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No.6025
大作山 567.6m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
おおさくやま 地形図

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山行期間 2019年3月2日(水)
コースタイム 大作山記念広場(10:00)→南コース分岐(10:10)→東コース→大作山(10:42,11:01)→南コース→大作山記念広場(11:40)→ひめさゆりの丘散策→大作山記念広場(11:59)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
大作山記念広場に車を駐車する 散策路入口 落葉しているので登山道は明るい
南コースと東コースの分岐 東コースを登って行く 途中にある上水中継施設
尾根に乗ると大作山のピークが見える 北斜面にはまだ雪が残っている 山頂広場に到着する
山頂標識とあずまや 大作山の三等三角点 大作山の宝きょう印塔
山頂からは霞がかかっているが福島市街地を見下ろせる 中心に福島市のシンボルである信夫山が見える 山頂部の上水施設
南コースを下る 右に展望広場への道を分ける モミの木が出てくると東コース分岐は近い
伐採作業は今月末まで行われている ひめさゆりの丘を散策する アカマツの林を進む
ヒメサユリが咲くのは6月上旬 飯坂の温泉街が一望できる 方位盤が作られていた
遠くに蔵王を望むことが出来る 落葉した木々の間から見る大作山のピーク 麓にはすりかみ浄水場がある

行動記録
 起伏のある歩行訓練は今日で2回目、近くの大作山に登ってみることにした。そういえば前に訪れたのは2008年5月なので実に11年ぶりである。大作山へは、すりかみ浄水場か天王寺から入る。道路は浄水場の専用道路を利用した方が道幅も広い。どちらを行っても浄水場の脇で道は合わさる。出発点となる大作山記念広場へは細い舗装路をさらに2kmほど進む。今月末までは伐採作業のため大型車の通行があるので注意が必要だ。
 大作山の遊歩道は1981年に大作山生活環境保全林として福島県によって整備され、その後に福島市に移管された。私たちが最初に調査したのが1982年4月で、当時2mもある幅の広い遊歩道に砂利を敷き詰め、立木を切り倒して広場を作り、芝をはって、よそから花木をもってきて植えてできた公園である。今では訪れる人も少なく静かな山歩きが楽しめる。
 登路はいくつかあるが、今日は東コースから大作山に登り南コースを下ることにした。大作山記念広場に車を止め、道路を泉の森方面に進むとすぐに上水施設があり、「散策路入口」の標識に導かれて左の遊歩道に入る。幅の広い道を進むと南コースと東コースの分岐に着く。今の時期は道が枯草に覆われているので東コースを見逃す場合があるので注意しよう。間違ったらそのまま進んだら逆廻りになるだけなのでそう心配することもない。右の東コースに入ると勾配が増してくる。道はさらに分岐するので右に折れて尾根に出る。木々の間から大作山の山頂部が見える。
 尾根の右側下部は摺上川が流れている。落葉している今の時期は地形が良くわかる。さきほどの南コースとの分岐から30分ほどで大作山の山頂広場に出た。まだ雪が残っていたが、山頂部は芝生になっていてあずまやも建っている。ここ最近だろうか、木製ペンチが整備され、南側が大規模に伐採されて福島市街地が見通せるようになっていた。ベンチのキシラデコールの剥げ具合からすると設置されたのは3〜4年前だろうか。
 山頂部には大作山三等三角点と飯坂湯山城に居を構えた飯坂小次郎正信が建立したと言われる大作山宝きょう印塔がある。そのほかには昔に整備された古いトイレと水場があるが水は出ない。しばし休憩してから南コースを下ることにした。下山路は南コースの他に車も通れる程のつつじが丘への道と、泉の森方面へ下る道などがあるが、久しく歩いていないので、どのように変化したかは定かでない。
 南コースは南東斜面をジグザグに下って行く。周りの木々は落葉しているので遊歩道は明るいが、緑が生い茂ると鬱蒼とした樹林帯の下りとなる。最初に東コースへの連絡路を左に分け、次に展望広場への道を右に分ける。時間があれば寄り道してみるのも良いだろう。すぐにモミの木が現れて東コースと合わさる。車を置いてきた大作山記念広場まではもうすぐである。
 大作山記念広場の北端は、現在伐採作業の貯木場になっている。重機や大型トラックも行き交うので注意したい。広場を横切ってひめさゆりの丘へと向かう。ひめさゆりの丘は333m標高点のあるなだらかな独標で、朽ち果てた藤棚の脇には真新しい方位盤があった。ここからも南東側が広く伐採されて飯坂温泉の町並みが見下ろせるようになっている。摺上川対岸の高清水地区のロックシェッド上部が2011年の東日本大震災の際に崩落し痛々しい姿だったが、いまでは崩落箇所の工事も完了していた。
 ここにヒメサユリが咲くのは6月上旬であろうか。4月〜5月にかけてはサクラを始め様々な花が咲く。近くの舘山にはシラネアオイも自生しているので、これからの時期歩き回るには良い季節となる。泉の森にはヤエザクラが植えてあり季節には見事に花を付ける。麓に下り舘山の大手前の配水タンクのところには飯坂温泉花ももの里もあるので、ついでに訪れてみるのも良い。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
Data1 大作山記念広場/砂利、芝 315m 9時58分 0.263 0.253 0.259 37゚51'03.86"/140゚25'40.75"
Data2 東コース尾根/枯草、土 435m 10時21分 0.239 0.232 0.236 37゚51'11.89"/140゚25'31.34"
Data3 大作山山頂・三角点/芝 568m 10時44分 0.187 0.175 0.181 37゚51'18.48"/140゚25'18.75"
Data4 ショートカット分岐/枯草、土 620m 11時13分 0.236 0.226 0.233 37゚51'13.56"/140゚25'23.93"
Data5 南コース分岐/モミ、落葉樹 370m 11時30分 0.298 0.291 0.295 37゚51'06.84"/140゚25'28.27"
Data6 ひめさゆりの丘/草地、土 333m 11時46分 0.215 0.201 0.209 37゚51'07.44"/140゚25'49.35"
Data7 大作山記念広場/砂利、芝 315m 11時59分 0.272 0.262 0.265 37゚51'03.95"/140゚25'40.80"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては電子web地図で表示するおおよその数値を掲載しています。


概念図
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トラック 登り=赤 下り=青 ひめさゆりの丘散策=緑


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