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No.6169
花塚山 918.2m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
はなづかやま 地形図

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山行期間 2019年9月6日(金)
コースタイム 花塚の里入口(9:30)→放鹿神社(9:40)→中央御室岩(10:09,10:13)→尾根分岐(10:27)→花塚山(10:42,10:57)→花塚台(11:07,11:16)→比曽堺(11:26,11:38)→北峰・2号休憩所(11:48,12:08)→堅石分岐(12:11)→堅石[堅岩](12:24)→比曽堺分岐・水場(12:40,12:44)→あずまや・1号休憩所(13:02)→放鹿神社(13:19)→花塚の里入口(13:27)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
かつては子供達で賑わっていたちびっこ天国「花塚の里」 参道を進むと鳥居が出てくる 放鹿神社
ここが登山口になっている スギの造林地の中を登る 広葉樹からアカマツの林に変わる
登山道脇の烏帽子岩 大黒様 行者もどしの岩を登ってみた
姥神様 中央御室岩へ寄ってみる 中央御室岩
胎内くぐり岩 稜線分岐から右へ折れて花塚山を目指す 阿武隈山系らしく稜線には巨岩、奇岩がたくさん出てくる
富士見岩 花塚山山頂からの眺め 飯舘村の岩部ダムへの下山口標識
山頂には二等三角点がある 戻って花塚台からの眺め 花塚台には護摩壇岩がある
花塚台から比曽堺へ下る 比曽堺、飯舘村への道は藪に覆われて歩けない 石柱の前で定点観測
北峰に向かって登って行く 2号休憩所のある北峰 峠の森自然公園へ下り始めるとすぐに堅石分岐がある
堅石へ向かって急坂を下る 堅石とも堅岩(たいてわ)とも呼ばれる高さ30mほどの堆積した石柱 フシグロセンノウ
峠の森自然公園からのトラバース道を合わせる 比曽堺から下ってきた道を合わせる(水場) あずまや(1号休憩所)へと向かう
あずまや(1号休憩所)すべての休憩所は老朽化のためロープが張ってあり立ち入りはできない アカマツ林を進む 急坂を下りスギの造林地までくると花塚の里はすぐである
花塚の里の上部にある案内板 花塚の里入口 かつての駐車場は除染廃棄物の仮置場になっていて使えない

行動記録
 花塚山は川俣町と飯舘村の境に位置し、標高は918.2mで阿武隈山系の山の中では比較的高い。古くから信仰の山として登られていたこともあり山頂へ向かう途中には大黒様や姥神様などの石神仏があり、また阿武隈山系に良く見られる行者戻し岩や胎内くぐり岩、護摩壇岩などの巨岩奇岩があって見どころも多い。
 登山口となる花塚の里へは県道原町川俣線の萩平バス停を過ぎた案内標識から右の細い道路に入る。峠の森自然公園の分岐をやり過ごし、桃木平の集落を過ぎたら左に登っていく。林道花塚線を横切ると花塚の里入口に着く。以前あった駐車場は放射能除染廃棄物の仮置場になっていて使用できない。車は花塚の里入口の車止めの前に止めるようになる。登山口はこの他に峠の森自然公園や飯舘村の岩部ダムから登ってくるコースもあるが、花塚の里からのコースが良く整備されていて歩きやすい。
 ちびっこ天国「花塚の里」は大きな滑り台やアスレチックなどの遊具もあり、原発事故前までは子供達の楽しく遊ぶ声も聞くことが出来たが、今では訪れる子供達も殆どいない。参道を登っていくと鳥居があり登山口となる放鹿神社に着く。スギの造林地の中を登って行くと明るいアカマツの林に変わる。登山道の脇には烏帽子岩や大黒様が出てくる。行者戻し岩もあるので迂回路もあるがクサリが付いているので岩を登ってみる。岩の上に立つと足下に15mほどの屏風岩が切れ落ちている。向かい側には仙人岩が見える。
 さらに進むと中央御室岩への道を分けるところに姥神様が鎮座する。御室岩はすぐのところにあるので寄ってみよう。ここが尾根までの中間点になる。行合道は小綱木への分かれ道、続いて鎮護の岩、座禅岩、御鏡岩と岩場が続く。急坂が終わり、マツ、ナラなどの混交林の中をゆっくり登っていくと、稜線の分岐に出る。ここは花塚山と花塚台の分岐になっている。まずは花塚山へ向かうことにする。
 尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら、10分ほど進むと右側に富士見岩がある。二等三角点のある花塚山の山頂はもうすぐである。以前は見晴らしの良くなかった山頂だが、現在は刈払いがされ、口太山や麓山、日山などを望むことが出来る。しばし休憩してから先ほどの分岐まで戻る。分岐からは尾根伝いに花塚台を目指す。すぐに胎内潜り岩や護摩壇岩のある花塚台に着く。見晴らしは最高で、特にクサリを使って護摩壇岩に登れば360度のダイパノラマを楽しむことができる。阿武隈山系の日山、口太山、それに吾妻、安達太良、条件さえ良ければ蔵王、遠く太平洋も見ることが出来る。はずだが、今日は残念ながら花曇りで遠目が利かない。護摩壇岩の脇にあるあずまや(3号休憩所)はトラロープが張られ立入禁止になっている。手入れがなされていないので老朽化が激しく板が腐ってしまっている。3年に1回ぐらいキシラデコールを塗って管理してやれば何年でも持つのにもったいない。
 次は花塚台から尾根に沿って北に向かう。いったん北峰とのコルまで下りると飯舘からの登山道を合わせる。ここが比曽堺の十字路だ。今では飯舘からの道は歩く人も無く藪化して使えない。原発事故が起きた2011年11月の時には5μSv/hあった線量も今では1μSv/h程度に減衰している。ここは斜度が無く土砂等の移動も無いので事故後に毎年放射線量を調べている場所だ。定点の石柱のところで計測すると地上100センチで平均値1.308μSv/h、地表で1.610μSv/hだった。
 比曽堺から北峰へと向かう。10分ほどの登り返して北峰に着く。あずまや(2号休憩所)の立ち入りが出来ないので展望は無い。お昼休憩してから下山に移る。広葉樹林の中を峠の森自然公園に向かって進むと、すぐに「竪石分岐」に着く。ここから左に折れて主尾根から派生する枝尾根を真っ直ぐ下る。結構な急坂だ。登山道の脇は除染のためだろうか広く刈り払いがされていた。支尾根から外れると目の前に見事にそそり立つ竪岩(たていわ)が出てくる。この「竪岩」だが、花塚の里の案内板には「堅石コース」と記されている。また、川俣町のホームページの花塚山の紹介の中では「堅石」と「堅岩」が混在している。登山道の分岐標識は、それ以前のものも「竪石」と表記されていた。どちらが正しいのか、それともどちらも正しいのかわからない。岩の形からすると「竪石」がもっとも適しているのかなとも思うが、川俣町のホームページに堅岩に「たていわ」とわざわざ呼び名まで書いてあるので「堅岩」を採用してみた。竪岩から岩壁沿いに下りていくと峠の森キャンプ場からの道を合わせる。
 道標に従って尾根道をさらに下りて行き、左に折れて沢との合流点まで登り返す。ここで比曽界からの道を合わせる。渇水期でもここで水が取れる。トラバースして尾根を登り返しトラバース道をしばらく進むと1号休憩所のあずまやに着く。このあずまやも立入禁止だ。アカマツの林を通り急坂を下り、スギの造林地まで来ると花塚の里はすぐである。放鹿神社の前を通り参道を下り車を置いてきた花塚の里入口に戻った。(和)

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
Data1 花塚の里入口/砂利、スギ含む混交林 545m 9時28分 0.258 0.243 0.250 37゚39'08.72"/140゚39'09.14"
Data2 放鹿神社/スギ造林地 605m 9時42分 0.174 0.166 0.170 37゚39'12.10"/140゚39'24.34"
Data3 中央御室岩/アカマツ、広葉樹林含む混交林 790m 10時11分 0.470 0.480 0.464 37゚39'16.42"/140゚39'43.88"
Data4 尾根分岐/アカマツ、広葉樹林含む混交林 890m 10時28分 0.580 0.565 0.576 37゚39'19.96"/140゚39'54.45"
Data5 花塚山山頂/アカマツ、広葉樹林含む混交林 919m 10時47分 0.635 0.594 0.613 37゚39'11.60"/140゚40'05.67"
Data6 花塚台/岩、周り広葉樹林 890m 11時08分 0.424 0.415 0.419 37゚39'20.82"/140゚39'53.51"
Data7 比曽堺/広葉樹林 812m 11時27分 1.118 1.110 1.114 37゚39'30.93"/140゚39'53.67"
Data8 北峰・2号休憩所/広葉樹林 881m 11時52分 0.776 0.762 0.769 37゚39'39.58"/140゚39'55.71"
Data9 堅石分岐/広葉樹林 865m 12時11分 1.000 0.981 0.990 37゚39'41.71"/140゚39'52.13"
Data10 比曽堺分岐・水場/広葉樹林 715m 12時41分 0.631 0.610 0.622 37゚39'33.29"/140゚39'43.16"
Data11 あずまや・1号休憩所/アカマツ主体の混交林 733m 13時03分 0.276 0.270 0.273 37゚39'24.77"/140゚39'26.70"
Data12 花塚の里入口/道路脇、スギ含む混交林 545m 13時29分 0.223 0.218 0.221 37゚39'08.58"/140゚39'09.67"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては電子web地図で表示するおおよその数値を掲載しています。
行動中の積算被ばく量 2.306μSv/h

概念図
電子国土webで見る
トラック 往路=赤 復路=青


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