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山行データ No.3164
布引山 430.1m 三等三角点峰
山行種別 無雪期一般・ハイキング


■山行期間 2001年5月13日
■コースタイム ●小神登山口(11:18)→布引山(11:58,12:07)→三百田・巡視路入口(12:21)
●三百田・三差路(12:47)→布引山(13:05)→テレビ塔(13:22)→七曲・舗装路が切れる民家(13:32)
●七曲(13:37)→テレビ塔(13:45,13:50)→布引山(14:19)→小神登山口(14:30)


■写真
 小神登山口の標識  山頂から安達太良を望む  山頂には小さな祠が並んでいる  三百田の送電線巡視路の登山口の標識
 送電線巡視路から三百田の登山口へ向かう途中にある  三百田登山口、道路の間から尾根道へ  各テレビ局の中継アンテナ  テレビ塔から山頂への登山道
 花の名前は苦手なので知っている人教えてください  村社春日神社  春日神社の夫婦杉  道の駅・シルクビア川俣


■行動記録

 川俣町にある布引山は別名鳴神堂とも呼ばれ、山頂には可愛い小さな祠が2つ並んでいる。木々の間からは吾妻・安達太良を望むことができ、そう広くはないが平らな広場は弁当を広げるには格好の場所である。里山でもあり山頂への道は四方からついている。今回は4つのコースを歩いてみた。
 まず最初は西側のコース、川俣町小神の村社春日神社から北東に1kmほど入ると農業用貯水池がある。登山口には布引山の標識もあるのですぐ分かる。車は2〜3台は置ける。右上には送電線が見えるので地図での現在確認もできる。入ってすぐ道は二股に分かれる。右の方が農作業のためきれいに刈り払われているが山頂へ向かうには左に入る。このコースあまり歩かれていないようで下草がうるさい。道は沢から離れて杉林の中へ。林間にはいると下草も気にならなくなった。30分も登ってきただろうか、七曲・テレビ塔からの道を合わせ、松の造林地から一段上がると三等三角点のある布引山山頂はもうすぐだ。
 山頂には小さな石の祠が2つ並んでいる。西方を望めば木々の間からは吾妻・安達太良がよく見える。東方は残念ながら木々に覆われてなにも望むことはできない。祠の前は平らになっているのでのんびりとお弁当を広げてくつろぐことができる。
 下りは南に向かって下ることにする。尾根上についた道を下っていく。左にカーブしさらにいくと道はジグザグに角度を増して下るようになる。すぐに送電線巡視路の標識のところの四差路に出る。尾根をそのまま下る。一旦平坦になった道が再び急坂になると鉄塔に出る。行き止まりかなと思ったが左に道があるので林の中に入っていく。三百田の舗装路が見えてきた。小沢を渡り舗装路に出る。ここには布引山登山口の標識と送電線巡視路の標識があり、巡視路を登山道として利用していることがわかる。山頂から15分ほどで下りてくることができた。ここから川俣町の常泉寺までは1.5kmの道のり、20分もあれば町まで下りることができる。
 次は舗装路を登っていく。左に石像がありその先のY字路に「布引山」の標識がある。道はY字路の間の尾根についている。間違ったら農家の人に道を尋ねれば親切に教えてくれる。松の木の混在する広葉樹林の中をしばらく登っていくと送電線巡視路が横断する。さらに行くと右からの道を合わせる。緩やかになると山頂はもうすぐだ。途中見晴らしは良くない。先ほど山頂から見て東側に付いていた登山道がこのルートだ。20分ほどで登ってこれる。
 次はテレビ塔へ下りることにする。西側の小神方面へ向かう。すぐに右から最初に登ってきた小神からの道を合わせる。テレビ塔へは真っ直ぐ尾根伝いに下りて行けば良い。頭上に送電線が見えてくると、間もなく右に鉄塔が出てくる。ここまで山頂から10分ほどだ。雑木林の中をさらに下りていくとテレビ塔にでる。FCT,KFB,TUF,NHKの川俣テレビ中継放送局のアンテナやJホーンのアンテナも建っている。見晴らしもまあまあである。未舗装路を下りていくと道の両側に桜の木が並んでいる。花の時期はすばらしい景観であろうと思う。民家を右に見ると舗装路に変わる。左側に4〜5台の駐車スペースがあるので車で上ってきた時は、ここを出発点にすると良いだろう。舗装路は七曲の川俣小学校の脇を通って町内に下りていく。舗装路が切れる民家から川俣小学校までは0.7km、歩いて10分ほどであろうか。
 さて車を置いてきた小神の登山口まで戻ろう。降りてきた道を駆け足でテレビ塔まで戻る。(コースタイムは走って登ったものなので参考タイムは倍にすること)一汗かいたところで遅い昼食を取る。5分ほどで食事をすませ雑木林の中へ入って行く。鉄塔を過ぎ左から小神の道を合わせ尾根の右側を北東に向かって山頂を目指す。14時19分、今日3度目の布引山山頂の三角点を踏んでから下山にかかる。登ってきた道を引き返し、先ほどの小神からの分岐点を右に折れる。道なりに下りて行くと最初の登山口、小神の貯水池に出る。帰り足で小神の村神春日神社に寄ってみる。鳥居をくぐり石段を駈け上がると左に「夫婦杉」があり一段上に大正時代に建てられたと思われる立派な造りの春日神社がある。社務所の前には水道もあり冷たい水でのどを潤す。


■概念図

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