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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3630
旭岳(赤崩山) 1835.2m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
あさひだけ(あかくずれやま) 地形図 甲子山


■山行期間 2004年7月31日
■コースタイム 甲子峠(8:55)→甲子山分岐(9:45)→甲子山(10:03,10:13)→坊主沼(11:13,11:28)→旭岳取付点(12:02)→旭岳(12:50,13:03)→旭岳取付点(13:35)→水呑場(13:45)→甲子山(14:09)→甲子山分岐点(14:26)→甲子峠(15:05)
■写真
甲子峠・林道市町境 甲子峠の登山口 甲子山のトラバース
甲子山分岐点 甲子山の標識
クマガイソウ
ガクアジサイ 坊主沼
坊主沼の避難小屋 旧登山道はヤブ漕ぎ
タチフウロ
コバギボウシ 旭岳を目指し急斜面を登る
ウツボグサ 山頂を示すプレート 山頂の三等三角点
リンドウが初秋を知らせる 旭岳の下りは急坂が続く 途中から旭岳を振り返る

■行動記録
 旭岳に登ろうと、前日に福島を発ち下郷町から甲子峠に向かった。行き止まりの甲子峠にテントを張って仮眠を取るが夜半から横殴りの雨になってしまった。朝になっても降り止まない。どうしたものかと思案しながら出発準備をする。降りが弱くなってきたので、8時55分歩き始める。登山口には「旭岳への登山道はありません」の案内板がある。ピークを2つ越して甲子山の東斜面をトラバースするように進む。途中、刈払いもされて登山道は整備されている。登山口から50分ほどで甲子山分岐、甲子温泉からの道を合わせる。右の登っていくと主図根の石柱のある甲子山に着く。ここから旭岳がよく見えるのだが、今日はガスで覆われ、なかなかその全容を現してくれない。景色は後からの楽しみにしよう。
 一旦コルまで降り平坦になると登山道は2つに分かれる。右が廃道となった旧道、左が坊主沼へ直接向かう新登山道である。新登山道ができてから初めてなので下調べに左の新登山道に入る。道は登らないで東斜面をトラバースするように進む。南沢左俣に出合うと沢に沿って高度を上げ、支尾根を越えて標高1580mあたりでトラバースして坊主沼に向かう。11時13分、避難小屋のある坊主沼に到着。早めの昼食を取る。
 15分ほど休んでから、旧登山道から旭岳の取付点に向かう。道は廃道化しヤブがかぶさる。30分ほどでロープで仕切られた取付点に着く。整備されていないものの歩くに支障はない。少し登ると右手に沢へ下る踏み跡が出てくる。確認のために入ってみるが、尾根から外れるので、すぐに戻り尾根伝いに急坂を登る。左右が切り立ったヤセ尾根に取り付くと坊主沼が眼下に見える。灌木を掴みながら急坂を慎重に登っていく。やがて草付きのいやらしい急斜面となる。先ほどまでの雨のため足場は滑りやすい。登りは何とかなるものの下りはヒビリそうだ。山頂直下のお花畑も、楽しむ余裕もなく一気に高度を上げ旭岳の山頂に着く。山頂からの眺めは上々。三等三角点と山頂を示すプレートを写真に収める。北側にある反射板へ踏み跡もあるようだが、確認はしていない。
 しばし休憩を取ってから下山にかかる。足場の悪いヤセ尾根の急坂なので充分注意しながら降りること。先ほどの取付点まで戻り、今度は甲子山に向かって旧道を進む。途中水場は15分ほどで往復できる。新登山道と道を合わせ、甲子山に登り返すと、何とか旭岳の山頂がガスの中から姿を現した。車を置いてきた甲子峠には15時05分到着。6時間ほどの行程であった。(I.I)


■概念図



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