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No.5181
安達太良山 1699.7m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
あだたらやま 地形図

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山行期間 2015年9月26日(土)
コースタイム 塩沢登山口(5:54)→湯川渡渉地点(6:09)→見晴台(6:56)→僧悟台・霜降滝分岐跡(7:23)→東鴉川源流(8:07)→笹平分岐(8:35)→鉄山避難小屋(8:55)→鉄山(9:11)→牛首・峰ノ辻分岐(9:34)→本山(9:46)→牛首・峰ノ辻分岐(9:58)→峰ノ辻(10:09)→くろがね小屋(10:29,10:37)→天狗岩(11:16)→八幡滝(11:23)→塩沢登山口(12:05)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
塩沢スキー場より出発する 湯川を丸太橋で渡る 草履の形の草履沼
水場である湯川支沢 急坂を登り切ると見晴台 僧悟台・霧降滝分岐は開けている
東鴉川の源流を渡渉する 笹平分岐に到着 笹平分岐の看板
鉄山避難小屋 鉄山山頂の三角点 霧の馬ノ背
安達太良山本山 篭山の紅葉も良い 久しぶりに訪れたくろがね小屋
塩沢登山口の看板は新しくなっていた 途中クサリ場がいくつかあるので注意したい まもなくスキー場に到着である

行動記録
 今回は単独で、塩沢スキー場から僧悟台を経由し、鉄山を目指すこととした。当日、塩沢スキー場に到着し、登山者用駐車場に車を駐める。ここはトイレがあり、小さく古いが近くにあるので便利である。
 用意を済ませ出発。現時点では自分しか車両がなく、奥岳の登山口から比べればとても静寂。スキー場のリフト乗り口を2か所を通り過ぎ、森の中へと入る。鬱蒼とした森を進むと馬返しの分岐にたどり着く。ここから左方向はくろがね小屋方面である。今回は僧悟台を目指すので右へ進む。少し進むと湯川の渡渉地点に到達する。増水があると少し難儀するが、今回は問題ない。丸太製の橋でとてもしっかりしており、問題なく渡渉する。
 少し登ると右に「草履沼」が見え、さらに進むと水場である湯川の支沢と交差する。支沢は連続で2本現れるが、滑りやすいので注意が必要。2つ目の支沢の流心付近には大きなミズナラがある。古いもので、水場の中心にあるので存在感がある。再び急登が始まる。急登を登り上げ、少し進むと見晴台に到着。見晴台というが、あまり刈り払いがされていないので見通しは特に素晴らしいわけではないと思う。が、なぜか急登後の開放から、毎回自分はとても貴重なものにみえてしまう。
 登山道は平坦な僧悟台に入る。ここは熊やカモシカなどが多い区域であるので、鈴や笛の準備がほしい。僧悟台の登山道は前日の雨の影響か、草本が濡れており、そこから水が靴に浸入してくる。ゴアテックスの登山靴を履いているのだが役に立たないようだ。見晴台から1時間30分程度で広場のような僧悟台の霜降滝分岐に到着する。分岐といっても、湯川方面の「霜降滝」への登山道はすでに廃道になっている。分岐もハッキリしなくなった。周囲はガスで視界は不良だが、晴れている日は紅葉の眺めが最高だろう。ここから30分程度で東鴉川の源流部にたどり着く。さらに最後の急登を30分程度登ると、稜線の笹平分岐に到着する。
 稜線に乗ると風が出てきて、濡れた体には少しきつい。分岐には看板があり、塩沢登山口から僧悟台経由の登山道整備はしない旨が書かれている。登る人がいなければ、ここも廃道になってしまうのだろう。再度急登を上り、平坦部を少し進むと鉄山避難小屋が見えてくる。ここにはトイレがないためか周囲にトイレットペーパーらしきものが散乱している。山小屋のトイレ事情を考えさせられる風景である。
 次にガレ場を少し進むと、鉄山の三角点がある。周囲はガスで覆われ少し残念。長居は無用で先に進む。馬ノ背を過ぎ矢筈森の脇を通り、牛ノ背の手前の牛首分岐から峰ノ辻に向かう予定であったが、ここまで来て本山を踏まないのはどうかと思い、急きょ本山へ向かった。往復30分で分岐に戻る。あまり計画にないことをするのは褒められたものじゃないと、本山を踏んだ後に少し後悔する。
 牛首分岐から矢筈森避難小屋跡を通り峰ノ辻に到着すると少しガスが晴れてきたようである。ここは登山道が十文字に交差をしている場所であり、ここをくろがね小屋方面へ進む。途中ガレ場を下ると、くろがね小屋に到着する。小屋は通年管理人が滞在し、お風呂も電気もあり、大変快適な場所である。管理人に声を掛けトイレを借りる。トイレは土足のままでは行けないので注意が必要。一息ついて、塩沢登山口を目指す。ここからの登山道は湯川に沿って下っており、渡渉の箇所が6箇所ある。増水等がなければたいていは濡れない。また「クサリ場」も3箇所あり気が抜けない。ここは全体的に初級者でも気を付ければ問題ないが、できれば山に慣れている方が同行すると良い。
 荒竜岩、天狗岩などを通り過ぎ、八幡滝の分岐から湯川右岸の登山道を下り、馬返しの分岐を過ぎるとスキー場の登山口に到着する。登山口付近の小沢で靴等を洗い、帰路に着いた。(S.Su)

概念図
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トラック 登り=赤 下り=青

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