Fukushima toukoukai Home page
No.5843
甲武信ヶ岳 2475m標高点
山行種別  無雪期一般
こぶしがだけ 地形図

トップハイキング>甲武信ヶ岳

山行期間 2018年5月22日(火)〜23日(水)
コースタイム
5月22日  毛木平駐車場(11:32)→ナメ滝(13:20,13:30)→水源地標(14:40,14:45)→甲武信ヶ岳(15:30,16:05)→甲武信小屋(16:17)
5月23日  甲武信小屋(5:22)→巻き道分岐(5:32)→三宝山(5:58,6:10)→尻岩(6:41)→武信白岩山(7:20,7:30)→大山(8:22,8:25)→十文字小屋(8:55)→乙女の森散策→十文字小屋(9:35,9:50)→一里観音(10:53)→毛木平駐車場着(11:15)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
毛木平駐車場を出発 千曲川の源流沿いを行く ナメ滝が見えてきた
水量が少なくなってきた 千曲川信濃川水源地標 稜線にある分岐道標
甲武信ヶ岳の標柱 甲武信小屋に到着 朝焼けに染まる
甲武信小屋を出発する 巻道を通って分岐標識に出る 三宝山の山頂
尻岩 武信白岩山へ まもなく大山
大山の山頂標識 十文字小屋 乙女の森を散策
乙女の森にある展望台 一里観音 千曲川に架かる橋を渡って登山口へ向かう

行動記録
 甲武信ヶ岳は山梨・埼玉・長野の三県に跨ぐ事からその名がつけられたと言われ、シャクナゲが咲くこの時期に甲武信ヶ岳に出掛けることにした。毛木平駐車場から千曲川源流を登り甲武信小屋に1泊し、十文字峠から下る周回コースのお花見登山を計画である。
 毛木平へは上信越道を西にトンネルを抜け、佐久JCから中部横断自動車道の無料区間を利用して4月に開通したばかりの八千穂高原ICで下り、国道141号を梓山をめざし登山口である毛木平駐車場には11時20分に到着した。
 甲武信小屋の夕食時間に間に合うようにと11時32分に登山口を出発する。千曲川源流沿いの遊歩道をのんびり歩き始め、コメツガやカラマツ等の新緑の明るい樹林と所々にシャクナゲが咲いている緩やかな斜面を、駆け上る鹿を見たりして高度を上げて行きます。2時間程でナメ滝に到着し、小休止をしてから10分ほど歩くと千曲川、信濃川水源地標がある広場に出る。この周回コースは日帰りコースで、毛木平の駐車場はバスも駐車できるスペースもあるので人気のコースなのだが、平日のためかすれちがう登山者も少ない。会ったのは3パーティで静かなハイキングを満喫することができた。
 水源地標からは少々きつい登りになるが30分で尾根の分岐標識に出た。右が国師ヶ岳への道で、左に折れて15分程尾根沿いに進むと甲武信ヶ岳の山頂に着く。誰もいない貸切の山頂からは両神山、浅間山、北アルプスの峰々、間近に八ケ岳、甲斐駒ヶ岳と360度の展望である。のんびり眺めを楽しんでから雁坂峠方向に15分程下ると今日の宿泊予定である甲武信小屋に到着する。明日から天候は下り坂で、降雨予報のためかキャンセルが相次ぎ宿泊者は6名のみ。アットホームな夕食と小宴会は、小屋主の徳ちゃんが出演する甲武信ヶ岳のDVDを覧たり山談義を聞きながらのんびりとした時間を過ごし、就寝した。
 2日目は、三宝山から十文字小屋を経由し、八丁坂を下って毛木平駐車場に戻る。徳ちゃんの奥様が十文字小屋の小屋番をされていて、シャクナゲが見頃というお話しを頂き、楽しみに甲武信小屋を出発する。ショートカットで登山道分岐に向う。天気は下り坂だが何とか午前中は持ちそうなので、少し急ぎ足で下ることにする。樹林のアップダウンを進むと40分ほどで最高地点の三宝山(2483.5m)に到着する。山頂からは昨日登頂した甲武信ヶ岳が見える。先に進むと大きな岩、尻岩が鎮座する。尻岩を通過し2288m標高点を過ぎると武信白岩山に到着する。左に巻いて登ると足場がついていて上りやすかったようだが、相棒のHさんが直登してしまったのでその後をついて登る。武信白岩山を過ぎてさらに進むと次のピークは大山の山頂である。このコース最後のピークになるので眺望を楽しんでから梯子を下る。十文字小屋へ向かうが途中で登ってきた登山者2パーティと出合い、十文字に咲く満開のシャクナゲの情報をいただく。楽しみに足早に十文字小屋へと向かった。小屋の屋根が見え始めるとその周辺一帯は満開のシャクナゲが迎えてくた。十文字小屋では美味しいコーヒーを楽しみにティータイムと決め込んでいたのだが、小屋の主人がカメラを携え「乙女の森」に石楠花の写真撮影に出掛けると言うので同行させて頂くことにした。乙女の森には丸太を組んだ展望台も設置されて、展望台にあがると息を呑むような一面のシャクナゲの樹海に感動。この満開のシャクナゲと十文字小屋泊を目的に登ってくる登山者も多いようだ。小屋の前のベンチてコーヒータイムを楽しみながら、小屋主人の「シャクナゲの花柄を摘み採る事で毎年の開花が良くなる」という苦労話などをお聞きして十文字小屋を後にした。
 毛木平までは急な八丁坂を下り、沢沿いに新緑の樹林の中を所々に咲くシャクナゲの余韻に浸りながら、千曲川源流に架かる橋を渡って登山口の毛木平駐車場へと向かった。(坂)

概念図
トラック 登り=赤 下り=青


トップ

Copyright(C) 2018 福島登高会 All Rights Reserved.