Fukushima toukoukai Home page
No.4403
田代山・帝釈山 帝釈山 2059.6m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
たしろやま・たいしゃくさん 地形図 湯西川、帝釈山

トップハイキング>田代山・帝釈山

山行期間 2010年7月17日(土)
コースタイム 猿倉登山口(7:05)→小田代(8:13)→田代山(8:40,8:55)→太子堂(9:09)→帝釈山(10:24,10:55)→太子堂(12:03)→小田代(12:34)→猿倉登山口(13:18)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
猿倉登山口 唯一の水場 小田代まで林の中の登り
小田代から田代山を見上げる ワタスゲ 小田代の木道分岐
チングルマは終わっていた タテヤマリンドウ
山並みが連なる 田代山の高層湿原に乗る ニッコウキスゲ
弘法沼 田代山の標識 木道を通り太子堂へ向かう
田代山の高層湿原は一方通行になっている モミジカラマツ 帝釈山へ向かう途中
ギンリョウソウ 帝釈山の二等三角点 帝釈山の標識
ゴゼンタチバナ 太子堂 トキソウ

行動記録
 栃木県との境にあある帝釈山・田代山は、平成19年に28番目の国立公園として「尾瀬国立公園」として指定された。山頂に高層湿原を持った静かな山だったが、最近では多くのハイカーが訪れるようになった。家内が登ったたことがないと言うので計画した。帝釈山に登ったのは2008年7月に西根川を遡行して以来である。
 前日に福島を発ち、湯ノ花温泉の先にある「しらかば公園」の駐車場にはだいぶ遅くなって着いた。林道を夜中に走るのもいやなので車で仮眠した。朝起きて早めの朝食を取ってから猿倉登山口を目指した。土曜日と言うこともあって猿倉登山口の駐車場には多くの県外ナンバーの車が駐まっていた。私たちも身支度をして歩く始める。
 猿倉登山口は2つある。下のトイレのある駐車場からの道と、田代山林道のゲート手前の登山口である。下の登山口は最近では歩く人もいないようだ。新道沢を渡りオクラ沢の左岸を登っていく。10分ほどで水場の案内板が出てくる。ここが最終水場なっている。下の駐車場からの道の合流点でもある。
 樹林帯の中をゆっくり登っていく。木々の背が低くなり始めると周りの山並みが見えるようになる。約1時間で小田代湿原に出た。ワタスゲ、タテヤマリンドウなどが花をつけていた。田代山の高層湿原の端っこに上がったのが8時35分、写真を撮りながらノンビリ歩くのでペースは遅い。
 ここから広々とした湿原の中の木道を進む。天気も良くすばらしい景色だ。奥には会津駒ヶ岳などの尾根が連なる。人もいないので山頂の標識のところでノンビリする。開放的で昼寝でもしてみたい気分だ。山頂の三角点は弘法沼の北東にあり、道は付いていない。
 しばらく休んでから帝釈山を目指す。まずは太子堂避難小屋へ。トイレも整備されている。小屋の脇から帝釈山へ向かって一旦コルまで降りていく。ゴゼンタチバナ、モミジカラマツなどが花をつけていた。田代山から帝釈山までは、早い人だと1時間ぐらいで行ってしまうのだろうが、1時間30分ほどかかってようやく帝釈山のピークに着いた。こちらは馬坂峠から短時間で登ってこれるので多くの人で賑わっていた。今日はお昼頃から雨の予報、早めの昼食を取って戻ることにした。
 田代山まで戻ると、遠くから雷の音が聞こえ始まった。下山を急ぐ。田代山の木道は時計と反対回りに一方通行になっている。湿原に出たら右に折れ小田代を目指す。雨がぱらつき始まった。幸い雷は鳴っていない。山頂湿原から逃れて、まずはホッとする。雷だけには勝てない。
 小田代を過ぎ、樹林帯に入ると雨は本降りになってきた。暑くて着たくは無かったが、しかたなく雨具を着込んだ。沢まで降りてくると湿った冷たい空気が漂い、気持ちがよい。水場で喉を潤し、猿倉登山口へと戻った。(I.I)

概念図



Copyright(C) 2010 福島登高会 All Rights Reserved.