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No.4876
東吾妻山 1974.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひがしあづまやま 地形図

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山行期間 2013年10月27日(日)
コースタイム 浄土平駐車場(8:20)→吾妻小舎(8:35)→鳥子平(9:20)→景場平(10:03)→東吾妻山頂(11:47)→姥ヶ原(12:27)→酸ヶ平避難小屋(13:00,13:30)→一切経山(14:05,14:12)→酸ヶ平避難小屋(14:38)→浄土平駐車場(15:22)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
標高1000mあたりが紅葉見頃 スカイライン沿いの紅葉 浄土平から歩き始める
浄土平の紅葉は終わっている バックに見えるのは吾妻小富士 冬支度作業中の吾妻小舎の前でも測定
鳥子平湿原 景場平湿原 なだらかな山容の東吾妻山を目指す
登るにつれて気温が下がり、枝が凍りついている 登山道脇には雪が積もり始めている 東吾妻山の山頂
東吾妻山での放射線量測定 東吾妻山から下り、姥ヶ原の十字路でも測定 鎌沼へと下る
鎌沼 酸ヶ平の木道を歩く 酸ヶ平避難小屋
登るにつれて風が強くなってくる 一切経山の山頂 0.04μSv/hの値を示した
気温はマイナス1.3度 下山中、左手下に吾妻小富士が見えた 全行程7時間の調査山行を終え、浄土平へと戻る
※ 写真はすべてkuさん提供

行動記録
 兵庫県勤労者山岳連盟の方々が、福島県の山岳放射線量調査の支援に訪れた。調査した山域は、福島を代表する山である吾妻山、安達太良山、磐梯山。私たちの福島登高会は、吾妻山の放射線量調査にサポートとして加わった。
 東吾妻山は、放射能漏れを起こした福島第1原発から78kmほど離れている。事故当時は麓の福島市内も含め相当な放射線量であったと推測されるが、2011年5月にいち早く吾妻山の放射線量を計測された方のデータでは、数値も、そう高くないことがわかった。それでも福島民報新聞に安達太良山の残雪から3000ベクレルもの数値が検出されたとの記事が掲載されると、福島県の山は汚染されているとの話が一人歩きし、不安の声が多く寄せられた。
 福島登高会が、福島県内の山岳地域での放射線量調査を開始したのが2011年7月、現在の堀場製作所の線量計を使用し始めたのが2011年10月である。計測を開始して2年が過ぎ、地形や植生によって差はあるものの、少しずつではあるが値は減少してきていることはうれしい限りである。(下に原発事故から3年の空間放射線量の変化を示したグラフを掲載した。)
 しかし、2013年11月14日の福島民報新聞の記事によると、大気中に含まれる放射性セシウムの量が一時的に上昇していることが福島大学の調査でわかった。これは原発からの放射性物質の放出に伴う上昇と推測されている。それらの情報は今なお福島県民には知らされない現状がある。(I.I)

概念図

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