7月のピスコ(ペルー)のトレーニング山行として、久しぶりに飯豊山の日帰り山行を企画する。T君は当初の予定どおり、ザイルなどを担いで重量を確保するが、私は最近の体調不良を口実に予定より軽い荷物での山行となる。
天気は晴れ、気温が上がることが予想されたので早めに登るつもりであったが、地蔵岳を過ぎることから、足が重くペースがはかどらなくなる。御田付近から上にはカタクリ、イワカガミ、ショウジョウバカマ等をはじめとしてたくさんの花が咲いていたが、充分鑑賞することもできず、まだ残雪がたくさん残る山頂のすばらしい眺めを見ても、先の長さだけを頭の中で考えてしまう状態であった。
御沢には下らずに種蒔山を通るコースを通るが、残雪を辿ったため登り過ぎてしまい遠回りしてしまった。草履塚の登りも残雪があったが適度に腐っておりアイゼンは必要なかった。草履塚の下りから先は雪はなく重い足をただ前に出すことに専念した。
山頂からは大日岳や北股岳が見え、記念写真を撮り小休止とするが、T君は少し横になる。天候は途中から高曇りとなり、少し雲が湧いてきたようで思ったより気温は上がらないようである。
帰りは、切合から御沢のコースを下るが、残雪の上を歩くためかなり早く下ることができた。時間に余裕があることもあり、山菜を探すなどしていたことに加え、下りで膝を痛めるなどしたため、帰りが遅くなってしまった。また、我々以外にも、下山時一緒になった下越山岳会のSさんをはじめ数名の方が日帰りで山頂を往復していた。(M.K)
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