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No.5690
黒男山 980.4m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
くろおとこやま 地形図

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山行期間 2017年11月9日(木)
コースタイム 祝沢橋(9:04)→685m標高点ピーク(9:53)→展望台(10:40)→しめ縄・950mピーク(11:02)→黒男山(11:14,11:25)→しめ縄・950mピーク(11:36)→展望台(11:50,12:12)→685m標高点ピーク(12:51)→祝沢橋(13:31)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
林道大山美坂高原線に架かる祝沢橋 取付点は橋を渡ってすぐの所 黒男山の赤布
左右を沢で挟まれた尾根を登る 左の沢には治山ダム 支尾根を登って行く
踏跡はしっかりしている ヒメコマツが乗った大岩 カエデが色を付ける
熊の糞 ヒメコマツの尾根と合わさる 登りにかかると落葉した広葉樹林帯になる
山頂手前の950mピークには天然スギの老木に注連縄と遊び心で作られた枝の鳥居か?幣? 木肌に昭和21年(1946)と刻まれていた 東西に延びる尾根に乗ると山頂は近い
黒男山の二等三角点 山頂から沼沢湖が見える ルート上にあるアーチの形をしたブナの大木をくぐる

行動記録
 黒男山は西会津町と柳津町の境に位置し、会津百名山の一つでもある。三島町の美坂高原からヤブ漕ぎをして登った記録はあるが、今回は西会津町下谷の大滝集落の先にある祝沢橋から取り付いでみることにした。ルートについては西会津ぐるっと山ネットワークのホームページを参考にさせていただいた。
 国道400号の落合集落から長谷川に沿って西へと入る。百戸沼から木地夜鷹山へ入る際にもこの道路を使う。大滝集落を過ぎると道は未舗装になるが、再び舗装路となり祝沢橋のある三叉路に着く。百戸沼へは真っ直ぐ進むが、祝沢橋は左の長谷川に架かっている。この道は林道大山美坂高原線で、計画では三島町の美坂高原から黒沢越(峠)を経て大山祗神社まで繋ぐ予定だったが、どうも完成しそうにないし、すでに祝沢橋から美坂高原への道路は災害のためか通行止めになっている。車を邪魔にならないように寄せて路上に駐車する。
 取付点は祝沢橋を渡ったところにある右の細尾根である。目印に赤布が付いている。尾根は両側を沢に挟まれ、一段上がると左の沢に治山ダムが見えた。周りはミズナラなどの広葉樹林、足元は背の低い笹が生えている。落葉が進んでいるので明るい感じがする。道はどこまでも尾根伝いに付いているので登る際に間違うことは無さそうだ。30分ほど登ってくるとヒメコマツが乗った岩が出てくる。岩の右側にペンキで矢印が付いていた。登り始めて50分、685m標高点ピークに着く。今までは落葉したミズナラやブナなどの広葉樹林だったが、ヒメコマツが多く見られるようになる。道には熊の糞が残っている。この辺はどこでも熊の生息域なのであってあたりまえと言う感じ。ヒメコマツの尾根を進み次の登りにかかると再び広葉樹が多くなった。標高800m手前で南北に延びる尾根に乗ると風も強くなってきた。ミズナラとブナの混在する細尾根を登り、850m付近で左から支尾根を合わせる。下りの際に寄ってみたが、支尾根側に少し踏跡があり3畳ほど平場は東側が開けていてところがあり展望が大変良い。
 次の950mピーク(肩)に登ると太い天然杉の老木に注連縄が回してあり、根元には枝で作った鳥居か幣のようなものがある。またわざわざ担ぎ上げたのだろうか石(ご神体か?)が祀られていた。雪が吹けば無くなってしまいそうな鳥居だが、遊び心があって面白い。ここまで登ってくると山頂は近い。南に向かって尾根を進むとブナの木に昭和21年と刻まれた文字が読み取れる。71年も前のものである。沢の源頭にある斜面を横切り左の急斜面を登っていくと町境の尾根にあがる。三角点のある黒男山の山頂までは50mほどである。
 山頂はブナが主体の広葉樹の林であるが三角点のある南側が開けていて只見川を挟んだところに沼沢湖を見ることが出来る。沼沢湖の外輪山である惣山、前山、高森山などがハッキリ見える。黒男山の山頂から尾根伝いに木地夜鷹山へ抜けた記録も見受けられるが、藪山歩きが慣れていない人には大変かと思う。
 今日は風も強いので、写真を撮ったりして10分ほど時間を過ごしてから下山を開始する。注連縄のある950mピークも風があるので通過し、850mの展望台で昼食にした。遠くに見える山は飯谷山だろうか。西会津の深い山に囲まれながらノンビリとした時間を過ごす。細尾根伝いの下りなので間違いやすいところもなく順調に高度を下げるが、途中、尾根幅が広いところでは落葉で踏跡が隠れてしまう場面もあるので注意は必要だ。685m標高点ピークを過ぎ、ヒメコマツの大岩を左から巻くように下る。ここまでくると登山口の祝沢橋まで30分とかからない。(I.I)

空間放射線量
観測地点/特徴
時間
空間線量率(単位:μSv/h)
測定位置高さ100cm
緯度/経度
最大値 最小値 平均値
Data1 祝沢橋・尾根取付点/笹、灌木、、草
時間 9時01分
0.055 0.051 0.054 北緯 37゜31' 06.17"
東経 139゜37' 18.17"
Data2 ヒメコマツが乗る大岩/混交林
時間 9時40分
0.062 0.058 0.059 北緯 37゜30' 57.49"
東経 139゜36' 58.61"
Data3 685m標高点ピーク/混交林
時間 9時52分
0.036 0.030 0.034 北緯 37゜30' 56.79"
東経 139゜36' 52.84"
Data4 黒男山山頂/広葉樹林
時間 11時15分
0.030 0.027 0.028 北緯 37゜30' 34.49"
東経 139゜36' 11.58"
Data5 祝沢橋・尾根取付点/笹、灌木、、草
時間 13時30分
0.058 0.053 0.056 北緯 37゜31' 06.10"
東経 139゜37' 18.04"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。
放射線測定器 PA-1100(堀場製作所
)

概念図
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トラック ルート=赤


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