Fukushima toukoukai Home page |
|
No.5927 |
大境山 |
1101.5m二等三角点峰 |
山行種別 無雪期一般 |
おおざかいやま |
地形図 |
山行期間 |
2018年10月18日(木) |
コースタイム |
大境山登山道入口(7:28)→大境山(11:01,11:35)→登山道入口(14:09) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
|
|
|
用水路に沿って登山道がついている |
最初の標識 |
スギ林の中を登って行く |
|
|
|
急登がはじまる |
雪で大きく曲がったブナ |
だいぶ紅葉が進んでいる |
|
|
|
眼下には雲海が広がる |
雲海の隙間から下の集落が見える |
赤く染まった木々が美しい |
|
|
|
稜線に乗っても山頂はまだ先である |
山頂へは緩やかな登り |
山頂手前の池塘 |
|
|
|
大境山の山頂 |
正面に西俣ノ峰が見える |
飯豊連峰の峰々、御西岳もわかる |
行動記録 |
天候・晴れ
大境山は新潟県と山形県の県境の山で、倉手山と同じく飯豊連峰の展望台でもある。飯豊以外にも吾妻連峰や朝日連峰、さらには蔵王なども見ることができる。この日は天候に恵まれたこともあり360度ぐるりと見渡せ、山々だけでなく日本海の海岸線や佐渡島、粟島などもはっきりと眺められた。
登山口近くの県道260号線、中田山崎の酒屋の向かい側が車を止めるスペースになっている。酒屋の右手に登山道入口の標識があり、用水路のわきを歩いて登山道へと入っていく。用水路の堰堤には梯子が架けられていて楽に越えられるようになっている。「←左 大境山頂」の標識を見て杉林の下を行く。次に「→右 大境山頂」の標識が出てくる。ここから自然林の中を沢に沿って歩いていくと、やがて豊かなブナの森に変わる。
ブナの実を拾い食べながらゆっくりと登って行く。大境山は標高1100mだが緩急はあってもほぼ急登が続く山なのでペース配分を考えて登りたい。ブナ林の中は霧が立ち込め幻想的な雰囲気だ。標高760m地点の少し平らな所で下を見ると雲海が所々切れ、あちこちの山が雲の上に顔をのぞかせて感動的な眺めだ。
青空が広がり始めた。高度が上がるにつれ次第にブナの黄葉、ナナカマドの紅葉が美しくなってくる。県境を越え稜線を右に巻いていく。874mの大セド峰を越えると、水場がある。偽ピークがあるので山頂はまだ先だ。県境の稜線に出ると視界が開け、いくぶん斜度も緩むので楽しんで歩くことができる。しかしまだ崩壊した狭い道や岩場もあるので気は抜けない。
池塘付近はかなりぬかるんでいるが、水面に青空と紅葉が映えて鏡のようだ。池塘を過ぎれば緩やかに山頂へ達する。目の前に飯豊のいぶり差岳がそびえ、飯豊本山、御西のなだらかな稜線、いぶり差岳の隣奥には二王子岳、さらにむこうには弥彦山、日本海には佐渡島、粟島がくっきりと見える。眼下には倉手山、大花山、南には朝日や吾妻連峰も見える。まさに360度の大展望が楽しむことができた。
山頂でゆっくり昼食をとった後、急坂に気を付けて登山口へと戻った。緩急のある登り、ブナの美しさ、歩く楽しさがコンパクトに凝縮された楽しい山だった。(深) |
概念図 |
|
トラック |
ルート=赤 |
トップ |
|
Copyright(C) 2018 福島登高会 All Rights Reserved.
|
|