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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3758
台倉高山 2066.7m三等三角点峰
山行種別 無雪期一般
だいくらたかやま 地形図 帝釈山


■山行期間 2005年8月6日
■コースタイム 馬坂峠登山口(7:10)→小沢(7:28)→湿原(8:13)→2028mポイント(8:45,8:55)→台倉高山頂(9:24,9:40)→2028mポイント(10:04)→湿原(10:28)→小沢(10:57)→馬坂峠登山口(11:11)
■写真
登山口から15分ほどの所にあ
る水場
湿原のモーセンゴケ わずかに残っていたワタスゲ
湿原の池溏 登山道の脇にはゴゼンタチバナ
が群生していた
ギンリョウソウ
途中から台倉高山が見える 台倉高山の山頂 山頂の三等三角点

■行動記録
 尾瀬のシャトルバスの運行時刻表の検索をしていたら、「檜枝岐温泉観光案内所」のサイトにたどり着き、検索すると台倉高山の登山道復活の情報が載っていた。昨年刈り払いがなされたとのことである。だいぶ前には県境尾根に登山道があり、往来があったとのことだが、近年は藪と化して残雪期や一部の愛好家の報告が断片的に報告されるだけであった。平成8年に栃木県と結ばれた帝釈山保安林管理道の開通により、様変わりしているようである。機会があったら訪れようと思っていたが、ヤブ漕ぎを強いられるので二の足を踏んでいた。 登山道が整備されたと聞いて、早速計画してみた。
 前夜いつもの相棒であるIさんと福島を発ち峠の駐車場でテント宿泊とする。朝、登山口を見てみると案内板のある帝釈山の登山口の反対側に刈り払いされた登山口ある。案内標識類はないが、設置されるのも時間の問題であると思う。
 登山道はオオシラビソの樹林の中を緩やかに登って行く。Iさんの地形図は昭和55年に調整されたもので県境尾根の登山道が孫兵衛山まで続いていいる。私の新しい地図は県境尾根の登山道は削除され、新しい舟岐林道が全線印刷されている。時代の流れを痛感する。
 登山道は1898m ポイントのピークの西側をトラバースするように登って行き、途中小沢を渡る。水温は冷たく帰りの汗ばんだ時の水補給には大変ありがたく感じた。トラバースした道は2033mポイントの間のコルにのるが全体的に尾根には乗らないで、尾根の右側を進む。2033m の手前で湿原群に遭遇するが花のシーズンは盛りを過ぎておりモウセンゴケとワタスゲが少々、登山道に沿ってゴゼンタチバナソウが咲き誇っていた。
 小アップダウンの道を行き小さな湿原の先2028m ポイントのピークにのる。いままで樹林の中であったが、東側の展望が開ける。その先も尾根の右側を行くが台倉高山の手前のピークは尾根の左側のトラバースへと変わる。このトラバースの道は笹の刈り払いされた道で刈り払いがされていなければ相当なアルバイトを強いられることが想像される。トラバースが終わると頂上まで一気の急登で、刈り払いされた頂上に到達する。頂上からは、360 度のパノラマが展開される。改めて南会津の山々の深さを思い知らされる。登山路があったとされる孫兵衛山方面は藪の覆われていたが、往復の途中で4人の登山者と会ったがマイナーな山からメジャーな山へと変貌するのも時間の問題かもしれない。(S.O)


■概念図



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