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No.4859
乳頭山 1478m標高点
山行種別 無雪期一般
にゅうとうさん 地形図

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山行期間 2013年9月29日(日)
コースタイム 黒湯駐車場(7:18)→一本松温泉跡(7:52,7:59)→小沢・水場(8:16)→標高1273m地点(8:42,8:48)→乳頭山(9:24,9:42)→田代平山荘(10:08,10:14)→田代平・孫六温泉分岐(10:19)→休憩・940mピーク(11:05,11:14)→孫六温泉(11:30)→黒湯温泉駐車場(11:42)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
黒湯温泉の駐車場から入る 黒湯温泉の湯治棟 斜面から蒸気があがる
一本松沢には橋が架かる 一本松沢の支沢を渡る 沢は温泉の湯花で白くなっている
一本松温泉跡地の野天風呂 標高1273m地点から見た乳頭山 緩やかに乳頭山へと向かう
草紅葉が見頃だ 田代平との分岐点 乳頭山から岩手山が見えた
田代平山荘 田代平山荘脇の池塘に写る乳頭山 田代平湿原の孫六温泉分岐
分岐から孫六温泉へと下る 途中の登山道 孫六温泉の登山口標識
登山口にある水場 乳頭温泉郷の案内図 孫六温泉を通って黒湯へと戻る

行動記録
 秋の乳頭山はどんな感じなのか、黒湯から登ってみることにした。森吉山のトウド沢の遡行を終えてから乳頭温泉へと向かった。宿泊は乳頭キャンプ場の予定だが、麓のヤマザキデイリーストアで、つまみの豆腐と朝の食料を買い込んで、キャンプ場に着いたときには、すっかり暗くなっていた。乳頭キャンプ場は予約が必要だが、遅くなることを告げておくと休暇村フロントで代わりに受け付けてくれるので助かる。使用料は1サイト1,000円+(500円×人数分)で、オートサイトもフリーサイトも料金は同じである。
 翌朝、乳頭山の黒湯へと向かう。他の登山口も同じだが、登山口には特に登山者用の駐車場は無い。空いていれば駐めても良いので、帳場へひと声かけて駐めさせてもらうと良いと思う。黒湯の駐車場の先には孫六温泉の駐車場もあり、途中の路肩も数台は駐めることができる。
 まずは、黒湯温泉の駐車場から「乳頭山登山道入口」の標柱に導かれて下って行くと、孫六温泉からの道に出る。右に折れ、一本松沢沿いに進む。右に黒湯温泉の建屋を見ながら登って行く。護岸工事のため迂回路が作られていた。工事現場の上部に出ると本来の登山道になる。
 一本松沢の対岸からは温泉の蒸気が吹き出ている。さすが豊富な湯元を持つ乳頭温泉郷だ。橋で対岸へ渡り、しばらく行くと一本松沢の支沢に出る。対岸に渡り少し登ると、野天風呂のある一本松温泉跡地に着いた。お湯が自噴していて、奥には適温の浅い湯船があって、ホースで水が引かれていた。下山時だったら、話の種に入浴するのも良いかもしれない。さらに登って行くと小沢を渡る。最後の水場なので、水を補給する。いよいよ急登の始まりである。登山道は整備されており、階段になっているので、登るには段差があって大変である。小沢から25分ほど登ると、展望が利く標高1273m標柱に着く。ベンチもあり絶好の展望台である。南側に目を向けると秋田駒ヶ岳が、北は乳頭山への尾根が続く。山頂はまだ先だが、空にはうろこ雲が広がり、すっかり秋の様相である。
 広い尾根に続く木道を進むと、田代平との分岐点に出た。山頂はもうすくである。9時24分、乳頭山の山頂に着く。雲海の向こうに岩手山が見える。風も弱く、穏やかな天気である。風があると立っていられないほとになる山頂だが、20分ほどのんびりした。
 さて、下山にかかろう。先ほどの田代平との分岐まで戻り、田代平山荘へと緩やかに下って行く。冬期には心強い田代平山荘は、大切な避難避難小屋だ。小屋の脇には大きな池塘があり、水面に乳頭山が写って見える。田代平の分岐点まで来ると、草紅葉が見事だ。田代平へは木道を真っ直ぐ進みさらに下って行くのだが、私たちは黒湯六温泉へ戻るので、左折して孫六温泉へと下る。道は粘土質で滑りやすい。ゆっくりと下って行くと、たくさんの登山者とすれ違う。山渓の分県ガイドにも載っているこのコースは、利用する人も多い。鬱蒼とした樹林帯を下り、孫六温泉まで0.6kmの標柱のある940mピークで最後の休憩を取った。
 孫六温泉の登山口には、11時30分に着いた。水場があり、喉を潤す。孫六温泉は、なかなか趣のある建物で、道を挟んで露天風呂がある。バス停からは歩いて15分ほどだが、一本松沢の対岸には駐車場もあって、こちらの方が温泉に近い。山行を終え、黒湯温泉で汗を流す。お風呂上がりに、流水で冷やされたラムネを飲んで、黒たまごをお土産にと購入し、福島へと戻った。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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