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No.4969
黒森山 760.4m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
くろもりやま 地形図

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山行期間 2014年5月24日(土)
コースタイム 牧草地(10:17)→林端部(10:23)→小径(10:37)→黒森山(10:51,10:59)→718mピーク(11:25)→林端部(11:34)→牧草地(11:42)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
牧草地から見た黒森山 安達太良山方面 稜線のりっぱな山道
山道脇の石積み土塁 黒森山頂の様子 黒森山山頂三角点
国有林の山の標柱 718mピーク登りの土砂の土塁

行動記録
 黒森山は、通称塩沢街道の東北サファリパークの北西に位置する三等三角点峰である。黒森山と呼ばれる山は県内に4座ありその中の1座でもある。この山の記録としては、我が会が1985年に発刊した「福島市周辺の低山」の中にも掲載されている。(1983年4月2日の記録)また、福島キャノン山の会が2006年に発刊した「福島市周辺の山」の中にも収録されている。
 何よりも国土地理院が2009年11月24日に現地調査を実施していて、点の記が新しくなっているのだ。自動車道到達地点から山道(幅1.5m)があると記載されているので、行ってみようと計画した。
 自動車道到達地点は地形図で718mピークへ延びる点線記号の末端あたりである。国道の459号土湯道の駅を過ぎ、二本松市に入ったらすぐに左折してみる。車が降りて周辺を探してみたがそれらしい道が見つからない。(後で過去の記録を読み直してみると、1983年当時は718mピーク近くまで開墾され、農耕車の通るしっかりした道が山頂近くまで続いていると記録されていた。)
 地形図の点線記号のどちらかを登ろうと思っていたのだが、いずれも藪化している。作戦変更である。牧草地の中を東に進み黒森山と718mピークの鞍部を目指して牧草地を行くことにする。酪農家の裏手の水路脇に車を置き、鞍部を目指して牧草地の中の道路型のある箇所を北へ進んで行く。牧草地が切れて林に突入すると藪は薄く何処でも歩ける状況なので鞍部でなく斜めに稜線を目指して歩くことにする。程なく点の記に出ていた山道にぶつかる。この手の山道としては立派な山道で登山道と言ってもいいくらいの道である。
 山道を東に向けて登っていくと稜線の左側に石積みの土塁が出てきて山頂まで続いていた。周辺は石があちこちに散乱しており、これを材料として構築されたものと思われる。土砂で出来た土塁はあちこちで見てきたが、石積みのものは初めてである。登りの傾斜が緩んでくると、ほどなく山頂である。三角点周辺は刈り払いされているが、見晴らしはまったく無い。さらに山道は東に延びている。何処まで延びているかまでは未調査である。
 帰路は来た道を戻ることにする。718mピークとの鞍部まで来ると東西に延びる山道と南北に延びる踏み後に交差するが、この山道は何処まで延びているか調査のため718mピークに向けて登りにかかる。こちらの登りでは、山道の右側に土砂で出来た土塁が出てくる。昔はかなりの往来があったのだろうか。ところが718mピーク付近まで来ると忽然と山道が不明になり藪となってしまった。ピークの先はあきらかに人手の加わった状況となっている。しばらく歩いたが山道は発見出来ないので南に進路を向けて牧草地に飛び出した。
 東へと延びるしっかりした山道、鞍部の南北に延びる踏跡、地形図には記載されている718mピークから西への消えてしまった山道と、ちょっと消化不良の山行となってしまった。機会があれば、再度調査してみたい。(S.O)

概念図

国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.05.24_黒森山 を表示
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