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No.4384
博士山 1482.0一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
はかせやま 地形図 博士山

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山行期間 2010年6月3日(木)
コースタイム 駐車場(6:46)→登山道入口(6:48)→水場・道海泣尾根取付点(7:00)→しゃくなげ洞門(7:48,7:57)→稜線分岐(8:20,8:23)→社峰(8:56,9:06)→博士山(9:23,9:45)→社峰(10:01)→稜線分岐(10:25)→近洞寺跡・1266mピーク(10:41)→水場(11:34,11:53)→林道・下山口(12:03)→駐車場(12:22)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
道海泣コースの出発点 案内板を見てから登り始める 道海泣尾根取付点
ここが登りの最後の水場 尾根に取り付くと急登が続く 急登はしゃくなげ洞門まで続く
しゃくなげ洞門 博士山の急峻な斜面が見える 抜けるような青空
尾根の分岐へ出る これがアスナロの巨木か 左側が切れ落ちトラロープが張ってある
社峰への登り 1442m社峰で少し休む 博士山には一等三角点がある
山頂の様子 ツバメオモト ショジョウバカマ
ヤシオツツジ 近洞寺跡の標柱 新緑が気持ちを安らげてくれる
近洞寺コースを下って林道へ 緑資源幹線林道の標識 大成沢から入る林道博士線の標柱

行動記録
天気 快晴
 山岳会の集会を終え、夜遅くなってから博士山を目指した。博士山の登山口の駐車場までは福島からだと2時間ちょっとで行けるので朝発っても充分日帰りできる。夜に出発するのは貴重な休みを効率よく使うためだ。駐車場に車を止め仮眠する。
 朝5時30分、目覚ましの音で目が覚める。少ない睡眠時間だが職場で寝ているときよりも熟睡できる。6時間ほど休んだので寝不足は解消した。
 朝食を済ませ出発する。登山口は駐車場からすぐの所にある。まずは案内板を見てから登山道に入る。最初は緩やかに樹林帯の中を登っていく。小沢を渡り、いよいよ道海泣尾根の取付点に着く。ここは登りの最後の水場にもなっている。ここからしゃくなげ洞門まで急峻な登りが続く。急な岩場にはトラロープや鎖も張ってある。木の根っこもホールドにしながら高度を上げていく。冬の間は山スキーで勝手に遊んでいたため、トンとお付き合いしていなかった家内は遅れ気味である。我慢しながらワンピッチ登るとしゃくなげ洞門に着き、ようやく急登から解放された。
 太いアスナロの木が目立ち始める。いろんな本にアスナロと紹介されているのでそうだと思うが、私にはアスナロもクロベもヒノキも違いがわからない。専門家に言わせると、どうも葉の裏を見るとわかるらしい。
 ようやく稜線分岐に着く。ここからは急登は無い。アップダウンしながら社峰のピークに着いて少し休んだ。博士山の山頂はもうすぐである。社峰から15分ほど進むと博士山の山頂に着いた。見晴らしは良い。飯豊の峰々も見ることが出来た。山頂には一等三角点があった。時間は早かったが行動食を少し食べてから下山にかかることにした。
 20分ほど休んでから社峰を通り、道海泣尾根分岐まで戻る。この間40分ほど。今度は下山路を近洞寺コースに取る。こちらの尾根は道海泣尾根とは違って岩場は無いので多くの登山者に下山路として使われている。
 尾根伝いの林間のコースを徐々に徐々に高度を下げていく。分岐から15分ほどで近洞寺跡に着く。尾根は一定の傾斜で下っていく。登山道は994m標高点の手前から右に折れ斜面をトラバースして、つづら折れに降りていくと、もう一本右の尾根に乗る。以前の国土地理院の地形図の登山道は誤って記載されているが、現在の「ウォッちず」には正しく記載されている。水場まで急な斜面がつづくが、ここからは沢沿いに緩やかに下っていくようになる。私たちは水場でゆっくりと昼食にした。
 沢沿いに下っていくと、登山道はスギの造林地に出た。林道はもうすぐである。13時03分林道に出た。20年以上前に来たときには心許ないほど細かった林道だが、いまではがガードレールのある立派な林道に変わっていた。
 ここから車を置いてきた駐車場までは20分ほど。未舗装の林道を進むと、大成沢から上がってきた林道博士山線と道を合わせ、間もなく駐車場へと着く。広域林道として20年以も上前に着工されたこの林道は、今でもとぎれとぎれだが工事が行われている。場違いな幅の広い舗装された道に、その必要性を私は未だに理解できないでいる。
 山行を終え、帰り足に西山温泉にある町営の「せいざん荘」で汗を流した。せいざん荘の露天風呂は広くて立派だ。シャンプー、ボディソープ付きで300円、町民以外の私たちでも入浴することが出来る。
 その後は柳津虚空蔵尊にお参りし、柳津名物の「あわ饅頭」をおみやげに、途中、道の駅ツアーをして自宅へ戻った。まるで観光旅行である。(I.I)

概念図



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