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No.6446
堂六神山 476.7m三等三角点峰
山行種別  無雪期一般
どうろくじんやま 地形図

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山行期間 2020年12月6日(日)
コースタイム 真野ダム駐車場(9:40)→大倉観音(9:47)→201m標高点ピーク(10:20)→堂六神山(11:02,11:13)→疣岩(11:32)→林道栃窪大倉線・カーブミラー(12:00)→458m標高点ピーク→林道駐車地点(12:18)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
駐車場の向かいにはトイレもある 駐車場にある案内板 真野ダム
新しく建てられた大倉観音 大倉観音の由来 以前あった大倉観音跡
急峻な観音沢右岸を登り造林地の中を抜ける 尾根に上がってから291m標高点ピークに寄ってみた 尾根の途中にあった索道のワイヤー
土塁に沿って踏跡がある 植生が落葉広葉樹に変わると下草も無く登山道のようになる まずは460mピークへ登る
堂六神山の三等三角点 山頂部はこんな感じ 市村境の尾根を下る
枯れた倒木もある 疣のような岩があり右側に踏み跡がある 疣岩から眼下にはやま湖が見える
土塁の脇にはしっかりした踏跡がある カーブミラーのところに出た 458m標高点ピークを登ってから林道に降りてみた
林道栃窪大倉線の標柱 ズルをして車をデポしていたので、ここがゴール 真新しく舗装された林道栃窪大倉線

行動記録
 堂六神山は飯舘村と南相馬市鹿島区の境に位置し、三角点ある山頂は南相馬市鹿島区のエリアにある。登山道は特に無いが、稜線には昔の町村境の土塁があり踏跡もあって三角点を踏むことが出来る。
 12年前には国土地理院の点の記ルートを辿って登ったが、今回は大倉観音から尾根に取り付いてみることにした。車を真野ダム駐車場に止める。道路向かいにはトイレもありダム湖の休憩ポイントになっている。道路を南相馬市側と下ると観音沢の橋の手前左側に大倉観音がある。新しく移築されたもので、以前の大倉観音は少し進んだ涸滝のところにあった。観音堂の脇には大倉観音由来が書かれてあった。この由来は会員のお父さんが以前書いてたものだとお聞きした。大倉観音のところから観音沢の右岸(左側)に取り付くが小石の混じる急峻な斜面である。スリップすれば止まりそうも無いぐらい急なので充分注意したい。なんとかへばりつきながら登っていくと造林地の杉林になり、勾配は相変わらず急だが滑落の心配からは解放される。よくこんな急斜面に植林したものだと感心する。
 急斜面を20分ほどかけて登ると尾根に出る。尾根には土塁があり稜線伝いに微かな踏跡が付いている。出たところは291m標高点とのコルだったので、標高点ピークへ登ってみた。一帯はスギの造林地で特に展望は無い。尾根伝いに山頂を目指す。途中に索道で使用したと思われるワイヤーが放置されていた。盛んに林業が行われていた時代の名残である。造林地の先はアカマツと落葉広葉樹が混在する混交林で足元は背の低い笹だが踏跡はしっかり付いている。植生が変化し落葉広葉樹林になると下草は無くなり土塁の脇の踏跡は登山道のようにハッキリしてくる。小春日和で落葉した林は明るくてまるでハイキング気分だ。山頂部の西側の肩まで登りが続き、左に下る予定の町村境の尾根を合わせるとほぼ平らな尾根を緩やかに進むようになる。すぐに三角点に達した。山頂からの展望は無い。飯舘村のホームページに書かれている「十六善神」の祠は残念ながら探しても見つからなかった。12年前にも見つからなかったので、全く別なところにあるのかもしれない。
 山頂で少し休んでから下山にかかる。帰路は車をデポしてきた林道栃窪大倉線へのルートを辿る。先ほどの西側の肩まで戻り、北へ延びる尾根を下る。ここも造林地で斜面には曲輪のように作業道跡が幾重にも付いていた。どうやって植林の苗をここまで運んだのだろうか。昔の人たちの山仕事のことを想像しながら歩くのも里山歩きの魅力だ。踏跡は土塁の脇にどこまでも続いている。まるで登山道だ。次の小ピークで土塁は左に折れる。踏跡を見逃さなければ迷うことは無い。途中に枯木の倒木もあるが歩くに支障は無い。尾根に疣のような岩が出てくる。ここから麓が見下ろせる。木々の間から真野ダムのダム湖である「はやま湖」が見えた。この後も尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら進む。
 山頂から45分ほど下ったところで右に林道のカーブミラーが出てきた。林道は栃窪大倉線で道幅はあるもののヤブが被さっている。林道工事が完了しているのは飯舘村側だけで、南相馬市側は放置されたままだ。ここから林道はヤブを漕いで車デポ地点まで移動してもさほどの距離は無いが、458m標高点ピークを越える土塁のルートも気になったので戻って尾根伝いに登ってみることにした。最後のひと登りで458m標高点に立ってから舗装されたばかりの林道に降りたが、斜面が急で足場も悪い。ヤブを漕いでも良いので林道を歩いた方が正解のようだった。注意して林道に降り立ち車デポ地点で昼食休憩とした。
 ここから真野ダムの駐車場までは5キロの道のりがある。(正確には4.9km)歩くとするとさらに1時間30分ほど必要になる。良く使う手だが、一人の時はあらかじめ自転車をデポしておく方法もある。(和) 

空間放射線量

観測地点/特徴 標高 時間 最大値 最小値 平均値 緯度/経度
Data1 真野ダム駐車場/アスファルト 197m 9時37分 0.258 0.219 0.245 37゚43'14.18"/140゚49'58.34"
Data2 大倉観音/砂利、脇岩 175m 9時47分 0.614 0.609 0.611 37゚43'08.09"/140゚50'07.54"
Data3 291m標高点ピーク/スギ造林地 291m 10時21分 0.370 0.363 0.368 37゚43'13.40"/140゚50'08.79"
Data4 堂六神山三角点/モミ含む混交林 477m 11時03分 0.416 0.394 0.403 37゚43'18.77"/140゚50'41.92"
Data5 林道脇/土、笹 438m 12時21分 0.148 0.139 0.143 37゚43'43.88"/140゚50'26.39"
特記 緯度経度はGPSの性能の関係で多少の誤差があります。/放射線測定器 PA-1100(堀場製作所)/標高については国土地理院地図に表記のあるものについてはその数値、無いものについては電子web地図で表示するおおよその数値を掲載しています。
行動中の積算被ばく量 0.973μSv/h

概念図
電子国土webで見る
トラック 往路=赤 復路=青


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