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No.5022
火打山・妙高山 火打山 2461.8m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひうちやま・みょうこうさん 地形図

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山行期間 2014年9月30日(火)〜10月1日(水)
コースタイム 9月30日
笹ヶ峰登山口(6:28)→黒沢橋(7:19,7:24)→分岐(8:55,8:58)→高谷池小屋(9:45,10:00)→天狗の庭(10:19,10:24)→火打山(11:40,12:00)→高谷池ヒュッテ(13:34)
10月1日
高谷池ヒュッテ(6:00)→茶臼山(6:29)→黒沢ヒュッテ(6:56,7:00)→大倉乗越(7:25,7:28)→長助池分岐(8:11,8:21)→妙高山(9:32,9:50)→→妙高山南峰・妙高大神(10:00,10:03)→妙高山(10:11,11:16)→長助池分岐(11:21,11:18)→大倉乗越(12:13,12:16)→黒沢池ヒュッテ(12:35,12:54)→黒沢(13:26)→分岐(13:44)→黒沢橋(14:45,14:51)→笹ヶ峰登山口(15:25)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
笹ケ峰登山口 黒沢の橋 展望が開ける
高谷池ヒュッテ 気持ちの良い青空 正面に山頂が現れる
天狗の庭 振り返ると妙高が 火打山山頂
高谷池とヒュッテ 小屋の水場(生水飲用不可) 小屋内部(1F)
小屋内部(3F) 黒沢池ヒュッテ 大蔵乗越からの妙高山
妙高山 妙高山南峰・妙高大神 下山路・黒沢池から湿原が続く

行動記録
9月29日
 杉野沢の「苗名滝の湯」(450円)で入浴し、10km先の笹ケ峰登山口の駐車場で車中泊する。ここにはロッジやキャンプ場、トイレなどが完備していた。道路もやや狭いが、舗装されていた。
9月30日
 朝食を済ませ、登山口(約1,300m)のゲートをくぐって登山開始。このコースは基本的にはすべて木道となっているようだ。ゆるやかに登ってゆくと黒沢にかかる立派な橋(1,570m)に到着する。このコース唯一の水場。ここで炊事の分まで補給して歩き出す。道はだんだんと傾斜がきつくなり、十二曲がりにかかる。傾斜はきついが、12回曲がるとあっけなく終了。木々の間から白馬岳あたりが見えてくる。さらに進み、ようやく富士見平(2,060m)の分岐に到着する。今日は火打山(左)を登り、明日は妙高山(右)から下る予定だ。黒沢岳の西側を進むと、火打山初見参。さらに進み、高谷池の湿原が現れると、今夜の宿高谷池ヒュッテ(2,100m)に到着する。ここまで1,300m登ってきたことになる。
 10時、小屋にザックをデポ(小屋にはザック置き場があった。)し、最小限のザックで歩き出す。高谷池の湿原を過ぎ、わずかに登ると再び湿原が見えてくる。ここが天狗の庭で、草紅葉と池塘に映る火打山がすばらしい。ここから登山道は尾根道となり、高度を上げてゆく。右からの尾根が合流したピークにはライチョウ平というの標識が立っていた。小屋の人に聴いたところ、ライチョウの数はわずかで、ほとんど姿を見せないとのことだった。下界の絶景を楽しみながら、さらに登りつめると山頂だ。
 11時40分、火打山(2,462m)山頂に到着する。今まで晴れていたのだが、ガスが出て遠望が利かなくなって残念だ。記念写真と昼食を楽しんで下山にかかる。天狗の庭あたりまで下ると、ガスが切れてくる。写真撮りが忙しく、なかなか進まない。
 13時34分、ヒュッテに戻って宿泊の説明を受ける。ここは完全予約制(HPからの予約可能)で、自炊、食事付きの選択も可能。詳しい問い合わせは妙高市観光協会で。一息ついて周辺を散策する。登山客以外にもトイレが無料開放されていた。きれいなキャンプサイトもあったが、高谷池の水を引いただけの水場は、そのまま飲むことはできない。小屋の炊事室にはガスコンロ(4口)や飲料水の蛇口もあった。飲料水とはいえ、池の水に消毒液を混ぜただけのもの。食器洗いは外の水を使う。さらにナベ、食器までそろえてあった。我々はそこまで期待していなかったので、水、コンロ、食器などすべて担ぎ上げてきた。建物は3階建てで、1階が食堂、炊事室、2階は通路を挟んで2段の蚕棚風、3階は通路を挟んで幅1mほどの個人スペースがならぶ。すべて敷き布団、掛け布団と毛布1枚に枕だった。この日は小学生の学校登山で平日ながら満員となっていた。発電機のエンジンが止まると静寂が訪れる。
10月1日
 朝霧の中、6時丁度に黒沢池に向けて歩き出す。茶臼山(2,171m)まで緩やかに登り、少し下ると黒沢池の分岐に到着する。ここには民営の黒沢池ヒュッテ(2,020m)が建っている。ここからわずかに登ると大倉乗越(2,150m)と呼ばれる外輪山の縁に到着する。正面には妙高山が大きくそびえ、振り返れば火打山が見渡せる。妙高山の頂上部分は中央火口丘と呼ばれる溶岩ドームで、ここからカルデラの底まで100mほど下って、山頂まで400mほど登り返すことになる。地図で見るイメージよりも時間がかかるようだ。部分的だが、ガレ場のトラバースがあり、残雪期には注意が必要だという。見晴らしはよくないが、きれいな紅葉を見ながら黙々と登る。
 9時32分、妙高山北峰(2,446m)に到着する。妙高山は双耳峰で、北峰には三角点が、最高地点の南峰には妙高山大神が祀られている。青空は出ていたが、大展望とまではならなかった。さら南峰(2,454m)を往復する。10時16分、下山開始。往復コースなので、長助池の分岐から大倉乗越まで再び登り返しとなる。
 12時35分、黒沢池ヒュッテに到着する。遅い昼食をとり、笹ケ峰に向けて下山開始。ほぼ平坦な黒沢池の湿原を進み、黒沢の丸木橋を渡る。ここから右に回り込むと高谷池への分岐に出る。あとは昨日歩いた道を下るだけ。十二曲がりの手前で、学校登山の小学生グループに追いつく。引率者とも40名ほどで、火打山登頂後下山しているという。我らが追いつくと、全員で登山道の端にどけてくれた。おかげで難なく追い越すことができた。十二曲がりを過ぎ、黒沢橋で一息入れて登山口へ。途中、ブナハリタケを見つけたので、お土産に採取する。帰宅後、キノコご飯にして頂いたらおいしかった。15時25分、登山道入口のゲートをくぐって山行終了。(K.Ki)

ルート

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トラック 1日目=赤 2日目=青

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