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No.6097
羽黒山 414m標高点
山行種別  無雪期一般
はぐろさん 地形図

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山行期間 2019年6月5日(水)
コースタイム 駐車場(14:34)→随神門(14:37)→五重塔(14:49)→二の坂茶屋(15:11)→埴山姫神社(15:29,15:40)→羽黒山・三神合祭殿(15:55,16:06)→吹越神社(16:33)→荒沢寺・本堂(17:00)→月山ビジターセンター(17:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
鳥居をくぐり随神門から参詣道へ 羽黒山の案内図 石段を下って祓川にかかる祓川神橋を渡る
須賀の滝 ケナシヤブデマリ 表参道の石段を進む
樹齢千年以上の爺杉 羽黒山五重塔 参道の脇にはミヤマヨメナが花を付ける
これより二の坂 二の坂茶屋 南谷の分岐にある案内板
埴山姫神社でひと休み クリンソウが群生していた 羽黒山の斎館
最後の鳥居をくぐると山頂の神社に着く 山頂にある茅葺き屋根の三神合祭殿 鐘撞道も茅葺き屋根
参拝道を通って駐車場へ 有料道路終点にある駐車場 昔の道標
奥の細道古道を下る 吹越神社 ヒメシャガ
道路を挟んで荒沢寺の参道があり、道は月山弥陀ヶ原へと続く 荒沢寺・ビジターセンターのバス停 月山ビジターセンターへ到着

行動記録
 通院ついでにリハビリで山形の低山を歩き始めて17座目は羽黒山を登ることにした。山というよりは出羽三山参拝としての山である。山頂には立派な神社が建ち、有料道路で山頂部の駐車場まであがることもできる。羽黒山は山岳信仰の中心として知られ参道は羽黒山から月山へと続く。今日は表参道の石段を登り、奥の院である荒沢寺(こうたくじ)まで歩いてみることにした。
 神社の駐車場に車を止め正面の随神門から参詣道へと足を踏み入れる。天候にも恵まれたこともあって平日だが参拝に訪れる人も多い。まずは石段で継子坂を下り京田川(祓川)に架かる祓川神橋へと向かう。途中には磐裂神社、根裂神社、五十猛神社などがあり、初めて訪れてみたが、圧巻である。橋を渡ると右に須賀の滝、次に爺杉と出てくる。スギ林の奥に五重塔が建ち、山登りというよりも参拝を兼ねた観光旅行である。参道の脇にはミヤマヨメナがたくさん咲いていた。一念峰でも気になっていたのだが、ミヤマヨメナは野草で、栽培されるミヤコワスレの原種になる。鬱蒼としたスギ林の中に淡い紫色の花を付ける。
 一の坂を過ぎると参道はゆるやかになりスギの並木を進んでいく。右にスギの大木を見て二の坂の登りにかかる。しばらく登って行くと二の坂茶屋に着く。名物の力餅を食べてひと休みするのも楽しそうだ。二の坂を過ぎてしばらく進むと南谷の分岐に着く。右に分かれる道は、かつて別当寺(別院)が建てられていた南谷へ向い、南谷には池を配した庭園がありカスミザクラが有名である。時間が許せば回ってみるのも良さそうだ。
 南谷分岐から三の坂が始まる。二の坂茶屋で休んでこなかったので、三の坂の途中にある縁結びの埴山姫神社でひと休みした。八幡神社を過ぎて三の坂が終わると、左側にクリンソウが群生していた。左に羽黒山の斎館を見る。斎館は山伏修行の祈祷の場として用いられ、予約すれば精進料理もお願いでき、宿泊もできるそうだ。最後の赤い鳥居をくぐると三神合祭殿が立つ羽黒山山頂である。まずはその見事さに驚く。屋根は立派な茅葺きで現在は葺き替え工事中である。まずは参拝をしてから周りを見学させてもらう。鐘撞堂も茅葺き屋根である。右手には大雷神社、健角身神社、稲荷神社、大山祗神社、白山神社、思兼神社、八坂神社の末社が並び、ここが山の山頂であるとは思えない程の敷地である。あまりにも圧倒されて肝心の414m標高点の位置を確かめないでしまった。
 参拝道を通ってレストハウスのある有料道路の駐車場へ出てから、奥の細道古道を荒沢寺へ下ることにする。道路に「自動車専用道路につき歩行禁止」の看板がある。さて何処を歩いたら良いものやら、初めてなのでわからない。ズルをして少し進むと道路に横断歩道の表示があった。駐車場の中程から入る歩道が見つけられなかったようだ。古道はスギに左右を囲まれて下って行く。少し下ると右に道を分ける。地形図からすると、ここが南谷への道のようだ。もしそうであればここから随神門へ戻るのも良さそうだ。
 下って行くと吹越神社に出る。ここは秋の峰入の際に山伏たちが籠り修行をする道場とされ、峰中堂とトイレなどもある。古道はここで中間点、さらに下って行くと参道脇にはヒメシャガが咲いていた。やがて県道47号に出る。道路向かいは荒沢寺で羽黒山の奥の院とされる。参道は更に延びていて月山八合目の弥陀ヶ原へ向かう道路へと続く。女人禁制の石柱が立つ荒沢寺に寄ってから道路に戻り、月山ビジターセンターへと向かった。ビジターセンターと荒沢寺の間にはバス停があり、いでは文化記念館・随神門にバスで戻ることも可能である。翌日は金峯山に登るので今日の泊まりは羽黒山キャンプ場とした。(和)

概念図
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