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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3376
東吾妻山 1974.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
ひがしあづまやま 地形図 吾妻山、土湯温泉


■山行期間 2002年9月1日
■コースタイム 兎平駐車場(10:10)→兎平野営場(10:15)→鳥子平(10:50)→東吾妻登山口(10:55)→景場平(11:17)→展望台(12:05,12:20)→東吾妻山(12:32,12:40)→姥ヶ原(13:03)→浄土平(3:40)→兎平駐車場(13:50)
■写真
出発点の兎平駐車場 ウツボグサ リンドウが見頃
鳥子平の湿原 鳥子平から高山を望む 東吾妻山の登山口
景場平から東吾妻山頂を望む 景場平の池塘 東吾妻の途中から高山を見る
展望台から磐梯山が良く見える 東吾妻山頂 吾妻小富士がきれいに見える

■行動記録
 東吾妻山は、浄土平の南西に位置し、一切経山より少し高い。景場平をはじめとする池塘群を持ち、さまざまな花が咲き誇り登山者の目を楽しませてくれる。兎平駐車場を出発点に鳥子平、景場平を通って東吾妻に登り、姥ヶ原から浄土平に降りて兎平駐車場に戻る一周コースを紹介しよう。
 福島から車で1時間ちっとで兎平駐車場に着く。なぜ兎平駐車場かと言うと、浄土平駐車場が有料なのに対して兎平駐車場は無料だからだ。ただし、トイレも水場も無い。水はあらかじめ準備しておくこと。トイレは不動沢で済ませておくか、我慢できなければ兎平野営場の便所をお借りすることになる。
 車を置いて、スカイラインを横切り吾妻小屋に向かって簡易舗装の道を下っていく。すぐに兎平野営場の「Cサイト」入口があるので、ここから中に入る。左右にキャンプサイトへの道があるが真っ直ぐ道なりに進めばよい。キャンプサイトを過ぎたら道は二つに分かれるので右に折れる。コメツガの林の中をスカイラインと平行して登山道はついている。林の中だが、いろんな花が咲いていて楽しい。30分ちっとで鳥子平の湿原に出る。この時期は咲いているのはリンドウぐらいだが、湿原ではモウセンゴケも観察できる。鳥子平からスカイラインに出て、道路を横切ると東吾妻の登山口だ。
 樹林帯の中をゆっくり登っていく。30分ほどで景場平に出る。ここも湿原だ。今年は木道の交換が行われている。このところ吾妻山は木道整備が進み、今年は鎌沼から姥ヶ原、それに浄土平や景場平の木道が新しいものに順次交換されている。木道がキチンと整備されるまでは、湿原の裸地化が進み心配していたが、ようやく自治体が登山道の整備に力を入れるようになった。景場平の景色は素晴らしい。是非一休みしたい。振り返ると高山が見える。
 先に進もう。景場平を過ぎると再び登りになる。次は展望台まで林の中の登りが続く。緩やかになり道が下り始めると平坦地に出る。ここも湿原になっている。少し行くと、展望台の標識がある。左に入ると磐梯山がを見る絶好のポイントに出る。山頂からの眺めも素晴らしいが、この場所も見逃せない。草の上に寝転がり、しばしトカゲを決め込む。
 景色を楽しみ充分休んだら登山道に戻る。東吾妻の山頂までは、もうすぐである。山頂は多くのハイカーで賑わっていた。普段だと非常に風が強いところだが、今日はまったく風がない。磐梯山に少し雲がかかっているが、360度の展望を楽しむことが出来る。
 次は、山頂から姥ヶ原を目指す。木の根っこが露出している登山道を下りていく。林の中で見晴らしはきかない。樹林帯から抜け道が平になると姥ヶ原に出る。姥ヶ原は春の季節はチングルマが絨毯のように咲き誇る。鎌沼を左に見て、浄土平に向かう。吾妻小富士がきれいに見える。木で作られた階段を下り、やがて浄土平へ。湿原の中に敷かれた木道を通りショートカットでスカイラインに出る。ススキが秋の気配を知らせてくれる。車を置いてきた兎平駐車場までスカイラインを歩いて戻る。(I.I)

■概念図


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