Fukushima toukoukai Home page
No.4971
沢松倉山 731mピーク
山行種別 無雪期一般
さわまつくらやま 地形図

トップハイキング>沢松倉山

山行期間 2014年5月31日(土)
コースタイム 牧草地(13:34)→林端部(13:40)→鞍部(13:46)→黒森山(14:00)→沢松倉山(14:20)→黒森山(14:37,14:44)→鞍部(14:54)→林端部(15:00)→牧草地(15:08)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
牧草地の上部から鞍部を目指す 沢松倉山山頂のケルン 木製のプレートもあった
山頂から安達太良方面の眺め 吾妻山方面も良く見える 樹林帯から抜けたところに赤ペンキが付いている
小沢を渡る 登り始めは牧草地東端の低いところ

行動記録
 一週間前に黒森山へ登ったが、その際に黒森山の山頂から東に延びる山道があった。その時の山行では下山時の調査の際に718mピーク付近で山道が不明瞭になってしまったこと。黒森山と718mピークとの鞍部では南北にクロスする踏跡があったことなどから調査としては消化不良状態であった。今回は黒森山の山頂より東に延びる山道の調査と、鞍部でクロスする南北の踏跡の調査をするために再度訪れてみた。
 前回と同じように酪農家の裏に自動車を置いて牧草地のなかを北へ向けて登ることにした。鞍部に直接出られるように荒れた牧草地跡の西端より林に突入してみた。林に突入すると左が斜面となる。鞍部より718mピークへいくらか寄って、少し上部へ出てしまった。狙い通りに行かないのが、藪との戦いであり、魅力のひとつでもある。少し下って鞍部に到達する。
 鞍部からは、黒森山に向けて先週歩いたコースを淡々と目指す。約30分で黒森山である。次に山頂より延びる山道を東に向けて歩き出す。多少藪がかかるが道ははっきりしている。山道の左側は国有林である。標柱のコンクリート杭が適当な間隔で設置され、赤スプレーで目印が付けられている。緩い山道を下っていくとやがて鞍部になる。東にいくにつれてエビスサーキットを走行する車の音が大きく聞こえてくる。登りにかかると山道ははっきりしてくる。登り切ると山道が途絶えた。左側が開けているので出てみると、視界が開け正面に安達太良山、吾妻山が見渡せる。絶景のビューポイントである。傍らに「沢松倉山」と書かれた木製プレートが掲げられていた。ここは731m標高点峰であり、ここまでの道は安達太良山、吾妻山を展望するために付けられた山道と思われる。
 後で調べてみると、尾根道を境にして718mピークからエビスサーキットにかけての住所は二本松市沢松倉となっている。このピークに「沢松倉山」と名付けられたのは、地元でそのように読んでいるのか、それとも字名から名付けられたのかは不明である。いずれにしてもこんな所に山道が何故あるのかが不思議であった。わざわざ安達太良山と吾妻山を見るために、山道を刈払った凄腕の誰かの仕業か。こんなことを想像するのも、里山歩きの楽しみの一つである。
 これで消化不良のひとつが解決した。今度は鞍部から南北にクロスする踏跡の調査である。景色を楽しんでから来た道を戻る。鞍部まではさほど時間もかからないで戻る。
 鞍部より南へ向けてかすかな踏跡がついている。踏み跡も進むほどに不明瞭になる。それでも10分もかからないで牧草地跡に飛び出した。出た所は牧草地跡の東端で、傍に沢も流れている。立木に赤スプレーで目印があった。先週は東端と西端の中間地点あたりから突入したので、その時は知らないうちにこの踏跡とクロスしたことになる。そのくらい不明瞭な踏跡である。
 黒森山や沢松倉山に登るには牧草地跡のどこから登っても10分くらいで尾根の山道に上がることが出来る。今のところ藪は薄いので特に問題なく登れる。(S.O)

概念図

国土地理院地図(電子国土web)で見る
トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.05.31_沢松倉山 を表示
トップ

Copyright(C) 2014 福島登高会 All Rights Reserved.