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No.5612
雷神山 375.3m四等三角点峰
山行種別 無雪期一般
らいじんやま 地形図

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山行期間 2017年8月4日(金)
コースタイム 雷神山花の森(雷神山スキー場跡)駐車場(9:43)→第1見晴台(9:59,10:02)→第2見晴台(10:16,10:20)→雷神山・三角点(10:29,10:31)→蒸気機関車撮影場所(10:37)→ふれあいランド高郷(10:47,10:56)→雷神山花の森駐車場(11:35)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
雷神山スキー場跡の駐車場 畑の間を登って行く 旧スキー場の休憩所
スキー場の管理棟 ゲレンデが散策路になっている リフト跡を真っ直ぐ登っていく
振り返ると阿賀川が見下ろせる ゲレンデトップの第1見晴台 高寺山などの山々が連なる
ゲレンデ跡から林道を進む 第2展望台 対岸の喰塩の棚田
鎖のゲート 雷神山の四等三角点 山頂はこんな感じ
蒸気機関車撮影場所 釜の脇橋梁が見える 袖山はカタクリの群生地
ふれあいランド高郷側の林道入口 日帰り温泉施設・ふれあいランド高郷 駐車場にあった放射線測定器

行動記録
 喜多方市の西方、旧高郷村にある雷神山には以前高郷村営の雷神山スキー場があった。今ではスキー場跡に花木などが植えられ「雷神山花の森」として復活している。ソメイヨシノやレンギョウ、ユキヤナギなど四季折々の花が楽しめるように地元の人たちが整備してくれている。また、温泉施設のある「ふれあいランド高郷」まで林道を利用した「雷神山ふれあい遊歩道」も整備され散策を楽しむことができる。今回、花の時期は逃してしまったが会津坂下町の雷神山と合わせて登ってみることにした。
 磐越西線の荻野駅から東方に進み山間部へ登って行くと、舗装された旧雷神山スキー場の広い駐車場に着く。ここが今日の出発点だ。身支度をして畑の中の舗装路を登って行く。道路のぶつかりにはかつて休憩所があり、斜面にはスキー場の管理施設が建っている。またゲレンデ跡の斜面には色々な花木が植えられ散策路が作られ、入口には「眺望のすばらしい絶好の散策路」の看板が立てられている。遊歩道は、ゲレンデ左端のリフト跡に真っ直ぐに付いている。幅は軽トラックが登れるぐらいだろうか。送電線下の中段あたりまでは下草もなく今でも車が入れるぐらいだ。ゲレンデトップまでは15分ほどで登ることができる。ここが第1見晴台でベンチも整備され、眼下に荻野漕艇場である阿賀川を望む絶好のビューポイントになっている。
 遊歩道は次に林道を進むことになる。尾根伝いにくねった道路を15分ほど歩くと第2見晴台に着く。ここにもベンチが整備され、東面が見通せるようになっている。川向かいには喰塩の棚田を見ることが出来る。次のビューポイントの蒸気機関車撮影場所まで15分と記されている。
 林道をさらに進むと鎖のゲートがあり、車が乗り入れられないようになっている。雷神山の三角点は鎖のゲートを過ぎたら左の尾根伝いに南東方向へ戻るように登って行く。木々の中は下草もあまり無く、微かな踏跡もあるので楽に登って行ける。山頂には四等三角点があるだけで見晴らしは無い。三角点を写真に収め道路に戻る。
 林道を北西方向に少し進むと蒸気機関車撮影場所である。ここにもベンチがあり、眼下には阿賀川と平行して走る磐越西線の線路を見ることが出来る。磐越西線は土日ともなれば運行されるC57の写真を撮るカメラマンで賑わう。ここから眺めると阿賀川に架かる赤い鉄橋(釜の脇橋梁)が見える。会津若松を離任するまえに会津若松〜新津まで団体臨時列車に乗務した際の機関車が当時新津所属のC57-1号だった。今でもここからC57を見ることが出来るのだ。
 林道をさらに下って行くと林道の入口には「袖山カタクリ群生地」と「雷神山ふれあい遊歩道」の看板が立っていた。日帰り温泉施設・ふれあいランド高郷は目の前である。この施設では地元のお蕎麦を食べることもできる。
 駐車場脇には放射線測定器があった。値は0.052μGy/h(マイクログレイ/時間)、これをμSv/hに換算すると0.0416μSv/hになる。しかしこの測定器はいくら眺めていても数値が変化しないし、値も実際より低い。この手の測定器は何処も低く表示されている。福島の地元に住んでいると、原発事故が発生したときから何の情報も与えられないまま問題無いと言われ続け、実際に測ってみると10μSv/hを計測できる測定器が振り切れてしまう場所もあった。いつの間にか疑ってかかる癖がついてしまったようだ。それでも除染廃棄物の仮置場に設置されている最近の放射線測定器は比較的正しい数値が表示されているので逆に安心する。
 車は雷神山スキー場跡の駐車場に置いてきているので戻ることにする。それぞれの見晴台で眺めを楽しみながら40分ほどで戻った。最後にふれあいランド高郷でお風呂に入り、美味しいお蕎麦を食べてから帰路に着いた。(I.I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 雷神山花の森駐車場/アスファルト
時間 9時40分
0.076 0.070 0.073 北緯 37゜37' 08.39"
東経 139゜43' 32.41"
Data2 第1見晴台/芝
時間 10時00分
0.062 0.057 0.059 北緯 37゜37' 19.28"
東経 139゜43' 20.37"
Data3 第2見晴台/芝
時間 10時18分
0.072 0.066 0.070 北緯 37゜37' 29.36"
東経 139゜43' 12.30"
Data4 雷神山・三角点/スギ含む混交林
時間 10時30分
0.070 0.066 0.069 北緯 37゜37' 30.06"
東経 139゜43' 07.14"
Data5 蒸気機関車撮影場所/広葉樹林、草
時間 10時38分
0.081 0.076 0.078 北緯 37゜37' 33.73"
東経 139゜42' 59.73"
Data6 ふれあいランド高郷駐車場/アスファルト
時間 10時48分
0.073 0.070 0.072 北緯 37゜37' 38.87"
東経 139゜43' 02.37"
Data7 雷神山花の森駐車場/アスファルト
時間 11時35分
0.074 0.069 0.071 北緯 37゜37' 08.49"
東経 139゜43' 32.43"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所

概念図
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