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No.4673
大博多山 1314.8m一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
だいはたやま(だいはだやま) 地形図

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山行期間 2012年8月27日(月)
コースタイム 林道青柳線・林道横向線起点(6:44)→林道青柳線終点(7:28)→登山口(7:39)→尾根(8:37,8:48)→ブナのピーク(9:36,9:48)→大博多山(10:02,10:10)→ブナのピーク(10:20,10:40)→林道青柳線終点(11:46)→林道青柳線・林道横向線起点(12:23)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
今日の出発点は林道分岐から 林道横向線起点の標柱 大博多山登山口の標柱
長い林道歩き ツリフネソウ キツリフネ
林道青柳線終点 大博多山の登山口
急な斜面を登る 尾根に乗ると緩やかな道 樹間からブナのピークが見える
大博多山の山頂 山口方面 古町方面
伝上山の南郷スキー場が見える ブナのピークでのんびりする 麓の道路脇の祠

行動記録
 大博多山は南会津町の西方(旧南郷村)に位置する。標高は1314.8mと低いものの一等三角点を持ち、ブナでに覆われた静かな山である。訪れたのは11年ぶりになる。大博多山に登るには、国道401号線から伊南川の対岸に渡り、青柳から久川に沿って林道青柳線に入る。しばらく進むと林道は二つに分かれる。真っ直ぐが林道青柳線、左に分かれるのが林道横道線だ。ガイドブックでは林道青柳線の終点まで車が入れるように案内されているが、昨年の豪雨のため林道は寸断され、工事中のため車の乗り入れは林道の分岐までである。平日なので工事車両の邪魔にならないように車を駐めた。
 6時44分に歩き出す。林道はひどく荒れていて、通行止めになっていなくても車を乗り入れるのは無理である。左岸に渡ると護岸の工事中であった。右岸に戻りアスファルト舗装の林道をしばらく行くと治山ダムがあり、道はSカーブで高さを上げる。ここからの荒れが特にひどい。林道終点には7時28分に着いた。草が伸び放題で登山口が隠されてしまっていた。縦向沢沿いに草をかき分けて進むと、見覚えのある営林署の注意書きと青柳普通共用林野の標柱、それに2本のサワグルミが出てくる。ここが大博多山の登山口だ。登山口の標柱を写真に収めて急坂に取り付く。
 急斜面の樹林の中を登っていく。胸径1mはある相当年数の経ったケヤキもある。急登が一段落すると2本の太いアカマツのところに着く。良い目印になる。勾配はいくらか緩くなり歩きやすくなる。尾根には着いたのが8時37分、サワグルミの登山口のところから1時間かかった。
 尾根に乗って10分ほど休んでから山頂を目指す。道は一旦下るが、すぐに登りが始まる。尾根通しの道には、コンクリート杭が打ってある。11年前にもあったもので、当時の大博多山は、まだ登山の対象にはなっているわけでもなく、道も踏跡程度で尾根は国土調査のためかブナのピークまで刈払われていたと記憶している。
 樹間からブナのピークが見えた。大博多山はさらにその奥にある。9時36分ブナのピークに到着。涼しいのでついゆっくりしてしまう。ブナのピークからひと登りで大博多山の山頂に着く。北側と東側が開けていて見晴らしは良い。眼下に古町の町並みも見える。伝上山の南郷スキー場も良く見える。山頂は日差しが強いのでブナのピークに戻って休むことにした。山頂の放射線量は0.072μSv/h、さすがに原発から138kmも離れていると数値は低い。しかし0.04μSv/hが以前の数値だとすると、まるで影響が無いわけでもなさそうだ。
 暑さをさけてブナのピークでのんびりする。早めの昼食をとり20分ほど休んだ。後は戻るだけだ。尾根から縦向沢まで急坂が続くので気を緩めないで下る。サワグルミの登山口まで下ると林道終点はすぐである。さらに荒れた林道を40分ほど歩くと、横向沢を渡り車を置いてきた林道分岐に着く。
 現在、林道青柳線は復旧工事の真っ最中である。今工事しているのは縦向沢を最初に左岸に渡った箇所で、奥まで治すにはまだまだ時間がかかりそうな感じだ。はたして秋の山開きまで間に合うかどうか。(I.I)

概念図

トラック コース=赤


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