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No.4503
阿津賀志山(厚樫山) 289.4m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
あつかしやま 地形図 桑折

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山行期間 2011年5月19日(木)
コースタイム あつかし山ハイキングコース入口(11:35)→阿津賀志山(12:20,12:40)→あつかし山ハイキングコース入口(13:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
あつかし山ハイキングコースの入口 震災で路面に亀裂が入り通行止めになったが歩くことはできる
入ってすぐに阿津賀志山三十三観音八十八大師画像碑群
亀裂が入り通行止めになった車道を歩く 阿津賀志山防塁始点の案内板 道端にはチゴユリが群生していた
今日の目的はクリムソンクローバーを見ること 山頂手前の駐車場 ツツジも花を付けていた
阿津賀志山防塁の説明板 山頂には展望台がある 阿津賀志山の三等三角点
展望台から国見町を見る 山頂にはあづまやもある 何の花?

行動記録
 阿津賀志山は福島県の北部、国見町にある。阿津賀志山へは私が生まれた桑折町の隣と言うこともあって今まで何度となく登ったが、このところ足が遠のいていた。新聞に阿津賀志山の桑畑の跡地に咲く菜の花とクローバーの写真が掲載され、うちの嫁さんが行ってみたいと言うので休みを利用して出かけてみることにした。
 出発点は東北自動車道の側道から上がる「あつかし山ハイキングコース」の入口である。ハイキングコースは舗装された林道で、先日の震災で路面に亀裂が入り、修復されるまでの間は通行止めである。歩くのには支障がないので車を分岐に駐めて歩くことにした。ここには「阿津賀志山三十三観音八十八大師画像碑群」があり、道の脇に数多くの石仏が点在する。「阿津賀志山三十三観音八十八大師画像碑群」は国見町の指定史跡にもなっている。
 少し行くと阿津賀志山防塁始点の案内板が出てきた。ここの防塁は、文治5年(1189年)奥州合戦における、最大の激戦場となった阿津賀志山に、奥州平泉の藤原泰衡が源頼朝の率いる鎌倉軍を迎撃するために築かれたもので、西大枝の石田へと続く約3.2kmにおよぶ。地元では俗に二重堀と呼ばれているものである。(国見町ホームページ)
 登っていくと「林道阿津賀志支線始点」の標柱がある三叉路に着く。戻るような感じで右に折れ林道阿津賀志支線へと入っていく。道端にはチゴユリが咲いている。やがて右側が日当たりの良い畑になっているところに出る。ここはかつての桑畑で、今では菜の花とクローバー畑になっている。クローバーと行っても見事な赤い花のクローバーで、調べたら「クリムソンクローバー」と言い、ちょうど見頃だった。畑仕事をされている方に伺ったが、ミツバチのために植えたのだが、原発事故でそれもダメになったと落胆されていた。
 先に進もう。登っていくと右に阿津賀志山展望台の駐車場があり10台程度止めることが出来そう。さらに行く南東側が開けている山頂に着く。ここには阿津賀志山防塁の説明板があり、少し下にはあづまやもある。三角点のある最高点は北側の一段高い、緑色に塗られた展望台の所である。展望台からの眺めはすばらしい。眼下には進達平野が広がり、福島市の信夫山も近くに見える。
 しばし眺めを楽しんでから戻ることにする。道路を使わないで麓に降りる踏跡もあるが、今ではヤブもひどく道路を戻った方が無難である。帰路は登ってきた道をも戻った。
 車で山頂までくる場合には、今回登った東北自動車道側道からの道の他に、山崎峠の手前と国道4号線大木戸駐在所のところからもあがってこれる。たまには、のんびりと道端の花を眺めながら登ってくるのも良いかと思う。(I.I)

概念図

トラック コース=赤



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