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No.5554
生瀬富士 生瀬富士406mピーク 月居山404m標高点
山行種別 無雪期一般
なませふじ 地形図

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山行期間 2017年5月21日(日)
コースタイム 町営第一駐車場(7:30)→登山口(7:34)→生瀬富士(8:34,8:43)→立神山(9:04,9:13)→四差路・かずま(9:45,9:52)→滝美館(10:21)→袋田の滝見学→吊り橋(10:44)→展望台(11:03)→尾根・分岐(11:20)→月居山前山(11:39)→月居観音堂(11:44)→月居峠(11:46,12:19)→月居山(12:3312:35)→月居峠(12:47)→月居山登山口・旧国道(13:06)→七曲がり→町営第一駐車場(13:26)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
町営第一駐車場から見た生瀬富士 出発点は町営第一駐車場 文字の消えかけた生瀬富士の標識
民家の脇を入る 小沢沿いに登って行く 沢から離れて尾根に上がる
いよいよ生瀬富士の急登に取り付く 生瀬富士の石柱 山頂を示すプレート、眺めはまずまず
立神山の三角点 立神山の山頂プレート 直角に折れて下って行く
四差路・かずま 滝本へ下る途中堰堤の上を渡って対岸へ 民家の脇を通る
滝美館のところに出た お土産やが軒を連ねる 入場料300円を払って袋田の滝を見学
トンネルで袋田の滝へ 第1観瀑台から見た袋田の滝 月居山ハイキングコースの階段
渡ってきた吊り橋 展望台から生瀬滝を見下ろす 生瀬滝の展望台
月居観音堂 門をくぐると月居峠 月居峠にある案内板
月居山の石碑と標識 一段上が山頂 三六亭への分岐
旧国道の月居山登山口 道路から七曲がりの登山道に入る 七曲がりを下りたところにある月居山登山口

行動記録
 さて、今日のノンビリ山行は袋田の滝見学を兼ねて生瀬富士に登ってみることにした。生瀬富士の登山口に一番近いのが袋田温泉にある太子町の町営第一駐車場である。なお、近くに第二駐車場もあり、そちらの方が広くてトイレも大きくて新しい。
 第一駐車場から道路を横切ると道端に名前の消えかけた「生瀬富士」の小さい案内標識がある。北に向かって細い舗装路を登っていくと左に「国寿石太子硯工房岱山」の門があり、その右側の山道が生瀬富士の登山道である。注意して見てみると小さな標識があった。
 右の沢に沿って登山道は奥へと延びている。30分ほど登って行くと登山道は左に折れて尾根に乗る。乗ったところは伐採地で開けている。道の脇にはホタルブクロが花を付けていた。伐採地から林に入ると尾根は勾配を増す。尾根伝いにロープも張ってありひと汗絞られる。主稜線に出て道は一旦平坦になるが、山頂手前は急な岩場になりロープやクサリの登りになる。登り切ったところが生瀬富士の山頂だった。山頂標識のあるのは406m標高点の南寄りの眺めの良い場所だ。南側は岩場で切れ落ち、男体山方面を望むことが出来る。山頂部はそう広くない。
 次は立神山へと向かう。ロープの張ってある急斜面をスリップしないようにゆっくりと下る。強い日差しも樹林が避けてくれる。登り返して20分ほどで立神山に着く。山頂は樹林に囲まれ展望は無いが、足元には三角点があった。国土地理院の基準点には載っていないので、すでに廃止された三角点のようである。立神山から標識に導かれて右に下る。真っ直ぐの尾根にも踏跡があるので間違わないように注意したい。
 南西方向に下りコルから次のピークへと登り返す。ピークを上り下りしながら下って行くと四差路の「かずま」に着く。これは地名だろうか。左が小生瀬への下山路、真っ直ぐが袋田の滝上を経て滝川の生瀬滝上部の徒渉点へ達する道である。今日は袋田の滝を見学することになっているので四差路から右に折れて滝本へ下ることにする。下山路にはロープが連続して張られている。道は岩の支尾根の脇を一気に下る。下りが一段落すると堰堤があり、堰堤の上を歩いて右(右岸)へ渡る。渡りきったら左に折れて左岸の登山道に戻る。右岸にも踏跡はあるが藪がかぶさり進めなくなるので注意。
 登山道を下って行くと民家の軒の脇を通り滝美館のところに出る。さらに下がるとお土産店の並ぶ道路に出る。ここから月居山に向かうには、右に折れ滝見橋を渡って対岸の遊歩道を行くのだが、今日は有料の観瀑トンネルを通って袋田の滝を見学してから月居山に登ることにした。
 袋田の滝を見学する観瀑台へは入場券300円を払ってトンネルを進む。強い日差しから逃れてのトンネル歩きはヒヤッとして気持ちが良い。第1観瀑台からの眺めがいつもテレビなどで紹介されているアングルで袋田の滝が一番綺麗に見える場所だ。入場料を払っているのでエレベーターで第2観瀑台にも上がることができる。一通り見たら吊り橋を渡り、袋田自然研究路を通って月居山へと向かう。
 遊歩道である袋田自然研究路はいきなり階段から始まる。登りがキツイので逆回りで下ってくる人も多い。生瀬富士を登り終えてからの登り返しは結構キツイ。手すりを掴みながら一気にと行きたいところだが途中で息切れしてしまう。途中の説明板を見ながらゆっくり登るのが良いだろう。急な階段の途中から生瀬滝の展望台への道があるので寄ってみる。なかなかの眺めだ。
 戻って月居山を目指すが階段はどこまでも続く。急な階段から解放されたところで左から登ってくる登山道を合わせる。滝川を徒渉してくるとここで合わさる。自然研究路の階段を嫌うのであれば、生瀬富士から滝川を徒渉しここで合流するのが良さそうだ。道があわさると普通の登山道になる。とは言っても月居山前山の登りで再び階段は出てくるので最後まで辛い登りは覚悟した方がよい。月居山前山を越えると月居観音堂への下りになる。月居観音堂でお参りして一段下の山門を潜ってから昼食休憩をとった。ここが月居峠のようだ。鬱蒼とした樹林帯の中なので緑に囲まれ暑さはあまり苦にならなかった。
 月居峠から月居山へと登る。山頂まで15分ほどの登りだ。自然研究路の矢印表示もあり迷うこともない月居山は城跡で標識のあるところが二の郭、一番高い山頂部が一の郭だろうか。小さな子供連れの家族がお弁当をひろげていた。木々に覆われて森林浴には良さそうだ。山頂から登ってきた道を下り月居峠に戻る。月居峠から西に下り月居山登山口へ向かう。道はすぐに自然研究路と分かれる。登山口へ向かうには左に折れて下って行く。20分ほどで舗装された旧道(旧国道)に出る。ここにはトイレも整備されている。舗装路を少し下ると七曲がりの登山道が右に分かれる。標識も整備されているのですくに分かる。林の中の登山道をジグザグに降りて行くと「月居山登山口七曲がり」の標識の所に出る。道路を横切り見返橋を渡ると、車を置いた第1駐車場である。生瀬富士も月居山も400mほどの山だが変化に富んで飽きることは無い。ただ標高が低い分、夏の時期は暑さ対策は必要だろう。できれば紅葉や冬の時期に訪れてみたいものだ。(I.I)

概念図
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トラック 登り=赤 下り=青


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