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西大巓 1982.0二等三角点峰(廃止)
山行種別  無雪期一般
にしだいてん 歩行距離 12.8km  累積標高 1,250m
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山行期間 2020年8月19日(水)
コースタイム 早稲沢登山口(8:27)→布滝(9:01)→八合目(11:03)→西大巓(11:56,12:26)→アサギマダラ観賞(約15分)→ゴンドラ山頂駅(14:12,14:21)→デコ平湿原(14:39)→百貫清水分岐(15:19)→布滝分岐(15:43)→早稲沢登山口(16:13)
写真
早稲沢登山口の駐車場にはトイレもある 早稲沢探勝路入口の案内板 探勝路は良く整備されている
ミヤマシャジン 木橋は布滝との中間点 吾妻川の左岸を進む
布滝まで0.1kmの標柱 センジュガンビ 布滝
アキノキリンソウ カニコウモリ エゾアジサイ
布滝から先は歩く人は少なくなる 2度ほど吾妻川を徒渉する ダイモンジソウ
急斜面もある 所々に赤布が付けてある 前橋営林局時代の保安林の表示板
八合目まで来ると山頂までは1時間とかからない 西大巓山頂まで来て初めて人と会う 西大巓から見た磐梯山
西吾妻方面を望む 西大巓の三角点は廃止されたが三角点の石柱は健在 ウメバチソウ
根っ子が露出した登山道 スキー場上部の登山道入口 ヤマハハコ
エゾノンドウ ヨツバヒヨドリ(フジバンマ属)に群がるアサギマダラ アサギマダラのオブジェ
グランデコのゴンドラ山頂駅 ゲレンデから見る磐梯山 デコ平湿原の木道
ノリウツギ ブナの原生林の中を歩く 早稲沢登山口に戻った

行動記録
 早稲沢登山口から布滝を経て西大巓に登ってみることにした。出発点となる早稲沢登山口の駐車場はトイレもあり早稲沢デコ平探勝路の起点にもなっている。身支度をし吾妻川に沿って良く整備された散策路を進む。15分ほど行くと木橋で左岸へと渡る。ここが布滝までのほぼ中間点である。勾配がいくらか増し沢沿いに登っていくと「布滝 0.1km」の標柱があり、すぐに百貫清水への道を右に分ける。真っ直ぐ進むと布滝はすぐである。30分ちょっとで布滝に着いた。布滝は上部は15mほどだが階段状になっていて全体を見ると50mほどはあるだろうか。
 今日は布滝から西大巓へ直接登るルートほ辿る。コース的にはマイナーなルートで樹林帯の長い登りが続く。最初から急坂で、高度を100mほど一気に登る。次に登山道が左にトラバースして吾妻川に寄っていく。足元の石は苔むして滑りやすく、歩く人も少ないので草木が登山道を覆う。所々に赤布が付けてあり、沢沿いに登るのでコースから外れることは無い。ただし途中で2度ほど沢を横切るのと、沢沿いに道がついているので増水時は充分注意したい。このコースは変化に乏しく、淡々と高度を上げるだけである。どこまで登ってきたかはGPSで確認するしかない。樹林の中なので暑さを避けられるだけ助かる。
 布滝から2時間ほど登ると足元に「八合目」の標識が置かれていた。ここまで来ると西大巓まで1時間とかからない。11時56分、西大巓の山頂に辿り着いた。ここで初めて人と出会った。天気にも恵まれ山頂からの展望はすこぶる良い。南側には磐梯山と猪苗代湖が見渡せ、北東側には西吾妻山をはじめ吾妻の県境尾根が峰を連ねる。
 お昼ご飯を食べながら30分ほどゆっくり休んでから、デコ平湿原を経て早稲沢に戻るためグランデコに下ることにした。コースをグランデ経由にしたのは登路に使ったコースは岩が苔むし滑りやすくて急な斜面が続くこと。もうひとつは、グランデコに飛来しているアサギマダラ(蝶)を見て見たいからである。西大巓からグランデコのゲレンデまで400mほど高度を下げる。岩は乾いているのでいくらか歩きやすい。1時間15分ほどでゲレンデに出た。スキー場の草原にはヨツバヒヨドリ、エゾリンドウ、ヤマハハコなどが花を付け、ヨツバヒヨドリを目当てに飛び交うすごい数のアサギマダラ圧巻である。ゴンドラ山頂駅へは15分ほどの道のりなのに30分も費やしてしまった。
 ゴンドラ山頂駅でトイレ休憩も含めて10分ほど休憩してから早稲沢登山口へと向かった。ゲレンデを横切り不動沢を渡ってデコ平湿原に出る。花の時期はすでに終わっていて残っていたのはノリウツギだけ。木道を進んで百貫清水へのトラバースルートに入る。道幅も広く歩きやすいルートで鬱蒼とした木々の中をノンビリと進む。左に百貫清水の道を分け、ブナの原生林の中を抜けると布滝へ下る峠を越える。一気に高度を100mほど下げると布滝分岐である。帰路は布滝には寄らないで吾妻川沿いに早稲沢へと向かった。途中、小沢の冷たい水でタオルを浸し汗を拭うと何とも言えない心地よさだ。30分ほどで車を置いてきた早稲沢登山口に戻った。(和)

概念図
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トラック 往路=赤 復路=青

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