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No6102
あけら山
820mピーク
山行種別    無雪期一般
あけらやま 地形図

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山行期間 2019年6月13日(木)
コースタイム
北原尾登山口(5:46)→カタクリの丘(6:04)→遠刈田横柴登山口(6:15)→カタクリの丘(6:30)→あけら山(7:01)→北原尾登山口(7:31)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
麓から見るあけら山とカタクリの丘 案内板に導かれる 北原尾登山口への入口
駐車場と登山口の案内板 南蔵王が目の前 ここを左へ
北原尾登山口、道路右側に標識がある 林間を登っていく 鉄塔下を横切る
カタクリの丘(641m) 遠刈田横柴登山口 山頂が見えた
伐採地上部が唯一の展望ポイント 急斜面のロープ あけら山の山頂
山頂標識 下山すると牛がいた 駐車場

行動記録
 天気予報では13日は快晴らしい。平日だが梅雨の晴れ間は貴重なので朝にひと山登ることにした。出勤前の数時間なので近場の青麻山にいつもの電波中継所から登ろうと思ったが、ふと昨年に整備された新しい道があることを思い出した。まだ歩いたことがなかったので調べると、パラコース登山口と北原尾登山口など複数の登山口があるようだ。パラコースは距離もあるので時間的に無理と思い北原尾から登ることにした。これらの道はもともとあった道も利用し蔵王古道の会で整備したのだという。
 北原尾地区の国道457号にある「天皇皇后陛下行幸啓」の看板から東に入る。進んでいくと小さいながら手作りの案内板に導かれて登山口入口となる牧草地に着いた。自分は手前の道路脇に車を止めたが、案内板には牧草地に駐車してよいように書いてある。実際皆さん停めているようだ。牧草地の中を南に歩き始めるとすぐ案内板により左に曲がり、突き当り手前の右に「北原尾登山口」の案内板があった。少なくとも道路から登山口までは、牧草地の中なのでおそらく民有地なのであろう。ありがたく通らせていただいた。
 登山口から林の中へ入り登っていくが、まだ踏み固められていない地面は踏んだ感じが柔らかくて気持ちが良い。明瞭というほどではないが、踏み跡を見失わない程度には道がついている。要所要所にはテープが付いているので道を外す心配も少ない。高圧線の鉄塔の下を通り過ぎて登っていくと、小ピークに「カタクリの丘」との案内板があった。何の気なしにまっすぐ進んでいくと下り始める。遠刈田横柴登山口の方に向かっていることに気付いたが、登山口を確認するのも良いだろうとそのまま進む。この時点で青麻山までは時間的に無理となり、手前のあけら山までとすることに変更する。やがて林道に出て登山口の案内板を確認。横に送電線巡視路の看板もあったので、この道は巡視路を一部利用したものであることが分かる。登り返して先ほどの小ピーク分岐から青麻山・あけら山方向へと折れる。緩い尾根道を登り下りまた上ると急斜面になる。これを登ればあけら山の山頂だろう。この急斜面の道はまだ道になり切っていない踏み跡程度だ。ひと汗かいてあけら山の山頂に到着。ここまでの道もおおむねそうだったが、山頂も樹木に遮られて展望は全くない。
 すぐ踵を返すと下山にかかる。トレイルランとまではいかないが可能な限り小走りで駆け下る。地面感触がソフトでグリップもいいので快調だ。車に戻ると急ぎ帰宅して通常どおりに出勤。登山口から山頂までに眺めがあるのは伐採地の上を歩く時くらいで、それも蔵王とは反対側にしか開けていない。しかし、林間の歩きは気持ちが良く静かな里山を楽しむことができる。また、登山口からは南蔵王の大展望が眼前に広がり、これまでの青麻山東側からの登山ルートが蔵王がほとんど見えないのに比較すると、とても新鮮に感じたのである。車をデポしてあけら山から青麻山へ(その逆も)と抜けるとミニ縦走ルートにもなる。まだ踏み固められていない道は膝にやさしく歩きやすい。なお、水場はこのコースにも他のコースにもない。(熊)

【 青麻山古道について 】
 その昔、蔵王信仰は青麻山が始まりだったとのこと。青麻山の麓に宿坊を構えて蔵王を歩き回った修験者達がいたのだという。その当時歩かれた道も、歩く者がいなくなるといつの間にか失われてしまったのだろう。それを蔵王古道の会が数年かけて整備し、昨年復活したのが青麻山古道である。

.概念図

.ルート図 ルート=赤
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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