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No.6047
河島山 194.2m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
かわしまやま 地形図

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山行期間 2019年4月14日(日)
コースタイム 伝承館雪ん子広場駐車場(9:36)→展望台(9:44)→河島山(10:11,10:24)→林間広場(10:38,10:47)→西溜池
・鳥居(11:01)→駐車場(11:11)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
伝承館雪ん子広場(伝承館スキー場跡)から歩き出す 河島山の案内図 伝承館雪ん子広場の駐車場
ローラーの滑り台 尾根に向かって登って行く 最初のピークには展望台が建っている
展望台から眼下に最上川を望む 尾根伝いに散策路が整備されている ショウジョウバカマが花を付ける
丸太の階段 夫婦沼への分岐標識 尾根にある林間広場への分岐標識
河島山山頂・一の丸への導標 河島山の二等三角点 散策路の脇にはフキノトウが咲いていた
頂上と林間広場への標識 林間広場 林間広場にはベンチもあった
西溜池への下り 湯殿山神社と西溜池との分岐 オクチョウジザクラは山形、秋田などの里山に咲く
水道施設 湯殿山神社の石碑 西溜池を挟んで甑岳が見える
西溜池の脇に湯殿山神社参道入口の鳥居がある 西溜池、あずまやもある 駐車場の前にある河島山散策路猪口の看板

行動記録
 河島山は村山市の市街地から見て西方に位置し西側には最上川が流れる。河島山はかつての山城であり、また県指定史跡で、旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡、さらに鎌倉・室町時代以後の五輪塔、板碑まで残っている貴重な文化遺跡でもある。登路もたくさんあってどこから登ろうかと考えたが、車を止めるのに都合の良い農村文化保存伝承館手前の伝承館雪ん子広場の駐車場から登った。歩いたルートは三角点を確認しただけで、肝心な遺跡は回らないでしまった。
 まず、車を伝承館雪ん子広場前の駐車場に止めスキー場跡の斜面を登っていく。広場にはローラーの滑り台が設置されているが、下半分に手すりがない。子供達が滑ろうにも危険で遊べないようだ。最初のピークには展望台があった。あがってみると眼下にゆっくりと最上川が流れる。展望台から尾根伝いに進むと案内図の「古墳」にあたるなだらかなピークに出る。それを越えると夫婦沼への道を右に分ける。次のピークを越えコルまで下ると「竜神の吊り橋へ」の導標が出てくる。これが国土地理院の地形図に標記されている伝承館雪ん子広場から直接登ってくる道だ。
 さらに進んで、ほぼ山頂部まで来ると林間広場への道を左に分ける。真っ直ぐが白山神社へ通じる展望広場の方向である。すぐに「チャシ跡、一の丸」の導標が出て来た。山城なので一の丸はわかるが、チャシは何の意味かわからなかった。後で調べてみると砦の意味らしい。ここから導標に導かれて山頂部を目指すが、一の丸がどこなのか倒木とヤブが酷くて確認できない。歩き回ること10分、曲輪の周りは空堀になっていて、その周りは土塁になっていた。河島山の三角点は、その土塁の上にあった。せっかく三角点のある山城で一の丸にあたる場所なので刈り払いしても良さそうな気もする。
 見晴らしは良くないので、三角点を確認したら下山にかかる。ヤブの中を散策路まで戻り、林間広場へと向かう。途中西溜池へ直接下るルートを右に分け、ベンチのある林間広場まで進む。ここで伝承館への道と西溜池へ向かう道とに別れる。右に折れて下って行くと、道は湯殿山神社と西溜池へ直接向かう道とに別れるので、ここは湯殿山神社へ向かうべく左に折れる。すぐに水道施設があった。湯殿山神社の石碑は水道施設の南側に建っていた。石碑の前には古材が積み重ねてあったが、湯殿山神社の祠が壊れた跡のようだ。
 尾根伝いに下って行くと西溜池へと続く。溜池の堰のところに湯殿山神社の鳥居があった。堰堤を進み道路に出たら車を置いてきた伝承館雪ん子広場の駐車場へと戻る。西溜池で地元に人と話をすることが出来き、向かいにそびえる山が甑岳だと教えていただいた。
 最初にも書いたが、五輪塔や板碑のある河島山遺跡に寄ることなく下山してしまった。歴史を辿りながら河島山を散策するのであれば白山神社からのルートを取った方が良かったかもしれない。いずれにしても事前調査が不足だったと反省しきりである。またの機会があるとしたら、ぜひ別コースを歩いてみたい。(和)

概念図
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