるあづまや 山頂の石碑群
山頂は広い芝生で桜の木が多い 宇津峯の山頂にある二等三角点 ニリンソウ
御井戸の清水まで急坂が続く 御井戸の清水 御井戸の清水の説明板
御井戸の清水にはあづまやもあり、ここからの眺めも良い 林道脇にはツヅジも花をつける 花見台にあるあづまや
あづまやから麓を見る 花見台にある標識

行動記録
 宇津峰は郡山市と須賀川市の境に位置し、かつて南北朝時代には霊山とともに南朝方の拠点として壮絶な攻防が繰り広げられた城跡でもある。
 郡山市側の馬場平登山口から登ってみることにした。郡山から国道49号線をいわき市方面へ車を走らせると宇津峰がその山容をハッキリと現すようになる。森林公園としても整備され、登山口となる馬場平にはトイレ、ベンチなども設置されている。
 国道49号線の谷田川小学校を左に見てから県道144号の手前の丁字路を右に入る。右に宇津峰の案内板があるのだが見逃しやすい。入ったところは「民有林林道・宇津峯線」になっている。1kmも進んだろうか、大きな看板と鳥居のある馬場平登山口に着いた。駐車スペースもあり車を駐めるに良い。林道は山頂直下の御井戸の清水の少し手前まで続いているが、自然が多く残されているので登山口から散策することをお勧めしたい。
 身支度をして歩き始める。鳥居を潜り馬場平を緩やかに登っていく。ヤエザクラがまた花をつけていた。ツヅシも咲き始めだろうか。時期は終わっていたが、宇津峰の桜は有名で時期となればソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエザクラなどが山全体で楽しめそうだ。登山道を20分ほど登ると舗装された林道を横切る。林道の向かいには手すりのある階段がある。尾根伝いの登山道は新緑に囲まれ登っていても気持ちが安らぐ。右に鐘撞堂跡を見ると山頂は近い。山頂手前には四方を土塁で囲まれた「千人溜」があり、石の祠が3つ鎮座していた。三角点のある山頂はもう少し先で、右に「あづまや」を確認し進むと芝生の広場になる。ここが山頂で二等三角点もすぐに見つけることが出来た。見晴らしは千人溜の須賀川市側の参道にある鳥居の所が良い。お腹もすいたので、芝生の上でお弁当を広げてのんびりと休憩した。
 下りは循環コースの御井戸の清水から林道へ出ることにした。宇津峰の北斜面は急峻で、階段で一気に御井戸の清水まで下る。さすが山城跡である。下り始めてすぐにニリンソウが咲き誇っていた。たくさんの山野草が花をつけて私たちの目を楽しませてくれる。
 御井戸の清水で喉を潤し、あづまやから麓を見下ろすことが出来る。林道はもうすぐである。林道の上部は幅の広い舗装路になって数台の車を駐めることが出来るようになっている。舗装路を少し行くと花見台に着く。ここにもあづまやがあり展望が良い。地元のご夫婦がお弁当を広げてお昼休みに来ていた。平日ならではののんびりした風景である。
 しばらく舗装路を下り、途中から登山道に戻った。登山口の馬場平はもうすぐである。国土地理院の2万分の1地形図の歩道(1.5m未満)は、遊歩道が整備されてからは歩く人もなく、今では道形は残っているもののヤブがかぶさっていた。
 12時09分、登りはじめて1時間50分で馬場平登山口に戻った。途中で昼食を取ったり、花の写真を撮ったりと、のんびり登っても2時間とかからないで散策が楽しめた。ザックを車に放り込んで、次の目的地である高柴山へと向かった。(I.I) 

概念図



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