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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3222
飯豊山
2105.1m 一等三角点峰
山行種別 無雪期一般
いいでさん 地形図 大日杉、飯豊山、川入、岩倉


■山行期間 2001年9月14日〜16日
■コースタイム 14日 福島(20:30)=大日杉小屋(22:55)
15日 大日杉小屋(6:33)→吊橋(6:42)→清水(6:50)→五段山(9:08,9:15)→五枚山(9:58,10:15)→御前山(10:37)→地蔵山(10:57,11:06)→水場(12:04,12:20)→三国岳(12:30,12:40)→切合小屋(14:15)小屋泊
16日 切合小屋(6:36)→草履塚(7:03)→姥権現(7:20)→御秘所(7:30)→一王子(8:12)→本山小屋(8:20)→本山(8:35,8:44)→本山小屋(9:00,9:10)→草履塚(10:02)→切合小屋(10:36,10:55)→御沢分岐(11:33)→目洗清水(12:17)→地蔵岳(13:05,13:15)→滝切合(13:34)→御田(14:23)→長之助清水(14:30,14:35)→大日杉小屋(15:20)
■写真
新しく建てられた大日杉小屋 白川に架かる吊橋 登りはじめの水場
五段山 剣ヶ峰 三国小屋
切合小屋 姥権現(姥地蔵) 御秘所
本山小屋 飯豊山神社 飯豊山山頂


■行動記録
 ひさびさに飯豊本山に登ってみることにした。コースは車で大日杉に入り、五段山から剣ヶ峰、三国を通って切合、本山にタッチして大日杉に下りる環状ルートを取ることにした。
14日
 福島で買い出しをしてから出発する。手ノ子から岩倉に入り大日杉小屋を目指す。大日杉小屋は道を挟んで反対側に新しく建て直された。あまり立派で私たちの山登りとは無縁のような気がする。駐車場の隅に車を止めテントを張らせてもらい仮眠する。
15日
 朝起きて準備をしていると新庄のSさんが到着。前日は車の中で仮眠していたとのこと。合流して霧の中を出発する。白川の左岸を少し進み吊り橋を渡り対岸へ。荒れた作業歩道を行くと左に清水がある。この先、三国岳の手前の剣ヶ峰の水場まで水場は無いので補給しておこう。
 作業歩道から左に入り急坂を登っていく。いよいよ五段山の登りである。急坂が一段落しトラバースして尾根に取り付く。廻りはブナ、ミズナラなどの広葉樹林、2時間かけてゆっくり五段山に登る。月夜岳からの登山道と道を合わせ地蔵山に向かう。牛ヶ岩山、五枚山、御前山と越え地蔵山の登りとなる。地蔵山で御沢からの道を合わせる。最近では長坂を嫌って横峰から登ってくる人も多い。また地蔵山には水場を経由して巻き道ができたので地蔵山に登る人も減ったようだ。小屋の跡に腰をおろし、しばし休憩する。剣ヶ峰を目指して一旦コルまで下りる。巻き道の合流点まで道の脇が刈り払いされていた。えぐれた登山道を歩かないで楽できるが、いずれ新しい道も土が削られてしまうのだろう。
 剣ヶ峰の岩場に取り付く。雨が降っている時は足場に充分注意したい。水場まで降りてポリタンいっぱい補給し尾根に戻って小休止する。ここから三国岳までは10分の距離である。三国小屋には12時30分到着、あまりにも早すぎるので、今日の泊まりを切合か本山小屋にとることにする。
 三国岳から馬返し、七森を越え種蒔山を目指す。ウメバチソウが咲いている。登山道は種蒔山のピークの右を通り、大日杉からの道を合わせる。下りていくと切合小屋である。ここには水場もトイレもありこの時期でも小屋の管理人がいる。以前は8月の夏休みが終わると山を下りていた小屋の管理人も、最近は10月末まで多くの登山者が訪れるので遅い時期まで小屋の管理をしている。素泊まり料金は2500円、予約していれば、この時期でも食事を出してくれる。本山小屋まではあと2時間かかる。時間は14時を過ぎたので切合小屋泊まりとする。
16日
 6時半出発の予定でのんびりし寝ていたら、2時頃から早出のパーティが準備をしたり、雨のため早々と下山するパーティで、いつのまにか寝ている人はいなくなってしまった。私たちは今日は本山を往復して大日杉に下りるだけなので時間まで我慢して寝ていた。
 朝、小屋を出たものの小雨が降ったりやんだりで、雨具を着たり脱いだりを繰り返す。草履塚を越え姥権現の地蔵さんにお参りして御秘所の岩場に取り付く。
 いよいよ最後の急坂、御前坂にかかる。朝4時に早出したパーティとすれ違う。Oくんの先輩が引率している年輩者の募集登山のパーティで、しばし話し込む。登り切り一王子に到着。飯豊山神社はもうすぐである。本山小屋8時20分到着、小屋は2年前に建て替えられ真新しい。トイレもある。素泊まり2000円だが、こちらの水場は一王子の下部でちょっと遠い。本山小屋と飯豊山神社は並んでいる。
 飯豊山の三角点はさらに奥にあり、さらに15分ほどかかる。一等三角点を持つ飯豊山の山頂に立つがガスで見晴らしは無い。10分ほど待つがガスが切れる気配がない。しかたなく下山することにする。
 本山小屋まで戻ると少しだがガスが切れ、小屋の写真を撮ることができた。一王子、御秘所、草履塚と戻り切合小屋に向かう。途中で大声で高齢の登山者が助けを求めている。どうしたのかと話を聞いてみるとパーティから離れてしまい、置いていかれたとのこと。無責任なリーダーもいたものだ。切合小屋まで行けば道は分かると言うのでSさんが気を落ち着かせて同行させる。切合小屋に10時36分到着、弥平四郎に下りると言う高齢の登山者と別れ、ザックをパッキングし直し大日杉に下りる。分岐を左に入り、大又沢の源頭を渡り御坪の尾根に登り返す。後は長い尾根歩きが待っている。御坪で少し休み、御沢分岐を過ぎ、目洗清水、地蔵岳と進む。天候ははっきりせず、何度雨具を着たり脱いだりしたことか、地蔵岳には13時05分、2時間ちょっとかかった。滝切合からは下り一方、順調に高度を下げていく。御田を過ぎ、長之助清水で小休止。ザンゲ坂で早出の先行パーティに追いついてしまった。ザンゲ坂には鎖が張ってある。前のパーティが慎重にひとりづづ下りているので、後30分は待ちになりそうなので、左の急斜面を藪漕ぎで下降し先行させてもらう。大日杉小屋に15時20分到着した。 


■概念図


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