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No.4800
大嵐山 1635.4m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
おおあれやま 地形図

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山行期間 2013年6月2日(日)
コースタイム 林道滝沢線終点・登山道入口(7:42)→祠・分岐(7:59,8:01)→湯ノ倉山分岐(9:12,9:20)→尾根(9:40)→大嵐山(10:15,10:30)→湯ノ倉山分岐(10:58)→湯ノ倉山(11:30,11:40)→祠・分岐(12:17)→登山道入口(12:32)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山口となる林道滝沢線終点 登山口 祠のある分岐
滝沢に沿って登って行く 滝沢の源頭 尾根道
大嵐山山頂 展望は大変良い 雪をかぶるのは越後只見連山
湯ノ倉山への分岐点 新緑の中を進む 湯ノ倉山の山頂
湯ノ倉山から見る大嵐山 湯ノ倉山からの下山路 まだまだ原生林が残っている
滝沢の分岐点にある祠 登山口の駐車場 しらかば公園コース通行禁止の案内
麓にある「ふれあい広場」 湯ノ花温泉の登山口標識 二荒神社には湯ノ花舞台がある

行動記録
 大嵐山は南会津町南西に位置し、旧舘岩村の湯ノ花温泉が出発点となる。車だと登山口となる林道滝沢線終点に5台ほどの駐車スペースがあるので20分ほど短縮できる。山開きはすでに終わっており、今日は日曜日だと言うのに、訪れていたのは横浜ナンバーと私の2台だけであった。もし、林道終点の駐車スペースがいっぱいで駐められないときは、湯ノ花温泉登山口にある「ふれあい広場」にも5〜6台は駐めることができる。
 登山口には大嵐山と湯ノ倉山の標識がある。しらかば公園へ下りるルートは現在は通行禁止となっている。山と渓谷社の分県登山ガイドのコース通りには歩けないので計画の段階で注意しよう。
 最初は杉の造林地の中を行く。一段上の作業道跡に出ると地元の簡易水道の取水管が通っている。しばらく登っていくと作業道跡は右にも分かれる。真っ直ぐの作業道跡を進むと道幅が狭くなり大山祗神社の小さな石の祠が奉ってある分岐に着く。右が湯ノ倉山の道で、真っすくの沢沿いの道が大嵐山への道だ。大きなカツラの木があり、廻りにはトチ、カエデ、ミズナラ、サワグルミ、ケヤキなどの木々が立ち並び鬱蒼とした樹林に囲まれている。
 ここら辺で水が足りなければ補給しておこう。沢を渡り見事なカツラの木に感心しながら沢に沿って登っていく。二俣を過ぎ、少し行くと水の音が消える。登山道は滝沢の源頭を進むので、途中で踏跡があやしくなる所もあるが、沢通しなので迷うことはない。登山道が沢からちっょと離れ右の斜面をトラバースするように登っていく。ニリンソウが群落する場所だ。
 トラバース道は再び沢に戻る。先ほどの湯ノ倉山の分岐から1時間ほど歩いたところで、登山道は沢を離れ左の斜面へ取り付く。やがて湯ノ倉山の分岐になり、さらに急坂を登りヒメコマツが出てくると稜線は近い。尾根に出ると左側が開けて明るくなる。稜線は所々切れ落ちているところもあるので注意したい。稜線に出て40分もかからないで大嵐山に着く。山頂には二等三角点があり、展望はすこぶる良い。早めの昼食を取りのんびりとした時間を過ごした。
 しばし休憩してから、先ほどの湯ノ倉山分岐まで30分ほどで戻る。トラバースするように左の尾根に取り付いて下りていく。登ってきた沢沿いの道とは違い、樹林帯のなだらかな下りである。新緑が何とも言えない気持ちにしてくれる。コルを過ぎ、いよいよ湯ノ倉山への急登となる。湯ノ倉山から後ろを振り返ると大嵐山が見える。ここは周りは木々で覆われるが大嵐山を一望できるポイントだ。
 山頂から道は二つに分かれる。ひとつが林道田代線にある「しらかば公園」への下山路、もうひとつがこれから下る、滝沢口下山コースだ。ただし「しらかば公園」への下山路は現在は藪もかぶさり通行禁止となっている。
 湯ノ花温泉への下山路は尾根の急斜面を一気に駆け下りる。やがて尾根からジグザグに下降し沢状の樹林帯の中の急斜面を下ると、先ほどの祠のある分岐に出る。後は作業道跡を通って車を置いてきた登山口に戻るだけだ。なお、作業道跡から林道終点の駐車スペースへ下る登山道を見逃さないように注意したい。(I.I)

大嵐山で出会った花
ラショウモンカズラ? ニリンソウ
チゴユリ ヤシオツツジ
イワウチワ タムシバ アヅマシャクナゲ
クルマバソウ ニリンソウ


概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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