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中津川渓谷探勝路と議場
山行種別  無雪期一般
なかつがわたんしょうろとぎば 歩行距離 6.7km  累積標高 290m
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山行期間 2020年8月29日(土)
コースタイム 中津川渓谷レストハウス(12:31)→中津川(12:40)→中津川登山口入口(12:53)→議場集落跡(13:21)→吾妻山神社入口(13:41,13:58)→中津川登山口入口(14:35)→中津川渓谷探勝路入口(14:40,14:49)→中津川渓谷レストハウス(14:59)
写真
レークラインの中津川渓谷レストハウス 探勝路入口 今の時期に咲くのは?
短時間で沢に降りられるので訪れる人も多い 中津川に降り立つ 沢伝いに進む
橋を潜って林道に上がる 今は使われていない議場への道路 森林軌道跡は中津川登山道として使われた時期もあった
吾妻連峰中津川登山口の古い標識 林道を歩いて吾妻山神社入口を目指す 唐松川の橋を渡ると吾妻山神社入口は近い
今日の目的地は吾妻山神社入口 古いが標識もある 中津川の探勝路に戻ってきた

行動記録
 小谷山と金山浜探勝路を歩いた後に中津川渓谷探勝路を歩いてみることにした。中津川はかつては吾妻山神社への修行の道として険しい渓谷を辿ったルートを沢登りの登山コースとして使われていた。同じように飯森山の大桧沢も沢登りのルートとして要所にはクサリなども付けられ今でも使用されているところもある。中津川については沢登りをする登山者が年に1〜2パーティ入るぐらいで巻道も不明瞭なこともあって難易度の高い遡行を強いられるコースである。
 今日は沢登りでないので、一般ハイカーとともに中津川渓谷レストハウスから探勝路を下ることにする。所要時間は10分ほど。観光客に混じって丸太の階段を降りて行くと、小さな子供を連れた家族連れとスライドする。川岸に降り立つと中津川の磨かれた岩場と少しだが堆砂もあって、夏の暑さを紛らわすのはよさそうだ。秋元湖の河口から上流にかけて黒滑八丁、更に上流部には森林軌道跡に沿って白滑八丁があり、その景観は大変素晴らしいものがある。黒滑八丁は秋元湖へ続く探勝路から見ることが出来たのだが、現在は道が崩落していて通行止めになっている。手堀のトンネルなどもあってなかなかの探勝路だったのだが残念である。
 中津川渓谷探勝路はここまでなので、秋に訪れてみたいと思っている吾妻山神社への道を少し辿ってみることにした。中津川の左岸(右側)を進み橋を潜ったら林道に上がる。議場の集落後へ向かう道は車も通れないほど草木が覆っていた。「吾妻連峰中津川登山口」まで来ると林道は道幅も広くなり車が入れる程度になった。中津川登山道はかつての森林軌道跡で、沢登りの際に何度となく歩いたが崩落が酷く一般の登山者が歩ける道ではない。
 林道を先に進むとブルで道路の凹凸が削られ整備された状態になっていた。森林作業の準備のためだろうか。スギの造林地の中の道を20分ほど進むと議場の集落跡に着く。集落は跡形も無く、昔あった麓からの道は影も形もない。更に20分ぼと歩くと唐松川を渡り吾妻山神社入口に着く。今日はここまで。行動食を頬ばり休憩した。吾妻山神社へはここから山中を3時間ほど登ったところにある。以前は谷地平から吾妻山神社を通りヤケノママから藤十郎に抜ける道もあったのだが今では踏跡を見つけることも難しい。唯一残ったのがボランティアで刈り払いしてくれる人がいる議場〜吾妻山神社のルートだけである。目的が果たせたので戻ることにする。
 金堀の林道ゲートから吾妻山神社入口まで歩いても約1時間、どちらを登ってきても所要時間はさほど変わらない。変化に乏しいが金堀の林道ゲートから歩いた方が楽なような気がする。(和)

概念図
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トラック ルート=赤

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