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No.6400
安達太良山 1699.7m二等三角点峰
山行種別  無雪期一般
あだたらやま 地形図

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山行期間 2020年10月11日(日)
コースタイム
銚子ヶ滝駐車場(9:31)→登山口(9:41)→石筵川渡渉点(10:11)→和尚山(12:00,12:30)→安達太良山(13:25)→牛ノ背・船明神分岐(13:38)→船明神山(13:57)→石筵分岐(14:08)→1,210m分岐(15:17)→銚子ヶ滝登山口(16:08)→銚子ヶ滝駐車場(16:18)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
安達太良登山道入口・銚子ヶ滝入口 登山口 石筵川を渡る
左岸を登る 緩やかな登りが続く 1,300mを過ぎると黄葉
1,400m辺りから斜度が増す ゴロゴロした岩の区間がある 笹が増えてくる
晴れていればさぞかしだろう紅葉 標高が最も高い分岐点を今日の山頂とする 和尚山の三角点
コルへと下る
安達太良山頂 牛ノ背を北進
牛ノ背の船明神分岐
倒れていた石筵分岐の道標
船明神山にあった火山観測装置
石筵登山口へと向かう ハイマツ帯の紅葉 笹が刈り払いされていた
緩やかな道が続く 牧草地の脇を通る 駐車場へ戻る

行動記録
 10月になりカラッと晴れが続くかと思いきや週末の天気のめぐりが悪い。今週末も台風の影響なので諦め気分だった。しかし予報では土曜日はダメだが日曜日は曇りとはいえ天気が持ちそうな山がある。吾妻も何とかなりそうなので縦走路を浄土平から谷地平の周回で歩いてみようと思った。加○さんを誘い磐梯吾妻スカイラインを登っていくと天気が悪くなりだした。浄土平に着いたころには雨になりがっかりする。しばし待ったが止みそうにもない。仕方ないので転進することにした。移動時間も考えると範囲は限られる。会長に転進の連絡をして雨から逃げられる山のアドバイスを乞うた。その結果は安達太良山の和尚山に登れとの指示であり向かうことにした。
 国道115号から県道24号線(母成グリーンライン)に入って約10キロ走ると左手に安達太良登山道入口・銚子ヶ滝入口の表示板がある。目立たないので見落とさないよう注意したい。道路の反対側に舗装された広めの駐車場がある。結構交通量もあり見通しの悪いカーブの横断には注意したい。表示板脇から登るとすぐ舗装道路に出る。この舗装道路には石筵ふれあい牧場側から入ってくることができるがゲートが夕方閉まるという。大した距離ではないので自分としては歩いたほうが手っ取り早い。舗装路を10分ほど歩くと銚子ヶ滝登山口で数台の駐車スペースがある。ここからが本来の登山道歩きとなる。林の中をしばらく歩くと銚子ヶ滝へ降りる道が右に分かれる。急斜面を下り銚子ヶ滝まで行くことができるのだが今回はパス。登山道は石莚川右岸を渡渉点へと下る。やや分かりにくいがピンクテープが目印で川にはワイヤーロープが渡してある。石を伝って渡り対岸斜面を登る。緩やかになると歩きやすい道となる。標高を上げていくと1,400m辺りから樹林が低くなり視界が出てくる。ガスっているが右手斜面の紅葉が素晴らしい。登るにしたがいガスで徐々に濡れてくる。山頂近くなると岩が多い灌木帯になる。猪苗代湖が眼下の大展望もなく残念。和尚山はここが山頂というような場所はない。山頂部は南北に平坦で長いが登山道の分岐あたりが山頂と思われる。
 分岐から南に300mほどで三角点がある。道はちゃんと刈払いされていた。戻って分岐手前の樹林の中で昼食を取ると安達太良山へ向かう。150mほど下ってから安達太良山へ登り返すことになる。松の枝が低くて腰を屈めるなどやや歩きにくい。安達太良山頂に近づくと声が聞こえてくる。こんな天気でも登山者が10人ほどいた。霧雨で風もあり寒いので長居は無用。山頂にタッチして北へと牛ノ背を歩く。山頂から約600mで船明神山へ続く沼尻分岐まで来ると左へ折れる。右手の沼ノ平はガスってぼんやりとしか見えない。足元に注意して歩いていくといつの間にか石莚への分岐を過ぎてしまっていた。石の小さな社まで行って戻る。石莚分岐は道標が倒れている。道は細い踏み跡程度であまりはっきりしていない。ガスっているときは特に注意したい。
 しばらく下ると樹林の中になり笹が刈払いされていた。途中には長靴でよかったと思うぬかるみ区間もあったが全体的には歩きやすい道が続く。ずっと樹林の中であり展望できる箇所もないので少々飽きてしまった。地形図で標高1,270m辺りにある分岐は確認できず。もう道は無いのかもしれない。最後は牧場脇の車も通れる道を下り舗装路に出る。すぐ銚子ヶ滝登山口があり駐車場へと戻った。結局、行動中雨に当たったのは安達太良山頂の前後稜線だけだった。今回はスタート時間が遅かったのでサクサク歩いたが普通なら行動時間は8〜9時間ほど見込みたい。天気が良くなかったということもあるが人がいたのは安達太良山頂のみだった。晴れていたとしても石莚からの和尚山や船明神はもともと登山者の少ないルートで安達太良山の賑わいとは対照的だ。静かな山歩きをしたい人にはうってつけのルートといえる。次回はぜひ晴れた日に歩きたい。(熊)

概念図
ルート 往路=赤 復路=青

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