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No.4795
小野岳 1383.4m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
おのだけ 地形図

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山行期間 2013年5月28日(火)
コースタイム 大内登山口(10:50)→小野の泉(11:11)→鉄塔(11:33)→尾根・巡視路分岐(11:58,12:04)→小野岳(12:51,13:09)→登山口標柱(14:19)→観音堂(14:50,15:03)→湯野上温泉駅(15:22)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
大内登山口 「小野の泉」は最後の水場 最初の送電線巡視路分岐
鉄塔へ寄り道する 尾根の巡視路分岐 小野岳山頂の看板
石の祠は明神様 小野岳は二等三角点がある 山頂全体は平になっている
小野観音へ向かって下る スギの造林地を下る 石碑を過ぎ伐採地へ
伐採地まで来ると小野観音堂は近い スギの造林地の登山道標識 小野観音堂側登山道入口には登山カード入れがある
小野観音堂 山門は舞台にもなっていて休憩するに良い 湯野上へと下って行く
大内宿への道と合わさる 国道121号線を渡り踏切を抜ける 会津鉄道の湯野上温泉駅へ到着

行動記録
 小野岳は下郷町の北方に位置し、会津鉄道湯野上温泉駅から歩いて登れるることができる。登山口は湯野上温泉・小野観音堂からと、日光街道(会津西街道とも下野街道とも言う)大内宿からの大内登山口とがある。以前あったと言う沼尾沼からのコースは歩く人も無く廃道と化している。今日は大内登山口から登り、小野観音堂へ下り湯野上駅まで歩くことにする。
 湯野上から車で大内宿へ向かい。次に大内ダムへの道を上がっていくと右に小野岳登山口への林道がある。小野岳登山口分岐の標識があるので注意すれば見逃すことはないと思う。林道を登っていくと左に草地の広い駐車場がある。ここにが大内登山口になっている。さっそく車を駐めて歩き出す。
 鬱蒼としたスギの造林地の中を登っていくと、登山道はやがて沢沿いに進むようになる。ヤマゼリやラショウモンカズラが出てくる。ニリンソウもたくさん花をつけていた。沢の水が伏流となる少し手前に「小野の泉」と名付けられた最後の水場がある。水が足りないときはここで補給しておこう。
 ここらあたりから道は急になってくる。小野の泉から10分と歩かないうちに右に送電線巡視路を分ける。さらに10分ほど登ると枝尾根に乗る。左が鉄塔への道、右が小野岳への道である。鉄塔へは3分とかからないので寄り道して行こう。
 鉄塔からは先ほどの分岐に戻り、山頂を目指す。鉄塔から20分ちょっとで、主尾根にに乗る。ここにも送電線巡視路が左に分かれている。急傾斜の登山道もここで一段落するし、山頂まで後40分ほどはかかるので休むには良いポイントだ。
 ひと休みしてから1223mのピークへ向けて登り始める。周りはブナ、ミズナラなどの広葉樹林になっていて暑い日差しを遮ってくれる。1223mピークを越え、次のピークを越えるころ、左側が開けて若郷湖の方面が少しだけ見える。
 ここから小野岳山頂まで、標高差約200mの最後の登りである。30分ほどで広い小野岳山頂に到着する。山頂には祠と二等三角点があり、山頂標識の下には今年の「第41回小野岳山開き・平成25年5月26日・参加者141名」のプレートが下がっていた。眺めはまずまずで、大戸岳などが見えるのだが、あまりにも天気が良すぎて、霞んで遠くは見えない。遅いお昼ご飯を食べて、ゆっくりとした時間を過ごした。さて、次は小野観音堂へ向けて下ることにしよう。
 南西へ向かって下山を開始する。最初はゆるやかな下りだ。花の写真を撮りながらゆっくりと下りて行く。小野観音堂までは標高差850mあり、1200mあたりまではミズナラなどの広葉樹林だったが、途中からジグザグに一気に高度を下げるようになる。やがて山腹はスギの手入れされた造林地に変わり、さらに高度を下げる。スギの造林地が終わると「小野岳登山口」の標柱が出てくる。ここは作業歩道の分岐にもなっている。道端にはホタルカズラやカキドウシなども花をつける。所々に風穴もある。さらに20分ほど下って行くと「○○観音」と彫られた石碑があったが、あまりにも達筆な文字で読めなかった。
 登山道は伐採地に出る。ニリンソウがたくさん咲いていた。その他にも白い小さな花も咲いていたが名前がわからないので掲載はしなかった。図鑑で調べて正確なところがわかったら追加しよう。伐採地を抜けると再び林の中にはいると小間観音堂の登山口はすぐである。14時49分、登山者カード入れのボックスのある登山口に着いた。小野観音堂はすぐである。参道には休憩できる山門がある。15時のバスには間に合いそうもないので、残っていたパンをほおばり、ゆっくりと休憩を取った。
 参道の石段を下りると左側には無料駐車場がある。小野観音堂から登るときには、ここに車を置くと良い。舗装路を下って行くと、途中から湯野上の温泉街が見下ろせる。道路は大内宿からの道を合わせ国道121号線へ出る。小野川を渡り会津鉄道の踏切を渡って温泉街への道を進む。湯野上温泉駅はすぐである。駅前には足湯もあり、のんびり休むことも出来る。
 車を大内登山口に置いてきたので戻ることにする。駅前にはタクシーが待機しているので大内登山口まで行ってもらえるか聞くと、何度も行っているのでOKとのこと。面倒がらずに砂利道の林道を大内登山口の駐車場まで入ってくれた。湯野上〜大内宿環を運行しているバス「猿遊号」は1日6往復、料金は1,000円、最終便は15時00分になる。土日祝日運転の観光路線バスは1日2便で湯野上駅の最終便は15時15分、料金は400円だが満員のときには断られることもある。タクシーは大内宿まで2,000円程度、大内登山口まで入ってもらうと2,390円になる。帰りは湯野上温泉の「えびす屋」の露天風呂に入って汗を流した。入浴料は500円で石鹸があるだけの昔ながらのお風呂である。
 以前(2009年まで)は河原に無料の共同の露天風呂があったが、今は使用禁止となり湯は抜かれている。近くの弥五島に300円で入れる「郷の湯」もあるので、石鹸とシャンプー持参でそちらに寄ってみるのも良い。(I.I)

小野岳で出会った花
ヤマゼリ ラショウモンカズラ ニリンソウ
エンレイソウ タンポポ チゴユリ
スミレ サンカヨウ キケマン
クルマバソウ ホタルカズラ カキドウシ

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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