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No.6085
日山(天王山) 1054.2m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
ひやま(てんのうざん) 地形図

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山行期間 2019年5月22日(水)
コースタイム 葛尾登山口(10:15)→岩下(浪江)分岐(10:34,10:38)→山頂まで約1.5km標柱(11:11)→山頂まで約0.3km標柱(11:55)→岩清水(12:03)→日山・山頂広場(12:11〜12:55)→岩清水(13:00)→岩下分岐(14:09)→葛尾登山口(14:25)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
葛尾登山口 車止めの鎖が張ってある 林道を進む
山頂までの距離を知らせる標柱 岩下(浪江)登山口からの道を合わせる 浪江側は帰還困難区域のため立ち入りは出来ない
旧参道も浪江側になるため立入禁止 幅の広い道を登っていく 苔むしたベンチもある
尾根に乗ると山頂まで約2.25kmの案内標柱がある シロバナエンレイソウ ギンリョウソウ
チゴユリ 福島県立自然公園(特別地域)になっている 山頂まで山1.5kmまでくると葛尾側に新しい道が刈り払いされていた
1.5km標柱から5分ほど進むと進入禁止となる(左側に刈り払いされた道がある) 刈り払いされた葛尾側の道 途中に大きな岩も点在する
山頂まで約0.3km地点から岩清水経由の参道へと入る 以前から歩かれていた岩清水への道 ラショウモンカズラ?
岩清水 巨岩、奇岩は阿武隈山系では珍しくない 石室にあった小さな祠は朽ち果てていた
日山の山頂広場に出る 山頂広場にある展望台と田沢の日山神社 すこし離れて三等三角点
日山の山頂案内図 展望台に上がってみる アヅマギク
展望岩からの眺め 田沢の日山神社 フデリンドウ
ユキザサ 中腹ではツヅジが見頃になっていた 登山口に戻った

行動記録
 5月17日に五十人山に登り、帰りにせせらぎ荘で入浴したときに「今年から葛尾でも日山の山開きをしますから来てください」と言われたことが頭から離れなかった。日山は原発事故があった2011年から山開きを止めていたが、地元の人たちの努力もあって昨年(2018年)から実に8年ぶりに山開きを再開した。しかし、葛尾側の登山道は所々で帰還困難区域のために立入禁止となっている浪江町側を通るため昨年の山開きに加わることが出来なかった。今年は念願の山開きをするというので、ひと足早く登ってみることにした。
 葛尾登山口は2つある。ひとつは昔からの参道を登るコースと、中腹にある放牧場のところの登山者駐車場から林道を行くコースである。参道の登山口には駐車場が無いので、中腹の登山者駐車場から登ることにした。広い駐車場には案内板がありおおよその登山行程がわかるようになっている。車止めのチェーンを跨いで林道に入る。フェンスに掲げてある「立入禁止」の看板は放牧地の牧柵内への立入を禁止しているもので、登山コースへの立ち入りを制限しているわけではない。しばらくは樹林帯の幅間広い林道を緩やかに進む。途中に「山頂まで山3.1km」の案内標柱が出てくる。この標柱はコースの所々に立っていて山頂までの残りの距離を教えてくれる。
 右側から下から登ってくる参道を合わせ、少し進むと峠になり浪江町の岩下登山口から登ってくる道と合わさる。「山頂まで山2.7km」の標識もある。ここで現実を突きつけられることになる。岩下登山口からの道にはゲートが設けられ「この先帰還困難区域につき立入禁止」の看板が取り付けられている。空間放射線量は0.517μSv/hとさほど高くないが足を踏み入れることは出来ない。鳥居は朽ち果てている山頂へ向かう旧参道も浪江側を通るために立入禁止だ。左側の軽トラが登れるくらいの幅の広い葛尾側の道を登っていく。つづら折れに道は続き、登って行くと右から旧参道の道を合わせ「山頂まで山2.25km」標柱に出る。ここから尾根伝いに緩やかに進む。道端にはシロバナエンレイソウやチゴユリ、ギンリョウソウなどを見ることが出来る。
 「山頂まで約1.5km」標柱まで来ると左に刈り払いのされた跡があった。その時は何とも思わなかったが、5分ほど進むとゲートがあり立入禁止になっている。これ以上進めないのかと愕然としたが、その脇に先ほどの刈り払いのルートがあった。葛尾登山口から浪江側の立入禁止区域を通らないで日山へ登るため作った刈り払い道なのだ。地元の人たちの努力に感謝である。刈り払い道はまだ人が歩かれた形跡は少ないようだが、尾根の葛尾村側を通るように工作されている。しばらく行くと刈り払いが途切れてしまった。背ほどの笹をかき分けて進むと、また刈り払い道が出て来た。刈り払いがされていないのは30mほどだろうか。6月2日には山開きまでには通じるのだろう。
 途中に大岩などもあり、以前からある道を歩くのとはまた違ったわくわく感がある。尾根沿いの広い道に戻らなくても岩清水のルートに出ることも出来るが、いったん広い道と合わさったので、そちらを行くと「山頂まで約0.3km」の標柱に出る。ここで山頂に真っ直ぐ進む道と岩清水を経て山頂へ向かう参道とに分かれる。真っ直ぐの道は立入禁止なので岩清水へと向かう。道は山腹をトラバースするように進み岩清水に着く。岩清水は湧水だが水量は少なくお湿り程度だ。道をさらに進むと大きな岩があり、祠のある石室に着く。小さな祠は朽ち果てて倒れていた。左から回り込むようにあがっていくと日山の山頂広場に着く。
 山頂には3つの神社がある。西側から茂原の旭神社、葛尾の日山神社、田沢の日山神社だ。秋にはそれぞれの地区から獅子舞が奉納されるのだが、原発事故の後はどうなっていたのだろう。三角点は東側の少し入ったところにある。その南側には展望岩があり、山頂に大きな展望台ができるまでは日山の最高のビューポイントだった。山頂広場でノンビリしていると田沢側から草刈り機の音が聞こえてきた。地元の人たち3名が山開きに合わせて登山道の整備をしてくれていたのだ。今年は葛尾側からも登山者があがってくるので、大変な賑わいになるのだろう。
 山頂で40分以上も休んだろうか。刈り払いの人たちと別れて下山する。まずは岩清水に下って、参道を進むと0.3km標柱に出る手前で右に刈り払い道を見つけた。刈り払い道を繋いで進むと、広い道に出ないで1.5km標柱のところまで歩くことが出来た。この間1.2kmほど刈り払いがされていたことになる。中腹ではツツジが見頃で、山頂部もあと1週間も過ぎれば満開になりそうである。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
Data1 葛尾登山口駐車場/アスファルト 710m 10時14分 0.244 0.234 0.239 37゚32'14.72"/140゚42'05.38"
Data2 山頂まで約3.1km標柱/アカマツ含む混交林 760m 10時26分 0.521 0.510 0.517 37゚32'23.96"/140゚42'20.57"
Data3 岩下(浪江)分岐/落葉広葉樹林を主とする混交林 792m 10時36分 0.438 0.426 0.433 37゚32'28.40"/140゚42'34.96"
Data4 山頂まで約2.25km標柱/同上 865m 10時52分 0.678 0.658 0.666 37゚32'33.95"/140゚42'26.87"
Data5 山頂まで山0.3km標柱/同上 978m 11時31分 0.375 0.367 0.371 37゚32'34.09"/140゚41'42.03"
Data6 山頂下石室・祠/落葉広葉樹林、スギ 1030m 12時07分 0.865 0.861 0.863 37゚32'32.60"/140゚41'01.95"
Data7 山頂広場/芝 1053m 12時12分 0.282 0.274 0.278 37゚32'33.99"/140゚41'00.78"
Data8 日山(天王山)・三角点/ツツジ 1055m 12時16分 0.371 0.364 0.367 37゚32'33.82"/140゚41'03.35"
Data9 展望岩/アカマツ含む混交林 1045m 12時26分 0.460 0.452 0.457 37゚32'33.21"/140゚41'02.84"
Data10 葛尾登山口駐車場/アスファルト 710m 14時26分 0.234 0.224 0.230 37゚32'14.56"/140゚42'05.38"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては地形図の等高線からおおよその数値を記載しています。

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