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No.6399
葉山(長井葉山) 奥の院 1200mピーク
山行種別  無雪期一般
はやま(ながいはやま) 地形図

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山行期間 2020年10月9日(金)
コースタイム 大石大明神(7:42)→オケサ堀(8:59)→小休止(9:13,9:18)→嘉永堰(9:53)→勘進代分岐(9:58)→昭和堰(10:07)→白兎分岐(10:38)→葉山・葉山山荘(10:40,10:43)→奥の院(10:53,10:57)→葉山・葉山山荘(11:08,11:32)→勘進代分岐(12:09)→オケサ堀(12:51,12:56)→大石大明神(14:08)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
草岡登山口の大石大明神 車は4〜5台は何とか置けるがここまでの道が悪い 沢を横切ってつづら折れの道へ進む、以前架かっていた橋は無くなっていた
振り返ると長井市内が見える かつての軍道であり、石垣も残っている ブナも出てくる
一部崩落していて迂回路 道はつづら折れで急なところは無い オケサ堀に着く
オケサ堀の布谷沢分岐 細いブナの林 一部紅葉が始まった
嘉永堰 勧進代分岐 もうひとつの標識
昭和堰 白兎コースの分岐点 葉山山荘に着く
すぐ後のピークには葉山神社の社が建つ 奥の院への分岐 奥の院のケルン
ここからの展望は良いがガスで祝瓶山は見えなかった 御田代の草紅葉 葉山山荘で昼食休憩とした
勧進代分岐を過ぎて麓が見えた 今頃咲くアジサイがあるの? シラネセンキュウ?
ミゾソバ 麓の長井市内が見えてきた 出発点の大石大明神に戻る

行動記録
 福島の天気が思わしくない。山形か新潟であれば何とかなりそうなので、久々に長井の葉山に登ってみることにした。葉山は「やまがた百名山」のひとつで最初に訪れたのは今から40年も前になる。大朝日岳から縦走して草岡バス停まで歩いた思い出がある。今日はその時のメンバーの一人と日程が合ったので一緒に登ることになった。
 朝6時に福島を発ち登山口の大石大明神には7時30分に着いた。下の舗装路からここまでの道は雨で削られて状態は悪い。手前で車を置いてくれば良かったと思ったが何とか入ることが出来た。大石大明神の前に5台ほど車を止めることができる。天気は何とか持ってくれそうな感じで身支度をして7時42分に歩き出す。このコースは、朝日軍道としても有名で、今から400年以上前に、領地の中で飛び地となった庄内地方と置賜地方を結ぶ軍道として上杉景勝の家臣である直江兼続が開削したものである。藪が被さった作業道跡を進むと小さな治山ダムがあり、作業道はここで行き止まりとなる。小沢を徒渉し登山道へと入って行く。刈り払いがなされていないのか草が伸びてうるさい。オケサ堀コースと名付けられたこの登山道は、昔は朝日軍道として馬も行き来した道で、樹林帯に入ると道幅も広くなり歩きやすくなる。山は急だがつづら折れに高度を上げて行く。途中崩落箇所があり丸太や土嚢で迂回路ができていた。徐々にブナも出て来て気持ちの良い山歩きができる。1時間15分ほどでオケサ堀に着いた。ここは布谷沢分岐になっているが、布谷沢への道はすぐに藪が被さる。
 オケサ堀を過ぎると道はやや勾配が出てくるものの、急坂は無い。登り切って平坦になったところで5分ほど小休止をとった。嘉永堰には9時53分、勘進代分岐は9時58分に通過し、昭和堰入口に10時07分に着いてひと息ついた。昭和堰は刈り払いがなされていた。葉山山荘までは、あとひと登りである。特に見晴らしは無いのでモクモクと歩き、白兎分岐を過ぎ葉山山荘には10時40分に着いた。ノンビリと歩いてちょうど3時間かかった。山荘の後のピークには葉山神社の社が2つ建っている。時間も早いので奥の院まで足を伸ばすことにする。
 奥の院は中沢峰への縦走路に入り少し行くと左に道を分ける。下り気味に進み最後にちょっとだけ登り返すとケルンが積んである奥の院に着く。眺めは最高で、紅葉が始まった山腹を眼下に望み、奥には祝瓶山から続く峰々が連なる。ガスの中に微かに祝瓶山の姿が見えた。奥の院から昭和堰を経て登山道に下る道もあるようだが、歩いたことは無い。
 帰りは同じ道を戻ることにする。一旦、葉山山荘へ戻り昼食休憩をとった後、オケサ堀へ向けて下山する。白兎コースも勧進代コースも刈り払いがされていて、今度は白兎コースから登ってみたいものだ。順調に高度を下げ、オケサ堀まで下って最後の休憩をとった。ここからのつづら折れの登山道も歩きやすく膝にも優しい。朝日軍道を辿っての葉山登山もなかなか良いものだ。登山口の大石大明神には14時08分に着いた。葉山への登山路としては一番長いと言うが、急なところもなく緩やかで歩きやすい。開けた砂防ダムのある小沢付近から登山口までの間、下草が伸び放題になっていたが、コースは良く整備されているほうだろう。(和)

概念図
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トラック 往路=赤  復路=青

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