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No.4620
雨乞山 353.3m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
あまごいやま 地形図

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山行期間 2012年4月17日(火)
コースタイム 西沢登山口(10:06)→雷神神社(10:49)→雨乞山(11:08,11:16)→岩下登山口(11:38)→西沢登山口(11:49)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
西沢登山口に立つ雨乞山自然道雷神西沢線入口の標識 矢印案内板 まだ一輪しか咲いていないニリンソウ
ショウジョウバカマ 造林地の中は道が不明瞭 稜線に出ると西沢からの道を合わせる
カタクリが群生する ロープを伝って雷神神社へ 雷神神社は二つの石の祠
獅子落としの崖からの眺め 雨乞山からの眺めもすばらしい 雨乞山の二等三角点
岩下登山口へ向かって下山を開始する 登山道はヒノキ林へと入っていく キクザキイチゲが群生していた
作業道を利用して整備されている雨乞山自然道 スギ林まで来ると岩下登山口も近い 岩下登山口にある案内板

行動記録
 雨乞山は伊達市・旧保原町と月舘町、霊山町の境に位置する。登山口は県道上小国下川原線からの富成森林公園登山口と水返登山口、雷神登山口、そけと西沢からの西沢登山口と岩下登山口とがある。コースは里道や作業道を利用して雨乞山自然道として整備されている。案内板もわかりやすく要所要所に立てられている。一般的には駐車場が整備されている富成森林公園から登り始め、雷神神社から笊内へ降りる雷神登山口が利用されているようだ。このコースは2007年に記録が整理されているので、今回は反対側の西沢から登ることにした。富成郵便局の十字路から右に入ったらとんでも無い山道に入り込んだ。細い砂利の山越えの道だ。下り始めると舗装路になり十字路に出た。右に折れれば西沢の集落である。案内板を探しながら車を進めると道は治山ダムの手前で右に折れ砂利道になる。左に畑を見ながら登っていくと「雨乞山自然道・雷神西沢線入口」の標識があった。里山は登山口が見つかれば目的の半分は達成したようなものだ。
 車は道路と畑の境に2台ほど駐めることが出来る。伊達市のホームページからダウンロードできる地図に書いてある登山口は西沢の集落からだが、こちらの方は探したが見つからなかった。
 畑の脇の登山道に入ると、矢印のついた「雨乞山自然道・雷神西沢線」のプレートが要所に立ててあり登っていく。原発事故の影響だろうか歩く人が少ないようで道がハッキリしないところもある。造林地の手前にはニリンソウの群生地があった。花は一輪だがもうひとつは蕾だ。最初はイチリンソウかなと思ったがやはりニリンソウのようだ。ショウジョウバカマも花をつけていた。造林地の中にある案内プレートあたりから道は不明瞭になる。強引に斜面を登り尾根に出ると西沢集落からのハッキリした道がついていた。
 尾根道を進んでいくとカタクリの群生地になる。次にトラロープの張ってある急坂を登り、登山口から40分ほどで雷神神社(雷神石室)に着いた。案内板の所要時間は30分、どうも花が出てくると写真に夢中になりコースタイムを無視してしまうようだ。雷神神社では笊内からの道を合わせる。これから先も尾根伝いに進む。道は雷神神社から一旦下りになり、登り返して雨乞山を目指す。山頂手前には「獅子落としの崖」があり左側が切れ落ちている。見晴らしは良い。353.3mの雨乞山はすぐである。山頂からの眺めもすばらしく、安達太良、吾妻、栗子、蔵王の山々が西側に見渡せ、反対側も霊山、目の前に御幸山と阿武隈山系の展望が広がる。ちなみに山頂の放射線量は1.822μSv/h、どうも小国に近いだけあって数値も高いようだ。
 下山にかかる。案内プレートに導かれて岩下登山口を目指す。最初に尾根伝いに下っていく。途中から階段があり、それを下ると道はヒノキ林に入っていく。道は造林地のための作業道らしく道幅も広い。途中にはフキノトウが花をつけ、キクザキイチゲも群生していた。スギ林の間を抜けると岩下登山口に着く。ここから車道を西沢登山口まで戻れば山行も終わりである。ゆっくり歩いても2時間とかからない。帰ってきてからGPSログを整理していると、国土地理院の車道の位置とずれている。GPSが衛星を捕らえきれなかったのか、地形図が間違っているのか。GPSも古くなったことだし高精度のGPSがほしいところである。(I.I) 

概念図

トラック 登り=赤  下り=青

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