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No.5836
日本国 555.2m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
にほんこく 地形図

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山行期間 2018年5月16日(水)
コースタイム 日本国ふれあいパーク・小俣登山口(6:46)→ラジウム清水(6:56)→松ヶ峰広場・ベンチ(7:23)→沖見休憩所(7:37)→蛇逃峠(8:00,8:12)→日本国(8:32,8:45)→蛇逃峠(8:59)→蔵王堂(9:43)→蔵王堂登山口(9:45)→日本国ふれあいパーク(10:05)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
日本国ふれあいパーク側の小俣登山口 中部北陸自然遊歩道・日本国のコース案内板 最初はスキーの造林地を登って行く
熊出没注意の看板 ラジウム清水 ウゴツクバネウツギ?
シャガ 松ヶ峰にあるベンチ 沖見休憩所
蛇逃峠にあるあずまや 鷹待場跡にある説明坂 チゴユリ
山頂にある展望台 山頂にある休憩舎 日本国にあめのは二等三角点
山頂の北側を望む、見通しが利けば鳥海山、月山が見えるのだろうか 南西側には日本海が見えるのだろうが花曇りで遠目が利かない 蛇逃峠にある蔵王堂登山口を示す標柱
スギの造林地まで下ってくると急坂から解放される 蔵王堂 蔵王堂登山口にある鳥居と案内板
ミツバウツギ カキドオシ ヤエヤマブキ
小俣宿の旧道を歩く 日本国麓郵便局 振り出しの日本国ふれあいパークに戻る

行動記録
 日本国と言う山の名前が以前から気になっていて、機会があれば登ってみたいと思っていた。この山は新潟県と山形県の境に位置し、登山口は国道7号の大川に架かる府屋大橋から東へ7.5kmほど入ったところある。村上市小俣にある日本国ふれあいパークが出発点だ。日本国ふれあいパークには駐車場と休憩所、トイレ、水場もある。小俣登山口は道路を挟んで向かい側になる。入口には「中部北陸自然遊歩道コース案内」板がある。
 登山口から階段を登ると道は良く手入れされたスギの造林地の中を進む。右にショートカットの登山道を分け、左に進むと水場が出てくる。これがラジウム清水だろうか。道はもう少しトラバースしてから支尾根伝いにジグザグに高度を上げ松ヶ峰の尾根に乗る。しばらく登って行くとベンチのある広場に出た。ここが松ヶ峰広場だ。植生はいつの間にかブナに変わっていた。ここからブナ林の気持ちの良い尾根歩きになる。次の休憩ポイントである沖見休憩所には15分ほどで着く。粟島が見えると言うが花曇りで遠くは望めなかった。樹林の間から日本国の山頂が見えると蛇逃峠(じゃのげとうげ)も近い。8時ちょうど、登り始めて1時間15分で蔵王堂登山口からの道を合わせる蛇逃峠に着く。峠にはあずまやがあり強い日差しを避けてくれる。南東側が開け絶好の休憩ポイントになっている。
 峠から尾根伝いに北西に向かうとすぐに鷹待場跡の説明場が出てくる。コルまで少し下り登り返すと日本国の山頂だ。山頂には展望台と休憩舎があり、手前に二等三角点がある。展望台に上がると展望は良いはずなのだが、天気が良すぎて霞んでしまい、見えるはずの鳥海山、月山、日本海が見えないのだ。残念。
 山頂で10分ほど休んでから下山にかかる。蛇逃峠に戻ったら蔵王堂へ下ることにする。出だしから尾根伝いの急坂が続く。広葉樹林帯の下りなので、そう暑さは感じない。地元の案内書ではツバキの群生地とのことたが、花の時期は終わったようだ。高度を200mほど下げると周りはスギの造林地に変わり緩やかな尾根道になる。途中、フジが花を付けていた。峠から下ること45分、蔵王堂に着いた。蔵王堂登山口はすぐである。鳥居をくぐると道路に出る。ここから小俣宿の町並みに入り、20分ほどの道路歩きで出発点の日本国ふれあいパークに戻る。
 小俣宿はかつての出羽街道の宿場町で、出羽三山への参拝者など多くの人が行き交ったところである。それも明治維新の戊辰戦争の際に集落の殆どが焼き払われたと言う。北越での戦闘は、戊辰戦争を通じて最大の激戦の一つであったと聞くが、奥羽越列藩同盟と新政府軍との戦いがこんな山間部まで及んでいたのだ。(和)

概念図
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