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No.5647
北ア・大日岳 大日岳 2498.2m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
つきたあるぷす・だいにちだけ 地形図

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山行期間 2017年9月20日(水)〜22日(金)
コースタイム 9月20日 立山駅(10:20)=美女平(10:27,10:50)=室堂ターミナル(11:40,12:10)→雷鳥荘(12:41)
9月21日 雷鳥荘(6:40)→雷鳥沢キャンプ場(6:56)→新室堂乗越(7:31,7:34)→室堂乗越(7:53)→奥大日岳(9:22,9:35)→梯子(10:09)→七福園(11:12,11:38)→中大日岳(11:44)→大日小屋(11:53)→大日岳(12:15,12:27)→大日小屋分岐(12:41)→鏡岩(13:12)→水場(13:33)→大日平山荘(14:55)
9月22日 大日平山荘(6:35)→牛ノ首(7:44)→猿ヶ馬場(8:06)→大日岳登山口(9:05)→称名滝展望台(9:16,9:36)→称名滝バス停(10:00,10:20)=立山駅(10:31)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
立山駅からケーブルカーに乗り込む 室堂ターミナルを出ると立山玉殿の湧水 ミリクガ池を挟んで雄山が見える
みくりが池温泉の脇を通る 雷鳥荘が見えてきた 雷鳥沢ヒュッテ
雷鳥沢キャンプ場の管理棟 称名川を対岸に渡る 別山乗越と新室堂乗越への分岐
新室堂乗越へ向け木道を登る 新室堂乗越は剱御前小屋への分岐点でもある 眼下には称名川を挟んで地獄谷が見える
紅葉が始まった 天狗平を見下ろせる 剱岳がガスの中から顔を出した
まだハクサンイチゲが花を付けていた 多少くたびれたチングルマ ウサギギク
気持ちの良い尾根歩きが楽しめる 奥大日岳の手前にある池 ヤマハハコ
奥大日岳から見た剱岳 奥大日岳から下る途中の鎖場 二重稜線で池もある
ミヤマリンドウ 二重稜線を抜けるとまた鎖場が出てくる ステンレスの梯子もある
これから向かう中大日岳、大日岳が見える チングルマの綿毛もきれいだ 七福園には大小いくつもの岩が点在する
七福園の標識 全体を振り返って見る 池もあり紅葉した落葉に光が反射して美しい
中大日岳の山頂プレート 中大日岳を下ると大日小屋が見えてくる 大日小屋に到着
大日岳を目指す 大日岳の山頂 石で組まれた祠もある
大日小屋から下降すると鏡岩 ダイモンジソウ 実を付けたゴゼンタチバナ
長い急坂を下ると木道が出て来て大日平も近い ヨツバヒヨドリ ザクロ谷の上流で沢を横切る
ワレモコウ イワショウブ 木道が登りかげんになると大日平山荘も近い
ようやく大日平山荘に着く 大日平山荘の玄関 山荘の裏から不動滝が見える
称名滝へ向かって下山を始める 大日平の湿原も紅葉が始まった 休憩ベンチもある
大日平はラムサール条約に登録された溶岩台地の上に広がる大湿原である 振り返ると朝日がまぶしい 大日平湿原が終わると牛ノ首のヤセ尾根と梯子のある急坂が続く
牛ノ首の標識から称名坂の急な下りに入る 猿が馬場の休憩ポイントまで急坂が続く 猿が馬場からは比較的歩きやすくなる
大日岳登山口 称名滝に寄ってみた 称名滝バス停

行動記録
9月20日 曇り後雨
 紅葉にはまだ早かったがノンビリと初秋の大日岳を歩いてみることにした。室堂に着いたのが11時40分、散策してから今日の宿泊予定の雷鳥荘に入る予定だったが、ターミナルの外は強風が吹いていて、ゆっくりと散策する気分ではない。室堂ターミナルで昼食を済ませ雷鳥荘へと向かった。今日の行程は30分ほどである。雷鳥荘には13時前に着いてしまった。早かったがお部屋に入れると言うので散策はいつの間にか湯治に変わってしまった。夕方になって土砂降りの雨となった。
 雷鳥荘に泊まったのは初めてだったが、部屋もきれいだし、食事も旅館と同じ、タオルや歯ブラシ、浴衣も付いていて山小屋とはかなり違う。料金は山小屋個室と比べるとかなり安いし、ネットで簡単に予約が取れるので空いていればだがお勧めである。今回は山小屋に慣れていない家内と一緒なので大変助かった。
9月21日 曇り後晴れ
 朝食をしっかり摂って雷鳥荘を6時40分に出発した。雷鳥沢キャンプ場までは15分ほどかかる。称名川に架かる橋を渡ったら沢沿いに北西に向かうと、すぐに別山乗越へ上がる雷鳥坂への道を右に分ける。新室堂乗越へ向かうには直進する。登山道を一段上がると紅葉が始まった草原の中に木道が続く。雷鳥坂とは違って比較的歩きやすい。乗越まで標高差は120mしかなく30分ほどなので楽である。新室堂乗越には7時31分に到着。ここは剱御前小屋への分岐点でもある。振り返ると称名川を挟んで眼下に地獄谷が見える。室堂平はまだガスの中だが雷鳥荘や雷鳥沢ヒュッテも見えた。
 ルートを左に取り奥大日岳を目指す。左下に二つの池を見ながら2511m標高点まで登り、少し下ったところがカガミ谷乗越である。次の2611mピークは南側を巻くように登って行く。尾根に出るとガスの中から剱岳が姿を現した。ダメかなと半分あきらめていたのだが、楽しみにしていただけに感激である。尾根伝いに歩きやすい道が続く。ハクサンイチゲやチングルマなど夏の花が名残惜しそうに咲いていた。奥大日岳手前の池を抜けると山頂は近い。9時22分、奥大日岳の山頂に到着する。剱岳を見ながらゆっくりとした時間を過ごすことができた。
 奥大日岳から大日岳方面を見ると、手前に早月川の源頭であるカスミ谷右俣が切れ込むように入り山肌が立っていてすごく険しい景色に見える。縦走路は山頂から少し戻って大日岳へと向って一旦下る。縦走路の最初は簡単な鎖場を下降する。それでもザレている場所は滑りやすいので注意しよう。下降気味に尾根の南側をトラバースして行くと尾根は二重稜線になっていて灌木帯の尾根の間に水溜まりのような小さな池が出てくる。二重稜線を抜け、少し下って振り返ると奥大日岳の尾根に岩が点在しているのが見える。次は急なザレ場の下りになる。しっかりした鎖が付いているが浮き石もあるので注意したい。すぐにステンレスの梯子があり下降すると、中大日岳と大日岳が正面にきれいに見える。やがて縦走路は緩やかになり中大日岳への登りになる。切り立った岩壁には鎖が付いている。スタンスは幅もあり特に危険なわけではない。ピークの右側から回り込むように進むと広い緩やかな尾根歩きに変わる。七福園への登りが正面に見て取れる。
 高度を上げ歩きにくい岩の上を進むと大きな岩の下に岩窟がある。七福園だ。大小いくつもの岩が点在しまるで大庭園のようだ。岩場を過ぎ木道に変わったところで昼食休憩にした。今日のお昼はアルファー米のおこわおにぎりとセブンプレミアムのフリーズドライのにゅう麺。最近これにはまっている。風も無く穏やかな天気で、のんびりとした時間が流れる。
 さて出発しよう。歩き始めると10分もしないで中大日岳に着く。標高は2500mちょうど。七福園が休憩ポイントになっているので中大日岳は通過点になる。中大日岳から下り始めると大日小屋はすぐである。小屋の前では大日岳登山口から日帰りで大日岳を往復する女性の単独行の女性の方が休んでいた。地元の人たちにとっては大日岳は日帰りの山のようだ。健脚でないと大変だろうがうらやましい限りだ。
 大日岳を往復しよう。空身で往復すれば早いのだろうが、ザックには医療品や非常装備が入っているので常に背負う癖が付いている。山頂まではゆっくり歩いても20分ほど。紅葉が進む稜線の右側を登って行く。山頂には二等三角点と石で組んだ祠があった。念願の大日岳である。すぐに下るのももったいないのでコーピーを飲みながらあんパンをほおばり、ノンビリと時間を過ごした。残念なのは剱岳がガスで覆われて見えなかったことだろうか。
 大日小屋下の分岐には15分ほどで戻った。ここから大日平への長い下りが待っている。最初は草地の中を右にトラバースして大日岳から派生する尾根を越える。次に九十九折れの急坂を下って行くと鏡岩に着く。資料によると兜岩とされているものもある。確かに下から岩を見上げると兜のように見える。さらに15分ほど下ると水場が出てくる。ここはザクロ谷の源頭であり、登山道は沢伝いに下降を続ける。急坂の沢沿いの岩は湿気っていて滑りやすく歩きにくいこと甚だしい。登山道は沢と何度か交差しながら下っていく。下り初めて1時間40分、ようやく木道に出て辛い下りから解放される。大日平は近い。
 木道が緩やかになり、ザクロ谷の源頭を横切ると大日平である。木道も良く整備され遊歩道と言った感じ。花の写真を撮ったり、ベンチで休んだりして大日平山荘には14時55分に着いた。
 今日の大日平山荘の宿泊者は全部で5名、受付を済ませるとタオルも準備され、お風呂を案内された。汗を流せるのはありがたい。また部屋はそれぞれに個室が準備され、単独行の方も個室を与えられた。女性の単独行の方は前日に雷鳥沢キャンプ場で雨にやられ、大日岳からの下りもだいぶ大変だったようだ。夕方小屋の裏から一ノ谷にかかる不動滝を見に行った。木道を50mほど行くと見ることが出来る。夕食は17時30分から、生ビールを頼んでゆっくりと食事を摂った。
9月22日
 今日は称名滝へ下るだけである。とは言っても大日平からの下りも急と聞いているので油断はできない。朝6時35分、宿泊のお礼を言って大日平山荘を後にし、大日平の中を木道で緩やかに下って行く。振り返ると雲の中から太陽が顔を出した。20分ほどで木道から階段に変わったが、再び木道が出てくる。大日平の最後は木道が終わって牛ノ首尾根の急な下りになる。階段と鎖場があり、さらに下でも梯子も出てくる。右がザクロ谷、左が称名川に切れ落ちるヤセ尾根を進むと、また梯子が連続し牛ノ首の案内プレートのコルに着く。
 牛ノ首で狭い尾根は終わるのだが、今度は称名川へ向かって急斜面を下ることになる。危険箇所には鎖もあるが九十九折れの急斜面は次の休憩ポイントである猿ヶ馬場まで続く。途中、若い青年2人とすれ違う。これから大日岳を日帰り往復すると言う。若いことはそれだけで素晴らしいことだ。うらやましい。慎重に下ったこともあって猿ヶ馬場までの急坂に20分費やした。
 猿ヶ馬場からも急坂は続くが、牛ヶ首からの最初の下りよりは比較的歩きやすい。大きくジグザグに下るようになると登山口も近い。猿ヶ馬場から1時間ほどかかって9時05分に大日岳登山口に降り立った。次のバスの発車時刻は10時20分、時間も充分あるので称名滝を見学することにし車道を左に進む。称名滝の橋までは10分ほどで着いた。対岸にある展望台まで登って称名滝を写真に収めベンチでパンとコーヒーをいただきながら滝を眺めなて休憩とした。しばし休憩して戻ることにする。バス停までは歩いて25分ほど、10時ちょうどに着いた。10時20分の定期運行のバスに乗り込み立山駅には10時41分に戻った。(I.I)

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