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No.5681
琴平山 377.0m三等三角点峰・点名「大平山」
山行種別 無雪期一般
ことひらやま 地形図

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山行期間 2017年11月1日(土)
コースタイム 林道新町線・野鳥の森案内板(10:16)→古四王神社参道入口(10:24)→古四王神社(10:40,10:44)→西山遊歩道入口・駐車場(11:02,11:06)→畑子沢不動尊(11:20,11:35)→西山遊歩道入口(11:48)→琴平山・展望台(11:55,12:13)→琴平神社(12:25)→西山遊歩道入口(12:38)→林道新町線・野鳥の森案内板(13:05)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
喜多方市野鳥の森案内図 古四王神社の参道入口 麓の拝殿
参道の石段と荒れた道 石段は苔むしている 祠の脇の石柱には殿山供養と記されている
参道途中の祠と湧水 最後の石段を登ると右に稲荷神社が建っている 古四王神社の本殿
古四王神社は1375年に創建されたとされている 林道新町線からの裏参道入口 林道新町線を登って行く
西山遊歩道入口の駐車場 林道新町線の標柱 不動滝入口の標識
林道から畑子沢不動尊へ下る 畑子沢不動尊 6つの滝のひとつ大蛇ヶ滝へ降りてみる
それぞれの滝に不動明王の石像がある これは何滝か 奥ノ院だろうか
琴平山は西山遊歩道入口から入る 最初の分岐を右へ入る 琴平山山頂のあずまや
山頂の三等三角点 山頂から東側が開けて見える 遊歩道を進むと琴平神社入口がある
石段を登って琴平神社へ 琴平神社の祠 遊歩道入口に戻る

行動記録
 喜多方市街地の西方に琴平山がある。山頂付近は喜多方市野鳥の森として整備され遊歩道もある。登路はかつて飯豊山へ向かう道のひとつである雙座松峠へ登る道でもある。車を林道新町線の喜多方市野鳥の森案内図(板)の近くに止めてスタートする。一旦道路に下り、古四王(こしおう)神社の参道入口から登り始めることにする。古四王神社の参道には立派な鳥居と参道右脇には麓の拝殿がある。
 苔むした石段を登っていく。参道は荒れていて石段も一部崩れているところもある。滑りやすいのでゆっくりと登る。参道の途中、左側に祠があってお清めする水が溜まった枡がある。湧き水のようだが浸みてで来る程度なのか溜まり水と言った感じ。さらに登って行くと最後の石段があり、登り切った右側に稲荷神社が建っている。左に進むと立派な古四王神社の本殿である。市のホームページによると古四王神社は1375年に創建されたとされている。裏参道は神社の後ろから南に下り林道新町線と繋がっている。ここから林道新町線を雙座松峠方面へと登って行く。
 紅葉が進む林道を15分ほど登っていくと西山遊歩道入口の駐車場に着く。三角点のある琴平山はここから左へ入るのだが、その前に畑子沢不動尊へ寄ってみることにする。さらに林道を5分ほど進むと畑子沢不動尊への石の標柱があり、左に緩やかに下る道が分かれる。5分ほど下ると畑子沢不動尊の不動堂につく。この建物は畑子沢源頭の二俣に挟まれるように切り立った平場に建っている。両側の沢には滝がかかっている。参考にさせていただいた山都地区グリーン・ツーリズム推進協議会スタッフブログによると、清めの滝、不動滝、行者ケ滝、弁天滝、大蛇ヶ滝、雨降り滝の6滝があると紹介されている。そのひとつ大蛇ヶ滝までは不動堂の脇から踏跡が付いているので下ってみた。滝の下には不動明王の石像が泥の中に半分埋まった状態で鎮座していた。6つの滝は不動堂を囲むようにあるようだが、足場が悪いので上から覗けたのは大蛇ヶ滝の滝を含めて3つ。大蛇ヶ滝から回り込むように沢伝いに廻り込めば見ることができるかもしれないが、それなりの足ごしらえが必要だ。また、車回しのところから踏跡があるので入ってみると奥ノ院だろうか石の祠があった。位置は大蛇ヶ滝の上部にあたる。
 次は琴平山を目指す。不動堂から林道新町線へと戻り右に折れて西山遊歩道入口へと向かう。前回の調査時には左へ下ってみた。反対側の左に向かう道は雙座松を経て川吉への道である。国土地理院の地形図によると、途中で雙座松峠から小布瀬川へ向かう昔の峠道(会津の峠にも記載がある)が歩道として記されているが、実際に訪れてみると藪が被さり地理を知っている人でないと分岐を見つけ出すことは難しい。峠に入ってみると藪は被さっているものの道形は残っているので慣れている人であれば小布瀬川に行くことは可能であろう。
 さて西山遊歩道入口に戻ったら南に折れる。遊歩道は尾根伝いに付いている。200mほど進んだら分岐になるので右の尾根伝いの道を選ぶ。登って行くと琴平山展望台に出る。ここには点名・太平山(おおひらやま)三等三角点がある。どうもこのエリアの山の呼び方が難しい。国土地理院の地形図には琴平山、三角点の点名は大平山、遊歩道の名称は西山遊歩道、古四王神社のあるところは古四王山とそれぞれに呼んでいる。文献によると西山は喜多方から見て西の方向にあるので五分一峠の高森山や舘山なども含めて西山と言われているようだし、国土地理院の点名は聞き取りや地名から付けられることが多いようだ。調べてみるがいまだ納得できないでいる。
 山頂から東側の展望が大変良い。秋の朝霧で有名な会津盆地、特に塩川や喜多方はこの時期滅多に展望が得られないのだが、今日は雲海の中から喜多方の町が顔を出し、雄国沼の外輪山と磐梯山が正面に見ることが出来た。次に琴平神社のあるピークに向かう。南に向かって遊歩道まで下りると道は再び二俣になる。左が琴平神社への裏参道、右が舞台田林道側の遊歩道入口への道になる。右に200mほど進むと琴平神社入口の案内板が出てくるので表示に従い左に入る。少し行くと琴平神社の急な石段がある。数えてみると79段あった。上部は広くなっていて石の祠と倒れた石灯籠がある。アカマツの木々の間から多少展望は得られるものの山頂の琴平山展望台にはかなわない。なお、喜多方市野鳥の森案内図には琴平神社は金毘羅神社と記されている。慶徳町松舞家宮在家からの歩道記号がこの神社の参道なのだろうが、前回の調査では道形は何とかあるものの藪が被さっていて一般の人にはお勧めできない。ただ途中に不法投棄された車があったので以前はそれなりの道幅があったと推察される。琴平神社の後ろから遊歩道に戻り、林道新町線に出る。林道を歩いて車を置いてきた喜多方市小鳥の森案内板までは30分とかからない。
 コース取りによっては楽しい山歩きができそうだが、このエリアはアカマツが多くマツタケ山のためテープで留山してあるので地元の人に迷惑を掛けないようにしたい。(I.I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 古四王神社参道入口/スギ含混交林、草
時間 10時24分
0.087 0.082 0.084 北緯 37゜39' 28.84"
東経 139゜50' 45.56"
Data2 古四王神社/スギ、草
時間 10時43分
0.081 0.078 0.079 北緯 37゜39' 30.54"
東経 139゜50' 34.13"
Data3 西山遊歩道入口駐車場/混交林、敷砂利
時間 11時03分
0.063 0.058 0.061 北緯 37゜39' 33.80"
東経 139゜50' 12.44"
Data4 不動滝入口/広葉樹林、礫交じり土
時間 11時14分
0.064 0.060 0.062 北緯 37゜39' 41.19"
東経 139゜49' 58.77"
Data5 畑子沢不動堂/混交林、草
時間 11時20分
0.076 0.073 0.074 北緯 37゜39' 33.63"
東経 139゜49' 54.11"
Data6 琴平山・三角点/アカマツ含混交林、草
時間 11時56分
0.066 0.062 0.063 北緯 37゜39' 21.87"
東経 139゜50' 08.93"
Data7 琴平神社/混交林、草
時間 12時26分
0.075 0.069 0.072 北緯 37゜39' 14.20"
東経 139゜50' 11.13"
Data8 林道・野鳥の森案内板/混交林、敷砂利
時間 13時05分
0.083 0.078 0.081 北緯 37゜39' 20.03"
東経 139゜50' 43.70"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所
)

概念図
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トラック 往路=赤 復路=青


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