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No.4711
田代山(高森山) 830mピーク
山行種別 無雪期一般
たしろやま 地形図

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山行期間 2012年11月11日(日)
コースタイム 田代山登山口(9:15)→尾根・スギ林(9:30)→田代山(10:23,10:28)→尾根・スギ林(11:30,11:41)→田代山登山口(11:57)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
土倉の田代山の案内プレート 林道田代高盛線入口 林道終点・登山道入口
ナラ林の中を進む 尾根に乗ると右側がスギの造林地になっている 山頂の主図根の標石
田代山(高森山)のプレート 浅草岳 守門岳

行動記録
 今から10年も前になるが袖山を登った際に、地元の方から田代山に登山道を作ったので、是非登りに来てくださいと言われてから、ずっと気になっていた。2008年になって山開きも行われたと聞いたので、今回の放射線量調査山行のついでに登ってみることにした。
 横田から只見川を渡たり、すぐに右に折れて土倉の集落に入る。下の沢から田代集落跡への舗装路があるので左に折れて登っていく。以前は無かったのだが、入口には「田代山登山口道」の立派な案内プレートがあった。舗装路の道幅はそう広くないので運転には注意したい。しばらく登っていくと「林道田代高盛線」の標柱があり、左に折れる田代集落跡への道と分かれる。真っ直ぐの砂利道の林道へと車を乗り入れ、しばらく進むと林道終点に着く。ここが田代山の登山口になっている。
 田代山は、金山町横田の只見川を挟んで対岸にある。国土地理院の2万5千分の1地形図には高森山と記載されていてるが三角点は無い。等高線は830mまで引いてあるが実際に山頂へ登ってみるとGPSのログデータでは地形図のピークの手前825m付近を指している。GPSの誤差なのか、国土地理院の誤りなのかは定かでないが、地元の人たちが付けたであろう山頂のプレート827mはまんざら根拠が無いわけでもなさそうだ。
 さて、林道終点に車を置いて歩き出す。林道終点の回転場所には5〜6台は駐めることが出来そうだ。作業歩道らしき道を登って行く。周りはナラの林で落葉したこの時期は林の中は明るい。ナラの記に混じってミズナラも見ることが出来る。尾根に乗ったら左に折れ急坂を登る。登山道はヤブで覆われる作業道を避けて左の林に入る。下草が伸びると踏跡が隠れてしまいそうな感じだ。林の中を登っていくと尾根に出る。右側がスギの造林地になっている。放射線量を測ると0.068μSv/h、原発の影響がまるでないとは言えないがほとんど気にならない値だ。ここから道は尾根伝いに真っ直ぐ付いている。左が落葉樹林、右がスギの造林地である。登山道が勾配を増してきた。左側は切れ落ちている。落葉したこの時期は斜面が見えるので結構な急斜面であることがわかる。尾根の幅も狭くなり結構な急斜面の登りになる。途中にトラロープも張ってある。山頂手前では岩場になった。トラロープも一部すり切れて心許ない。岩場は2箇所あり、それを乗っ越すと最後の急斜面を登って山頂の肩に出ると山頂は目の前である。
 山頂からの眺めはすこぶる良い。浅草岳、守門岳が山頂に雪をかぶって美しく見える。そう広くはない山頂には主図根の標石と木にぶら下げられた「高森山827m」のプレートがある。しばし眺めを楽しんでから下山にかかる。
 下り始めは岩場と右側が切れ落ちている急な尾根なので注意して降りよう。岩場のトラロープは今にも切れそうなので、持ってきたロープで確保してメンバーを降ろした。尾根の急斜面を下ると、先ほどのスギの造林地に着く。ここまで来るとひと安心だ。落葉したナラの林へ降りると心が落ち着く。車を置いてきた登山口はすぐである。(I.I)

概念図

トラック コース=赤


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