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No.5612
高寺山 401.5m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
たかてらさん 地形図

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山行期間 2017年8月4日(金)
コースタイム 高寺山登山コース入口・見明(6:19)→取上峠(6:41,6:43)→山コース入口(6:25)→高寺山(7:16)→高寺山古墳(7:20)→高寺山(7:24)→展望台(7:26)→二重平(7:45)→取上峠(7:59)→高寺山登山コース入口・見明(8:17)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
糸桜里(しおり)の湯ばんげ 高寺山登山コース入口 作業道は草に覆われていた
途中にある赤い鳥居 会津自然の家の分岐 取上峠
取上峠からスキー場への道 二重平へのかつての道路に出る 山コース入口
ヤマユリも咲く 樹林帯の中は踏跡もしっかりしている 高寺山の山頂案内板
展望台方面の下山路 高寺山の三等三角点 高寺山古墳
高寺山の一本杉の説明坂 木々に覆われて展望のない展望台 コースは下草が伸び放題
かつての道路に出て二重平へ向かう 地形図に家屋の表記のある二重平 民家が見えると登山口は近い

行動記録
 高寺山は、会津坂下町の北方に位置し、喜多方市高郷との境にある。山頂には401.5m三等三角点があり毎年4月には山開きが行われる。また麓には一木造りの坐像・上宇内薬師や、国指定史跡である鎮守森古墳、亀ヶ守古墳などがあり、高寺山にはかつて総本山「高寺」が存在し高寺仏教文化があったとされている。初めて訪れたのは今から14年前(2003年)、毎年山開きが行われているので登山コースがどう変化したか興味もあり登ってみることにした。
 山開きのスタートは糸桜里(しおり)の湯ばんげ(町営スキー場跡)になっているので、当然コースが整備されているのだろうと思い登山口を捜してみた。ところが4月の山開き以降は手入れがされた形跡が無く、下草が胸まで伸びて歩けるものではない。ヤブ漕ぎに挑戦し30分ほど悪戦苦闘したが樹林帯まで到達せずに断念、仕切り直して、見明からの作業道から登ることにした。道路脇には1〜2台の車を止められる車寄せがあるので利用する。台数が多い場合は地元の人に迷惑をかけないよう400mほど歩くことになるが糸桜里の湯ばんげの駐車場に車を止めると良い。
 作業道入口には「高寺山登山コース」の標識があるので見逃すことはない。ただ、今の時期は作業道の下草が伸び放題で樹林帯に入るまで草をかき分けて歩くことになる。スギの造林地に入ると歩きやすくなる。それでも14年前とは異なり道は荒れている。左に赤い鳥居を見つけるが下草が酷く伸びていて立ち入ることができない。やがて「会津少年自然の家」の標識が出てくる。こちらも最近歩かれた形跡は無く踏跡もハッキリしない。やがて道幅は狭くなり勾配が出てくる。5分ほど登って行くと取上峠に着く。取上峠からスキー場のゲレンデ跡へ尾根伝いに登山道があるものの、ゲレンデ跡は先に述べたように歩ける有様ではない。スキー場跡から歩くのであれば山開き直後か、あまり間を置かない方が良いと思う。
 高寺山へ向かうには取上峠(コル)を越え、勝負沢から高寺へ抜ける道に一旦下る。勝負沢からの道に出たら左に折れ二重平方面へ少し進むと壊れかけた「山コース」の標識が出てくる。右に折れかつての伐採跡地を緩やかに進み、次に右のスギの造林地の急坂を登る。尾根に乗ると道は緩やかになり周りはナラ、アカマツなどが混在する典型的な雑木林になる。
 登山口から1時間ほどで高寺山に着く。木々が大きくなり展望は望めない。三角点は左に少し入ったところにある。こちらも見晴らしは無い。さらに奥へと進んでみると高寺山古墳の標識と一本杉の案内板がある。山頂案内板まで戻ったら展望台へと向かう。こちらが下山路だ。
 登ってきた尾根のもう2本西側の尾根(町村境の尾根)に登山道は付いている。以前は下り始めてすぐに勝負沢から直接上がって来る踏跡を合わせたのだが、今ではその形跡すら見当たらない。すぐに展望台に着く。14年前には見晴らしが良く眼下に只見川が見え、飯豊連峰も望むことが出来たのだが今では木々に覆われて何も見えなくなってしまった。
 ここから尾根伝いに延びる道は見つからなく、登山道は左の沢形へと下って行く。下草がコースを覆い、微かな道形を頼りに下って行くと二重平への標識が出てくる。右に延びていた高寺への道は分からなくなっていた。昔、建屋があった二重平は木々が伸び放題で、道路も下草に覆われて歩きづらい。山開きがまだ下草の生えない4月の時期に行われるのも理解できる。先ほど登りに使った山コースの分岐を過ぎ、取上峠に登り返す。峠(コル)を越え作業道を下って行くと見明の登山道入口はすぐである。
 里山は手入れをしないとすぐに下草が伸びヤブが被さってしまう。せっかく歴史のある高寺山なので、もう少し標識の整備や刈り払いをすれば訪れる人も増えるかなと思う。(I.I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 高寺山登山コース口/草、脇果樹園
時間 6時19分
0.112 0.107 0.110 北緯 37゜35' 08.16"
東経 139゜48' 04.80"
Data2 取上峠/混交林
時間 6時42分
0.104 0.097 0.101 北緯 37゜35' 21.88"
東経 139゜47' 28.96"
Data3 山コース分岐/スギ含む混交林
時間 6時52分
0.118 0.104 0.112 北緯 37゜35' 19.60"
東経 139゜47' 20.54"
Data4 高寺山・三角点/広葉樹林
時間 7時16分
0.102 0.092 0.096 北緯 37゜35' 33.14"
東経 139゜46' 59.21"
Data5 高寺山古墳/アカマツ、スギ含む混交林
時間 7時20分
0.083 0.077 0.080 北緯 37゜35' 30.37"
東経 139゜46' 59.92"
Data6 展望台/広葉樹林
時間 7時27分
0.069 0.063 0.068 北緯 37゜35' 32.05"
東経 139゜46' 56.61
"
Data7 高寺山登山コース口/草、脇果樹園
時間 8時17分
0.112 0.105 0.108 北緯 37゜35' 08.35"
東経 139゜48' 04.22"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所

概念図
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