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No.5213
御前ヶ岳 1233.0m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ごぜんがだけ 地形図

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山行期間 2015年11月16日(月)
コースタイム 畑小屋・登山口(12:19)→山の神ルート分岐(12:30)→紅梅御前お住まいの跡(13:43)→御前ヶ岳(13:57,14:12)→紅梅御前お住まいの跡(14:20)→畑小屋・登山口(15:15)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
駐車場から見える御前ヶ岳 登山道入口の案内板 どこにもある「クマ出没注意」の看板
コンクリート路で沢を渡る 民家の脇を抜け登山道へ 登山道の橋は外されていた
山の神ルートの分岐点(山の神ルートは通行止) 御前ルートを進む スズメバチ注意表示
トラロープの張ってある急登が続く 標高1100mあたりでようやく登山道は緩やかになる 紅梅御前・桜木姫のお住まいの跡
桜木姫と紅梅御前の説明坂 御前ヶ岳の山頂 山頂には二等三角点がある
東側はブナの二次林 急坂を慎重に下る 登山道入口にある「危険立入禁止」の表示

行動記録
 昭和村へは柳津から県道32号線で博士山の脇を通り、国道401号線で入った。県道32号線も国道401号線もだいぶ拡幅されて昭和村も以前よりも訪れやすくなった。地元も伝統工芸品である「からむし織」にも力を入れ、りっぱな道の駅「からむしの里」もある。自然と歴史のある静かな昭和村である。 御前ヶ岳へは昭和村の喰丸郵便局から国道401号線に入り、昭和の森を左に見て大芦まで進む。大芦から畑沢川にそって南に下ると左手に御前ヶ岳が見えてくる。昭和村の中では博士山についで村内2番目の高さを持つ。平氏討伐の兵を挙げて敗れた以仁王の愛妃が東国に逃れ、この山に隠れ住んだと言い伝えられ、山名も昔の高倉宮以仁王伝説によるものと言われている。由来なども登山案内板に詳しく書いてある。
 登山口の案内板の所に5〜6台の駐車スペースがある。身支度をして出発する。登山道入口からコンクリート路に入り、大越沢に架かるコンクリート橋を渡ると民家の軒先手前から右手の登山道に入る。入口に「豪雨災害により登山道流出箇所あり、危険立入禁止入山不可」と表示されていたが、事前に昭和村のホームページなどで調べても入山禁止などの情報はなかったので登らしてもらうことにした。岳沢にかかる橋は外されていたが、登山靴でも徒渉に支障は無い。後で昭和村に確認したところ、入山に問題は無く、登山道入山禁止看板については一部撤去されないまま残っていたとのことであった。登山道はすぐに樹林帯に入る。すでに落葉していたが、ナラの木の中にシラカバやサクラの木が混在している。10分ほどで御前ルートと山の神ルートとに分かれる。しかし左の山の神ルートはロープが張ってあり通行止になっている。2002年に訪れたときにすでに通行止になっていたので、通れなくなって久しくなる。通行止は平成12年(2000年)あたりからと聞く。
 右に折れ御前ルートに入る。トラバースするように進んで行き尾根に乗る。後は尾根を真っ直ぐ登っていくことになる。登山道は標高1000m付近から一気に角度を増してくる。トラロープが張られ岩が混在する急坂が続く。途中に「スズメバチ注意」の表示がある。このところ何処の山でもスズメバチの被害があるようだ。登り切った標高1100m付近でようやく登山道は緩やかになる。岩の間の深い穴が目立つ。風穴だ。上部で空気を吸い込み下部で冷たい風を吹き出す。真夏にくれば、その恩恵に授かれるかも知れない。いつしかブナ林に変わり「紅梅御前桜木姫お住まいの跡」に着く。いわれについては登山案内板に書かれてある。さらに10分ほど登っていくと御前ヶ岳山頂に辿り着く。麓から休憩も入れて1時間半ほどで登ってこれる。
 山頂には二等三角点があり、西側が開けている。天気が良ければ大仏山、館の腰山、赤坂山などが眼下に見ることができる。山頂から山の神ルートは通行止なので、下山は登ってきた御前ルートを戻る。下りは急坂が続くので充分注意しよう。登山口はゆっくり下っても1時間ほどで着く。(I.I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 御前ヶ岳登山口駐車場/アスファルト
時間 12時17分
0.065 0.063 0.064 北緯 37゜15' 41.55"
東経 139゜39' 26.73"
Data2 山の神ルート分岐点/落葉樹林、笹
時間 12時30分
0.070 0.066 0.069 北緯 37゜15' 40.59"
東経 139゜39' 40.62"
Data3 紅梅御前お住まいの跡/落葉樹林、笹
時間 13時44分
0.051 0.046 0.049 北緯 37゜15' 35.278"
東経 139゜40' 22.48"
Data4 御前ヶ岳/落葉樹、笹
時間 13時58分
0.031 0.028 0.030 北緯 37゜15' 40.15"
東経 139゜40' 29.82"
Data5 御前ヶ岳登山口駐車場/アスファルト
時間 15時16分
0.069 0.065 0.067 北緯 37゜15' 41.80"
東経 139゜39' 26.87"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)

概念図
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