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No.5896
大朝日岳 1870.7m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
おおあさひだけ 地形図

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山行期間 2018年8月15日(水)
コースタイム 朝日鉱泉(4:36)→2合目・二股出合(6:19)→4合目・長命水(7:35)→6合目・1369m(8:32)→8合目・1650m(9:45)→大朝日岳(10:33,10:40)→大朝日避難小屋(10:49,10:53)→霊山朝日嶽神社奥宮(11:10)→熊越(12:13)→小朝日岳(12:37,12:44)→鳥原山(13:48,13:52)→鳥原小屋(14:08,14:20)→金山沢(15:17)→993m三角点(15:38)→朝日鉱泉(16:48)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
朝日川を吊り橋で渡る 朝日川の澄んだ流れ 二股の壊れた橋
長命水の水は涸れていた 秋の花マツムシソウ 遥かな稜線、手前にはリンドウが花を付ける
大朝日岳の山頂 大朝日岳山頂避難小屋 朝日岳神社奥宮の石柱
シャジンも咲いている 尾根伝いに小朝日岳へと向かう お化けチックな木
小朝日岳の山頂 鳥原小屋へはもう少し 鳥原小屋の神社と犬
鳥居を抜け鳥原小屋へ 金山沢の渡渉点 朝日鉱泉へと戻った

行動記録
晴れ時々曇り
 どの山に登ろうかなかなか決められずにいた。台風も来ているし、単独行なのでさんざん悩んでまだ登ってない大朝日岳に登ることに決めた。「長時間行動だから早めにスタートしたほうが良いよ」とKさんのアドバイスを受けて前日夜に朝日鉱泉へ向けて出発した。夜勤明けのためしっかり睡眠をとりたかったので、朝日鉱泉で一泊することにした。
 宿のご主人から中ツル尾根は沢沿いのコースだから明るくなってからの出発が良いと勧められたこともあり4時半に歩き始める。午前中に小朝日岳まで何とかたどり着きたい。登山口は宿のすぐ前にあり、まずは朝日川にかかる吊り橋を渡る。中ツルコースは大朝日岳に直接突き上げるコースで、しばらくは朝日川にそって歩き、吊り橋を含め4、5回橋を渡る。出合手前の木製の橋は真ん中から折れていた。増水していたら渡渉も危険かもしれない。出合を過ぎると2合目から3合目まで高度を200mあげる急登になる。4合目の長命水は枯れていることがあるのであてにしないこと。4合目から7合目までは何とかいけたが7合目からがじわじわと急登の疲れが出てきて辛くなってきた。時折ガスが切れて山頂が見えるのとマツムシソウやハクサンイチゲ、ウメバチソウに励まされて高度をあげる。8合目からは岩場を縫って歩くようになり、大岩が見えればもうすぐ大朝日岳の頂上だ。
 10時33分、予定通り6時間で大朝日の山頂に到着。少し下り大朝日避難小屋に寄ってみる。地元の山岳会の方が交代で詰めているとのこと、この日はまだ若い女性の方かおひとりで勤めていらっしゃいました。小屋の周囲はトリカブト、ナデシコ、マツムシソウ、シャジン、ハクサンフウロ、リンドウなどなど見事なお花畑になっている。また小屋の前には小さな社があり、先の小ピークには霊山朝日嶽神社の奥宮があった。奥宮を過ぎると銀玉水の表示があり、2分ほどで水場に到着する。
 銀玉水を過ぎると鳥原小屋までは水場はないのでしっかり補給する。しばらくは緩やかに尾根伝いに下る。振り返れば登ってきた中ツル尾根が見え、正面には小朝日岳の切れ落ちた荒々しい岩肌が迫ってくる。
 登山道は熊越のコルから左側へ回り込むようについている。ここからが150mほどのきつい登り返しとなる。岩場なのでしっかり三点確保で登り、途中で左側に巻道を分ける。小朝日岳のピークを踏まないで古寺へ向かうのであれば巻道を選ぶが、鳥原山へは小朝日岳ピークが分岐になっているので登ることになる。前後して同じコースを辿ってきた男性が地図を広げて、このきつい登りを回避したいがどうしたらいいかと悩んでいた。朝日鉱泉に降りるには登るしかないので、お互い励まし合って山頂を目指す。やっとのことでたどり着いた小朝日の頂上には標識もなく、方位板と石杭が立っているだけだ。
 鳥原山までの下りはひたすらゆるい尾根をだらだら下って行く。1389mピークを過ぎると石の階段や木道が整備された鳥原山への快適な登りになる。湿地帯に出たら古寺への道を左に分け、次に白滝登山口からの道を合わせる。水場は鳥原小屋の手前にある。朝日嶽神社を写真に収めてから朝日鉱泉への下りにかかる。水は鳥原でもとれるが、この先、金山沢でも水は得られる。高度を400mほど下げ金山沢を渡渉して登り返して尾根に出る。993.9m三角点を過ぎ、878m標高点を過ぎると道は急角度で下って行く。一気に高度を下げ中ツル尾根のコースと道を合わせると朝日鉱泉は近い。朝日鉱泉には16時48分に到着。ちょうど目標の12時間で行動終了となった。朝日鉱泉は500円で入浴することが出来る。運良く浴場の窓から大朝日岳が見え、汗を流してさっぱりしてから福島へと戻った(深)

概念図
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トラック 登り=赤 下り=青


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