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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3602
黒森山 917.4m二等三角点峰
山行種別 無雪期一般
くろもりやま 地形図 加納


■山行期間 2004年5月29日
■コースタイム ゲート(7:03)→登山口(7:40)→722mピーク(7:55)→黒森山(8:40,9:00)→722mピークとのコル(9:19)→登山口(9:32)→ゲート(10:02)
■写真
黒森山入口となる向山林道 ゲートの手前に車を置く タニウツギ
林道の途中から黒森山を望む 黒森山登山道入口 登山道は鬱蒼とした林の中
722mピーク付近からの飯豊 コルにある案内板 エビネ
チゴユリ 黒森山山頂 山頂の二等三角点

■行動記録
 黒森山は福島県山都町と熱塩加納村の境に位置する。一ノ木の集落からその山容を望むことができる。登路は一ノ木からと熱塩加納村からの二つがあり、また山頂から北方にも踏跡が続いている。
 今回は登山道が整備されている山都町側のコースを歩いてみた。登山口は山都町一ノ木から熱塩加納村宮川に向かう県道に入り、途中から向山林道に車を乗り入れる。林道入口には黒森山の案内板もあるので、すぐにわかる。しばらく行くと林道は二俣に分かれるので右に折れる。すぐにゲートがあるので車はここに置く。
 幅の広い林道を登っていく。やがて林道は尾根伝いに北に方向を変える。タニウツギが花を付けている。しばらく行くと黒森山が姿を現す。30分ほど歩いたろうか左側に広場がある。登山口は間もなくだ。
 左に大きな「登山口」の標識が出てくる。いよいよ黒森山の登りだ。最初は緩やかに登っていく。鬱蒼とした木々の囲まれた登山道だ。右に折れて急坂を少し登り尾根に上がる。右はヒノキの林、登山口から15分も歩いたろうか722mピークに着く。少し先に進むと木々の間から飯豊の山々が姿を現す。一旦コルまで折り、黒森山の登りにかかる。登山道にはチゴユリ、エビネなどが花を付ける。周りはミズナラの林、登山道はジグザグに急坂を登っていく。標高800mあたりで緩やかになり、尾根の脇腹をトラバースするように登っていく。最後の急坂を登り終え緩やかな尾根に取り付くと右から熱塩加納村からの登山道と道を合わせる。熱塩加納村からの登山道は山都町側の登山道とは違って、あまり歩かれていないようだ。すぐに黒森山の頂上に着く。山頂には二等三角点があり西側が開けていて大日岳、御西岳、本山、地蔵岳が一望できる。まさに飯豊山を見るための展望台だ。踏跡が山頂からさらに北方に延びているが未調査。
 しばし眺めを楽しんでから下山にかかる。そんなに急に感じなかった下りだが、思ったより急坂が続く。濡れているときなどは足元に注意したい。林道に戻り、道端にあるワラビを獲りながら、ゆっくりと車を駐めてきたゲートまで戻る。(I.I)


■概念図



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