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No.4439
二王子岳 1420.1m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
におうじだけ 地形図 二王子岳、上赤谷

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山行期間 2010年10月9日(土)
コースタイム 8日 福島(20:15)=二王子神社(23:05)
9日 二王子神社(6:49)→一王子神社・三合目(8:00,8:10)→独標・五合目(8:48,8:51)→油こぼし(9:52)→二王子岳・二王子岳避難小屋(10:37,11:10)→油こぼし(11:36)→独標・五合目(12:15)→一王子・三合目(12:43,12:54)→二王子神社(13:50,14:15)=三川温泉=福島(17:58)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山口の案内板 スギ林に囲まれた一合目 神子岩
二合目の水場 一王子神社(祠) 一王子の避難小屋
一王子の三合目標識 独標・五合目 独標の三角点
油こぼしの斜面 紅葉が進む 草紅葉がきれい
三王子手前の水場 三王子神社(祠) ロボット雨量計・九合目
二王子神社奥の院跡 二王子岳避難小屋 山頂にある青春の鐘と展望図
二王子岳の二等三角点 スギ林の中の下り 登山口にある二王子神社

行動記録
 仕事を終え、夕食をすませてから二王子岳の登山口である二王子神社を目指す。福島西インターから磐越自動車道の三川インターへと車を進める。
 インターを降りてからの道が不安だったが、県道14号線から202号線へと入り、二王子温泉病院の案内板を頼りに、何とか二王子神社への道を見つけ出した。神社に着いたのは23時を回っていた。
 翌朝、車の中でお湯を沸かし朝食を済ませ出発の準備をする。二王子神社の前の広場にベンチと炊事場、トイレも整備されていて、トイレは新しくないものの地元の人達が清掃してくれているのだろうか、きれいに使用されていた。
 登山口は広場の左側で、案内板や登山届のボックスが設置されているのですぐにわかる。登山届けを出してから歩き始める。最初は沢沿いの杉林の中を緩やかに登っていく。道の脇は堰になっている。落ち着いたなかなか感じの良い登山路である。
 うっそうとした杉林を進んでいくと急登の登りに変わり、やがて一合目(7:18)に着く。写真を撮ったりしてゆっくり登ってきて30分弱の道のりである。この先、九合目まで一合目ごとに標識がついているので歩く際の目安になる。
 7時39分、神子岩に着く。さらに進むと二合目(7:46)の水場に着く。ここまでくると一王子神社(祠)は近い。道が緩やかになると左に一王子神社の標識が出てくるので登山道を外れて左に入ると一王子の祠に着いた。三合目にある避難小屋はすぐのところにある。一王子の祠の脇を進むと登山道へと出て小屋に着く。
 一王子から道は緩やかになり、いくらか展望もきいてくる。四合目には8時34分、五合目の独標には8時48分に着いた。独標にある標識には「定高山」と書かれてあった。電柱のような柱は積雪の目安のためらしい。独標と言うと西穂や北鎌の独標を思い起こすが、独標とは独立標高点の意味で、ここの独標は国土地理院の点の記では「名引沢」三等三角点とされている。
 雨がぱらつき始めた。一旦雨具をつけたが暑いのですぐに脱いでしまう。六合目あたりから風があたるようになった。1202m標高点付近は地形が複雑に入り組んでいて登山道は縫うように進む。紅葉もきれいに見えるところだ。日が差せばさぞかし素晴らしいことと思う。
 やがて油こぼしと呼ばれる急斜面に出る。砂岩の急登でロープも張られている。急登を登ると七合目の標識があった。
 紅葉もだいぶ進み、稜線からの眺めはなかなかのものだ。草紅葉も美しい。10時12分、水場で喉を潤す。ここまで来ると三王子の祠まではもうすぐだ。
 草原を過ぎ、尾根伝いに進むと左に三王子(10:19)の祠が左にある。周りの木々も色づいている。風も強く寒いので写真に収めて山頂を目指す。
 二王子岳の山頂が見えてきた。赤茶色の二王子岳避難小屋も見える。天気があまり良くないので映えないが、木々がちょうど良く色づいている。
 10時32分、九合目にある二王子神社奥院跡に出る。台座だけが残っている。手前にはロボット雨量計のドームの形をした施設とアンテナが立っている。山頂まではもうすぐだ。二本木山への分岐を分けると、山頂手前にあるドーム形の二王子岳避難小屋が見えてきた。
 九合目・二王子神社奥院跡から5分とかからないで二王子岳の山頂に着いた。山頂には青春の鐘と飯豊連峰の展望図があり、飯豊の稜線が一望できる。 強い風と雨で景色を楽しむまでの余裕がなかったが、大日岳や飯豊本山であろうと思われるピークが見ることが出来た。今度は是非天気の良い時に来てみたいものだ。
 風を避けて避難小屋へ入り昼食を取った。二王子岳は200名山に入っていることもあって遠くから訪れる人も多い。出会った中に大阪から来られた方もいた。地元の人達も親切で、二王子岳が好きで何回も登られている人も多いようだ。表は強い風と雨で荒れ始まった。雨具を着けて小屋を出る。歩き始めると雨の量はさほどでない。
 油こぼしを下り、六合目あたりまで来ると風も気にならなくなった。雨も小降りで、五合目で降りてきて雨具も脱いだ。少しの雨なら防水の効く薄いブレーカーの方が暑くならないですむ。
 三合目の一王子で休んでから登山口の二王子神社を目指した。二合目水場を過ぎ、スギ林の中の一合目を過ぎて堰まで来ると登山口も近い。13時50分、二王子神社に着いた。往復でちょうど7時間だった。
 帰りがけにお風呂に入ろうと地元の人に聞いたら、三川インターに行くのであれば三川温泉もお勧めと言うので、寄ってみた。二王子神社から1時間ほどのところだ。最初に看板を見つけた三川館に入ったら入浴料500円で源泉の湯と露天風呂があり、「ゆっくりどうぞ」と言われて入ったら貸切だった。のんびりと汗を流してから帰路についた。(I.I)

概念図



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