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No.4393
八森山 1149.5m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
はちもりやま 地形図 桧原湖

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山行期間 2010年6月26日(土)
コースタイム 取付き点(9:35)→1117m標高点(10:58)→八森山(11:39,12:00)→1117m標高点(12:21)→取付き点(12:55)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
旧道の行き止まりから歩き始める 尾根に乗るとピンクのテープがベタ打ちしてある 岩場の左側を登る
古い境界杭もある ギンリョウソウ ブナが出てくると歩きやすくなる
八森山の山頂部 二等三角点がある 檜原湖の先に安達太良が見える
西吾妻が見える絶好のビューポイント 山頂で記念撮影 NTTの「北塩原・桧原No95」の電柱を出発点にすると良い

行動記録
 八森山は檜原湖の西側にある二等三角点峰である。登山道は無く、積雪期に湖畔の細野方面からスノーシュー、山スキーでの記録がネット検索すると報告されている。国土地理院の基準点成果一覧を検索しながら、二等三角点である八森山を検索してみた。昨年の10月20日に国土地理院が三角点観測したデータが表示され、新しい様式で点の記も整理されていた。当然観測機材を運ぶための歩道は整備されているものと思われ登ってみることにした。
 以前に栗子山へ行った時もそうであったが観測直後は藪山と言えど狙い目である。ちなみに点の記での山名は「檜原山」となっている。今日は久々にIさんとのコンビである。ゆっくりと福島を出発して裏磐梯の桧原集落へ向かった。桧原集落から蘭峠まで上り、峠を下って中ノ七里集落跡を過ぎて少し行くと左手に旧道の橋が見えてくる。この橋を渡り200m程行った所が出発点となる。
 身支度を整え出発するが取付き点が明確でない。前回の調査で一段高くなった所にピンクのテープがあることは調べてあるので、強引に目の前の斜面を登る。尾根に乗りテープが出てくる。帰りに分かったことだがNTTの電話線で「北塩原・桧原No95」の電柱の脇が取付き点としては正解のようである。
 尾根に乗った後はブナの2次林と思われる林の中を忠実にピンクのテープを追いかけて行けば良い。勾配は結構きつい。途中標高950mあたりで岩場が出てくる。ここら辺で道は怪しくなる。岩場の左手を登り、先を進めると右手にトラバースするようについている。その後尾根伝いにテープに従って真っ直ぐ登ったが、藪がひどくなった。どうもここから左手にトラバースするのが正解である。濃い藪を漕ぎ終わってから発見したのだが、テープは右と左の両方についていて、私たちの登った右のテープは最初に道を付ける時のルート工作用かもしれない。基本的にはピンクのテープを追いかければどちらでも良いが、左のルートの方が刈払いがきれいにされていて歩きやすい。登りはかなりの急登であるが緩んでくると1117mポイントも近い。1117m付近のブナは太くなっている。
 1117mポイントを過ぎると一端下りになり、鞍部から最後の登りとなる。ネマガリも多少出てくるが背丈は低く、刈り払いされているので気にはならない。山頂部に出ると林の中から解放される。測量のためであろう三角点を中心にブナなどが伐採されていて、中心に二等三角点が鎮座している。山頂部の東側が開けていて、吾妻・安達太良方面そして桧原湖の一部の展望が楽しめる。残念なのは磐梯山が見えない。山頂でランチタイムとしてピインクテープを追いかけて往路を着実に戻る。これを機に多くの登山者が訪れて、願わくば山頂の南側を整理していただければ裏磐梯の絶好なビューポイントになると思う。(S.O)

概念図



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